最初から直接差別を糺すのはハードルが高すぎるということだろう。その分、弁論の仕方がずいぶんとまわりくどくなった印象は免れない。
原告側の弁護団はもちろん判事たちも男性原理で反論してくるのであり、それに徹底して理屈で(時にヘリクツに聞こえるくらい)対抗するのがいかにもアメリカらしい。
これは言葉を使った戦いであり、勝たなければ正義もないというプラグマティズムもまたはっきりしている。
支えになる夫がやたらと恰好いい(若干の違和感はあるが)のはフェミニズムを推進する上での男の役割のモデルケースということだろう。
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