今日のフォト。 アポロシネマ(天王寺)
映画をレイトショーで観ることが多い。(値段が安い・笑)
夕食食べて、お風呂に入って、目深に帽子を被って、スッピンで映画館へ行く。
レイトショーの終わりは、23時30分予定。
マドンナの映画ブログ、6月23日を最後に書いていません。
この2ヶ月余りの間に観た映画を 記録のために書いてゆきます。
「古~い」と言われそうな作品もありますが、お付き合いくださいませ。
2001年に第1作がスタートし、世界的に大ヒットした
「ハリー・ポッター」シリーズの第7作目です。
いよいよ10年に渡る長編の物語の完結編です。
舞台は、ハリーたちの原点である、ホグワーツ魔法学校に戻ってきた。
そしていよいよヴォルデモートとの 戦いの火蓋が切って落とされた。
フィナーレを飾るにふさわしい、とても完成度の高い最終章だった。
2時間10分の枠の中で、じっくりと見せてくれた。
宿敵ヴォルデモートを倒す手掛かりの「分霊箱」を探すために
ホグワーツ魔法学校に戻ったハリー、ロン、ハーマイオニー。
闇の勢力との最終決戦が目前に迫る中
ハリーは愛するものを守るため悲壮な決意を固める。
主人公ハリーの背負う宿命の重さから、シリーズ後半は
マイナス・オーラ全開の展開で、大いにストレスがたまったものです。
けれどそれもこれも、最終章の大爆発に向けての序曲だったのです。
すべての謎に答えが用意された壮大なフィナーレは、観客を感嘆させた。
浅からぬ因縁を感じるハリーとヴォルデモート。
なぜハリーには、ヴォルデモートの心の声が聞こえるのか。
理由は、分霊箱を破壊していくプロセスの中で明かされた。
それはハリー自身、予想もしない、おぞましいものだが、
運命に立ち向かおうと決心したハリーは、逃げたりはしない。
ハリーの宿命を悲哀と共に見守っていた人物の願いも知ることになる。
その人こそ、謎めいた存在のスネイプだった。
ダンブルドア校長の命を奪い、ヴォルデモートにひれ伏す彼の真意。
最終章でハリーは「憂いの篩(うれいのふるい)」によって、
スネイプの記憶を見る。
ここで私たちは、この長い長いファンタジーが、
崇高な愛の物語だったことを知るのです。
ワクワクするような学園生活の場だったホグワーツ魔法学校は、
命がけの戦いの場へと変貌する。
迫力のアクションシーンは、シリーズ初の3Dで描かれる。
魔法と3Dがこんなにもマッチして、観客に迫ってくるなんて。
最終決戦の果てに目にするのは、本物の勇気と真摯な愛。
10年間続いたシリーズを観終わって、誰もが「完璧だ」と呟いたはず。
「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」は、
優秀の美を飾るに相応しい、素晴らしいファンタジーだった。
最後に、19年後の彼らの姿を垣間見れたのは、嬉しかった。
人間は過去を振り返るのではなく、未来へと歩いてゆくもの。
この魔法の物語は、次世代へと受け継がれたのを見届けて
何だかホッとしながら、映画館を後にした。