興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

高畠町秋景

2008-09-14 | 散歩、時々旅
山形県の高畠町に行ってきました。

黄金色にかがやく稲穂とムギワラトンボ・・・
赤トンボもモンシロチョウもたくさん飛んでいました。

もう半月もすれば、稲刈りが始まるそうです。
いまが一年で一番景色の美しい時かもしれません。


昔からある日本の美しい田園風景。いつまでもなくしたくないものの一つですね。

不正看過責任

2008-09-11 | チラッと世相観察
この二、三日、腹が立って仕方ありません。
政府が非「食用」として販売した“汚染米”が食用に転売され、流通していた問題です。

当該事業者の責任はもちろん厳しく追及されねばなりませんが、同時に政府、農林水産省の管理責任はどうなっているのでしょう。

この不正を見落としていた責任です。10年も・・・。


今後、チェック体制を構築し直すそうです。
被害を受けた企業への配慮もするようです。
(「農水省は十日、自主回収や販売自粛、風評被害などで経営が悪化した企業の資金繰り相談に対応するよう、中小企業庁を通じ政府金融機関に要請した<11日東京新聞>」)

・・・そういうことではありません。それで済む問題ではありません。
これまでどうして見落としてきたか、どうして見過ごしてきたか、ということです。

また、ここでも、例の官僚の不作為か、という思いです。
不作為責任、不正看過責任を問いたい、という思いです。


今日(11日)夕方のTVニュースで農水省事務次官の会見の様子が流れていました。
でもこの方、担当部署、担当事務所への厳しい叱責をしたのでしょうか。
日本国の「食の安全」を司る総元締めとしての、実務総責任者としてのみずからの責任をほんとうに感じているのでしょうか。
テレビで見る限り、残念ながらわたしには伝わってきませんでした。


事務所費問題を抱えるあの担当農水相が緊急記者会見をし国民に詫びた話も、総理が詫びたという話もまだ聞きません。これも「他人事」なのでしょうか。


マスコミにも「事故米」などという、本質のわからない、いわば業者の身内言葉を使ってほしくない。
汚染米、食用不可米、使用禁止農薬含有米というように、誰にでもすぐに意味が分かる用語を使ってほしいと思います。

ヒメアカタテハ

2008-09-11 | 季節の移ろい
朝晩ぐっと涼しくなりました。

コスモスが咲き、桜の木にも黄ばんだ葉が目立つようになりました。
秋の到来です。


写真の蝶は、ヒメアカタテハのようです。
これも秋の蝶です。



爽やかなので、散歩の途中ジョギング風にちょっと走ってみました。
すると、タポンタポンと揺れます。

何が?

わたしの胸周り、腹回り、尻辺りの肉が、です。(涙)


この夏、暑くて散歩をサボりがちだったからでしょう。
悔い改めよう・・・。

北の誉 純米吟醸 雄冬(おふゆ) [美酒・佳酒・銘酒]

2008-09-07 | 美酒・美味探訪
小樽市「北の誉酒造」の純米吟醸酒。スッキリした味わいにほのかな甘みのある美酒である。

雄冬とは、小樽の北、石狩の浜に位置する断崖絶壁の岬、「雄冬岬(おふゆみさき)」からとった名前とのこと。
北海の荒波に削られた断崖、高く舞い上がる波しぶき・・・厳しい冬の雄大な景観が目に浮かぶではないか。(見たことないけど)

2008.9.7

(写真のつまみは、ツブ貝の刺身に秋刀魚の唐揚げ)

「お猪口はおいくつ・・・?」 (気になる言葉)

2008-09-07 | 言葉ウォッチング
居酒屋チェーン店などに何人かで行って、日本酒をたのむと、必ずといっていいほど店員に訊かれる言葉。

たしかに、一行に日本酒を飲まない人がいれば、全員にお猪口は要らない。
これもいわゆるマニュアル語の一つであろう。

ところがこの言葉、二人で行っても使われてしまう。

先日も二人(男同士)でとりあえずビールの中瓶を分け合って飲み干し、
「さあ、酒(日本酒)にするか」
と大徳利をたのむと、店員のおにいさん、やはり、
「お猪口は・・・?」
ときた。
(当然二つだろ? 状況を読んでほしいよな)
と思うのは、おじさん(わたし)の勝手な解釈か。

客が4、5人かそれ以下の場合、日本酒の注文を受けたら、ほかにサワーなどの注文があっても、そっと人数分の猪口をそろえる、というのもスマートだと思うけど・・・。

2008.9.7

巣鴨地蔵通り商店街夕景

2008-09-06 | 散歩、時々旅
巣鴨駅から地蔵通り商店街を通って西巣鴨方面まで歩きました。

4の付く日でなかったせいか、とげぬき地蔵尊のある高岩寺にも人は多くありませんでした。
地元の人とおぼしき年配の方たちがベンチにすわっていました。

通りにも夕方の買い物をする人たちが見られます。


いつからカロテンに?

2008-09-03 | チラッと世相観察
カロチンのことをカロテンというようになった。ニンジンなどに多く含まれているあのカロチンである。

「カロテン?」
テレビで聞いて「おやっ」と思い、ネットで調べてみると、もともと学術用語ではカロテンといい、それが数年前から一般にも使われてきているとのこと。
(写真はパック入り野菜ジュースの成分表示)

そこで思い出すのが気圧の単位、ヘクトパスカルである。昔はミリバールといった。それが突然ヘクトパスカルに変わったのである。(1992年から)

このヘクトパスカル、天気予報などでくり返し聞くせいか、今ではすっかり定着している。
子供たちはもうミリバールなど知らないであろう。

わたしが小さいころから慣れ親しんできた「カロチン」も、いずれ忘れ去られる運命にあるのだろうか。

「カロテンとは 俺のことかと カロチン言い」(字余り)
カロチンの立場はどうなるんだあ~っ!!