マドンナのナイショ話

あなたに話したいあれこれ

星守る犬

2011年09月13日 | 映画
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今日のフォト。
2005年8月に、コンデジで撮った写真です。



連日の猛暑で、ヒマワリが狂い咲きしそうです。
皆さま、熱中症に気を付けてくださいね。













                 






2011年6月11日に封切りされた「星守る犬」です。
こちらも6月に観て、なかなかブログにアップできませんでした。



遅ればせながら、記録のために、今日のエントリーで、ご紹介します。






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犬が星を見上げて、もの欲しそうにしている姿は、手に入らないものを求める
人間の愚かさを例えた言葉=「星守る犬」なのです。



人間は、みな「星守る犬」であり、叶わぬ想いを抱きながら、
それでも一生懸命に生きてゆく。






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奥津京介(玉山鉄二)は、幼い頃に両親を亡くし
自分を引き取ってくれた祖父母も亡くなった今、読書を日課にする
市役所の福祉課に勤務する、職員だった。



キャンプ場に通じる、林道脇の草むらで、ワゴン車の中から、
死後半年経った男性の遺体と、死後まもない犬の遺体が見つかった。



身元を示すものは、何ひとつ発見されなかった。






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その時、吹き抜けた風が奥津の足下に、数枚のレシートや
リサイクルショップの買い取り証を運んで来る。



それを手がかりに、奥津は、ひょんなことから出会った少女
有希(川島海荷)と共に、男性と犬の旅路を辿り始めた。






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ここからが、お父さん(西田敏行)とハッピー(犬)の物語なのです。



舞台は、東京→日立→いわき→遠野→弘前→石狩(北海道)→名寄。
ここでで、美しい三陸海岸の風景も映し出されています。






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東日本大震災によって、私たちはもうこのような美しい海岸を
当分見ることができないだろうと、思いながら映画を観ました。






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ハッピーは、7年前、お父さんの娘・ミクが、小学校の時に
道端に捨てられていたのを拾われました。



子犬の時は、ミクもハッピーの世話をしたが、成犬になってからは
散歩も世話も、お父さん任せだった。



そうして、お父さんとハッピーの絆が深まっていった。






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町工場で働くお父さんは、不況でリストラとなり、家族とのすれ違いで
やがて離婚をすることになり、ハッピーを連れて、北に向かって旅に出た。






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旅館では、団体客の中に割り込んで、ハッピーと一緒に写真を撮らせたり
万引きしようとした少年の面倒をみたのに、所持金を持ち逃げされたり



急病になったハッピーを救うために
持ち物を全てリサイクルショップに売り払ったり



時にはおかしく・・・、時には切なく・・・、
お父さんとハッピーは、片時も離れず、寄り添うように生きていた。






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名寄に着いたお父さんは、しばらくの間、キャンプ場の残飯などで生き延びます。
けれど冬になり、キャンプ場に何も無くなると、お父さんは、ひっそりと息を引き取ります。






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街に出れば、食べ物もあったはずなのに、ハッピーはお父さんの傍を離れません。
ハッピーは、お父さんの死後、半年も生きていたのです。



人間からは、野犬として怖がられ、暴行されたり、食べ物も何も無い。






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もうこの辺りは、泣けて泣けて・・・。
それもそのはず、この物語は、「泣けた本ランキング1位」に輝いた本なのです。






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切ない物語ですが、ハッピーにとっては、きっと幸せな生涯だったと思います。
お父さんから愛され、お父さんを愛して、その瞬間まで、一緒にいたのですから。



半年後に天国へ行って、ハッピーはまた、お父さんと巡り合えて
きっと楽しく暮らしているだろうと思いながら、映画館を出ました。






お時間ある方、動画もお楽しみください。









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