今日のフォト。
「NHK ぐるっと関西おひるまえ」 いよいよ最終ブログです。
南北を走るあべの筋と阪堺電車を挟んで、東と西に赤丸。
そして最後に残ったのが、「ビリヤード店」のルポです。
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阿倍野研究家・難波りんごさんと、NHKの泉ゆうこさんが
阿倍野筋から東へ入ってきました。
はい、ここです。 私もルポして来ました。
「保名(やすな)倶楽部」という、ビリヤードのお店です。
大正時代の郵便局を 移築した建物です。
「マドンナさん、ビリヤードできるの?」って?
いえいえ、ビリヤードはできないけれど、美味しいコーヒーをいただきに来ました。
テレビの2人も「こんにちは~」って、入って行きました。
テレビに映ったのは、ビリヤードの台が4台。
私もお邪魔しました。
ちょうどお客さまが、ビリヤードをしてられました。
ビリヤードのキュー(撞き棒)です。
私も写真をパチリ。
保名倶楽部に入って感動することは、昭和がいっぱいなのです。
私の知らない、昭和もあります。
大正も、あるかもしれません。
そして私が知っている昭和。
ディスプレイしているのは・・・。
ピースの缶でした。 レトロですよね。
デスクの上は、ゴチャゴチャしているのですが
もの凄い年代もののレアなものがいっぱい。
とても雰囲気のあるビリヤード屋さんです。
は~い、テレビの向こうで手を振ってくれています。
この方が、私が女性として尊敬する、ここのビリヤード店のオーナーさん。
南川千代さん、95歳です。
泉ゆうこさん、ハグしています。
もの凄く素敵な女性です。
9月12日放送のテレビを見て、翌日の13日が定休日で
私は14日にお邪魔したのです。
「千代さ~ん、テレビ、見ましたよ~」っていうと、
千代さんは、とても喜んで、握手してくださいました。
その握力の強かったこと。
お元気な千代さんに、パワーをもらいました。
さすが、オーナーです。 ビリヤードは、もの凄くお上手。
千代さんが、指導されるようです。
このおじさん、上手く玉が当たって、千代さんに褒めてもらいました。
「上手い」と、拍手する千代さんです。
札幌在住の写真家、大坂忠氏が、「玉撞き屋の千代さん」を気に入って
札幌から大阪に何度も足を運び、千代さんの写真を撮られました。
そして2009年2月19日~2月25日まで
梅田の「キャノンフォトギャラリー」で、千代さんの写真展が開催されました。
これがその時の、写真展の写真を アルバムにまとめられたものです。
そしてこの「保名倶楽部」でも、写真展が行われたそうです。
写真家・大坂忠氏の「玉撞き屋の千代さん」の写真は、素晴らしかったです。
梅田のキャノンフォトギャラリーで開催された写真展の「Web版」をご覧ください。
大坂忠写真展、「玉撞き屋の千代さん」Web版。
キューや、ピースの缶が置いてある壁面に、ひと際目立つ文字。
「嘘をつかずに 玉をつけ」
これは、千代さんの言葉で、越前屋俵太さんが書いてくれたものです。
このビリヤードの店内では、とても存在感のあるものです。
こんな可愛らしい、千代さんのキーホルダーもあるのですよ。
記念日に、皆さんにプレゼントされたようです。
そしてこちらは、放送作家・南川泰三氏が書かれた本。
浪速の女ハスラ―「玉撞き屋の千代さん」
南川泰三氏は、南川千代さんのご子息です。
ここには、波乱万丈の人生を気丈に生き抜いた、千代さんがいます。
また、浜木綿子さん、赤井英和さん、西川峰子さん、加藤茶さんらによる
舞台、「玉つき屋の千代さん 女ハスラ―繁盛記」が、上演されたのですよ。
主演の浜木綿子さんが、「保名倶楽部」を訪れた記事を見つけました。
ハードカバーの本だった「玉撞き屋の千代さん」は、
東京芸術劇場で舞台化が決まった時に、文庫本をだされたようです。
この写真は、文庫本の帯に使われたものです。
大阪公演の時は、千代さんも行かれ
浜木綿子さんの楽屋を訪ねられたそうです。
今日も「玉撞き屋の千代さん」は、店へ出る。
玉を見る するどい目。
千代さんのお嬢さまの平田範子さんです。
範子さんには、いろいろお話を聞かせていただきました。
左から、千代さん、お客さん、範子さん。
難波りんごさんが、美味しいコーヒーを飲んでいたっけ。
私はこれを目当てに、ここに来たのでした。
この日は暑かった。
けれど美味しいコーヒーは、やはりホットで飲みたいもの。
コーヒーには、お菓子は付いてないはずなのに、
クッキーをソッと添えて出してくれました。 優しいお心遣い。
「玉撞き屋の千代さん」
範子さんに無理を言って、この本を1冊、わけていただきました。
「事実は小説より奇なり」 こんな人生もあったのだ。
そして本を読んでいくうちに、千代さんのことがますます好きになります。
これは「千代さん流の体操です」と、範子さんが教えてくれました。
私もやってみました。 「気持ちいい~」 さすがです。
テレビ撮影の時も、きっと、千代さん、範子さん、難波りんごさん
泉ゆうこさんと、女4人でお話が弾んだことでしょう。
私の住む阿倍野は、素晴らしいところなんです。
歴史の散歩道、グルメ、そして人間味溢れる方が、数多く住んでいらっしゃるのですよ。
これは「大阪あそ歩」のパンフレットです。
毎年、春と秋に開催される、「大阪あそ歩」って知っていますか?
2008年秋から始まったこの「まち歩き」「まち遊び」の企画も
今では150ものコースがあって、大阪の隅から隅まで、学習できます。
私のブログ「NHK ぐるっと関西おひるまえ」で紹介したところは
10月2日に、阿倍野研究家・難波りんごさんが引率してくれます。
松虫塚や聖天山正圓寺、保名倶楽部で一服のお茶して
浪花ことばせんべいで、お煎餅も買えますよ。
そしてもう少し歩いて、この界隈の歴史を詳しくお話してくれます。
まだまだ、募集中ですので、よろしかったら、ご参加ください。
その他にも、150コースの「大阪あそ歩」がありますから
皆さんの住む街から歩かれるのもいいですね。
もう一度、「大阪あそ歩」の公式ホームページをごらんください。
如何でしたか? 私の阿倍野・松虫界隈のルポ。
阿倍野が好きだから、こういうことをさせると、水を得た魚になって駆けずり回る。
保名倶楽部の千代さん&範子さん、たくさんのお写真を撮らせていただき
本当にありがとうございました。 そしてお会いできて嬉しかったです。
「ぐるっと関西おひるまえ」 NHKさん、ありがとう。
阿倍野のリポーターは、萌えますよ。
燃え?・・・いえ、萌えです。(笑)