先日、韓国文化院での「韓国映画企画上映会」に行ってきました。
今回の映画は「国際市場で逢いましょう」(原題:국제 시장)。
・・・朝鮮戦争(1950~1953)の混乱の中で、父と妹のマクスンと離れ離れになってしまったドクス。
母と幼い弟妹とともに、釜山の国際市場(こくさいいちば)で叔母のやっている小さな露店に身を寄せた。
やがて成長したドクスは、別れ際に父が言った「長男として家族を守れ」という言葉を胸に、日々懸命に働くのだった。
厳しい家計を支えるため、西ドイツの炭鉱に出稼ぎに行ったり、ベトナム戦争に従軍したりもした。そして生死の瀬戸際に何度か立たされる・・・。
朝鮮戦争後の激動の時代を、懸命に生き抜いた一人の男の物語でした。
そして同時に、家族愛の物語でもありました。
涙もろいわたしは、握りしめたハンカチを何度目頭にあてたことか。(映写会場が暗くてよかった)
ドクスが妹のマクスンをテレビの ‘訪ね人番組’ で探しあてるシーンでは、恥ずかしながら嗚咽をほとんど抑えきれませんでした。
映画が終わって、赤く泣き腫らした目で電車に乗り、池袋で降りて「三福」へ。(またかい)