上の写真はわが家の庭で生ったマイヤーレモンと、そのマイヤーレモンで作った「レモンカード」。
これは同じマイヤーレモンでつくった「レモンマーマレード」。
レモンカードとレモンマーマレードはどちらもパンにぬって食べるので、同じような感じがしますが、これらを作った家内によると、材料、レシピともまったく別物なのだそうです。
レモンカードはレモン果汁、レモンの表皮のすりおろし、卵(全卵)、バター、砂糖を使い、湯煎にしてとろみをつける(固める)。
レモンマーマレードは、レモンの果汁と白い部分も含めた果皮を使い、ゼリー状になるまで砂糖で煮詰める。レモンジャムのこと。
レモンカードのとろみは卵によるもので、レモンマーマレードとろみは皮のペクチンによる。
レモンカードは卵を使ったいわば生もので、レモンマーマレードほど長持ちしない。
ということのようです。
わたしはどちらかというと、卵とバターの生み出す濃厚でクリーミーな味のレモンカードのほうが好みです。
ところで、実はわたしも知らなかったのですが、レモンカードの「カード」はトランプやクレジットカードなどのカード(card)とは違うのですね。
スペルは curd。「凝乳状の食品」という意味だそうです。(ジーニアス英和大辞典)
日本語ではどちらもカードとなりますが、英語で発音すると curd のほうは「あいまい母音」となるようです。