児童書の新刊を一冊ご紹介します。
大好評 「妖怪道中膝栗毛シリーズ」 第4巻。
『妖怪道中膝栗毛 肆(四) 船で空飛ぶ 妖怪クルーズ』
(三田村信行・作 十々夜(ととや)・絵 あかね書房・刊)
逃亡した妖怪の頭領・山ン本(さんもと)五郎左衛門を追って、
江戸時代にタイムスリップした蒼一、夏実、信夫、三人の、
京に向けた東海道の旅。 今回は岡崎、鳴海、宮、桑名を行きます。
岡崎では月下美人に宿った花の妖怪 「玉蘭(ぎょくらん)」 事件に遭遇し、
鳴海では蟒蛇(うわばみ)妖怪を始めとしたたくさんの妖怪たちに出くわします。
そして、宮から桑名への七里の渡しでは、海の妖怪 「海坊主」 に襲われます。
大男、海坊主が持ち上げ、宙にぶん投げた四十人乗りの船には、蒼一たち三人も乗っていました・・・。
読者を 「ありえない世界」 にぐいぐい引き込む作者の筆は、ますます快調です。
http://www.akaneshobo.co.jp/search/info.php?isbn=9784251045140