
ハイジの白パンが、焼き上がりました。
名作童話 「アルプスの少女ハイジ」 に出てくるパンです。
なぜ白く焼き上がるかというと、ミルクをたくさん入れて、砂糖の代わりに水飴を使っているからだそうです。 (水飴だとパンに焦げ目がつきにくい)
ふわっとして、とてもやわらかいパンです。
ところで、先日、テレビで昔の映画 「アルプスの少女ハイジ」 を見ました。 ドイツ語のずいぶん古い映画でした。
印象的だったのは、この物語、 “悪人” がまったく出てこないのですね。
悪人ぽい人を強いてあげるとすれば、ハイジがフランクフルトのクララの家で出会ったクララの家庭教師(女性)でしょうか。
でもこの人、クララのためを思って山育ちのハイジに厳しく接しているだけで、決して悪い人ではありません。
アルプスの山でも、フランクフルトでも、 「いい人」 ばっかりだったこの映画、深みがないかというと、そんなことはありません。
胸にアッタカイものがこみ上げ、わたしは涙こらえて見終わった次第です。
悪人が出てこなくても、喧嘩や暴力のシーンがなくても、感動的なお話はできるのですね。
仲良しのペーターのおばあさんに食べさせたくてハイジがせっせとためているんですね。あのシーンもいじらしくて涙がでましたよ。
そうです、そうです。ハイジの優しい気持ちがこもっていましたね。
行儀作法や勉強も大切でしょうが、人間にはそれよりもっと大切なものがある。
それを「感動」の中に自然に教えてくれるのが、名作の名作たる所以かもしれません。