prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ふたりのヌーヴェルヴァーグ ゴダールとトリュフォー」

2019年04月08日 | 映画
まったく出自の違うふたりが映画の変革期に交錯してまた別れていくのをドキュメンタリーながらドラマ的に構成して見せる。

ややわかりにくいのが当時のフランスならではの政治的状況で、特に五月革命というのがどういう経緯で起こったのか、どういう影響を残したのかご存知という感じであまり突っ込んで描いていない。

裕福な家の出のゴダールが政治的に先鋭化し、両親に見放されて育ったトリュフォーが商業主義あるいは古典的な映画作りに回帰するというのがありがちだが皮肉。

ヌーヴェルヴァーグが時代の寵児として注目され商業的に成功していた時期がごく短いのが並べて年表的に描くとわかりやすい。

「ふたりのヌーヴェルヴァーグ ゴダールとトリュフォー」 - 公式ホームページ

「ふたりのヌーヴェルヴァーグ ゴダールとトリュフォー」 - 映画.com

4月7日(日)のつぶやき

2019年04月08日 | Weblog