興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

こざく

2008-09-28 | 散歩、時々旅
ここは、わたしのいつもの散歩道の対岸である。
この土手道、人がほとんど歩かないので、雑草が生い茂っている。

今朝、ここでわたしは急に 「こざく」 という言葉を思い出した。

「またいで歩く。 踏み分けて歩く」

というほどの意味の、新潟でも雪深い地方の方言である。


新潟の雪多い田舎町で小さい頃育ったわたしは、新しく大雪の降った朝など、股下くらいまで積もった玄関前の雪を、よく遊び感覚で「こざいて」歩いたものだ。

雑草の土手に立ったわたしの脳裏に、「こざく」は突如半世紀の時空を越えて訪れたのであった。



もちろん今朝、わたしはこの雑草をこざいて歩いた。