![21 21](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/bd/6daaf252514ab48ee0c93485bbfa8321.jpg)
今日のフォト。 祇王寺は、小さな草庵である。
ここには平清盛と、二人の女性の哀れな物語がある。
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平清盛の寵愛を失った、白拍子祇王が、母親と妹とともに剃髪してこの庵に入った。
![23 23](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/9b/c25a03de6100a1e6da914a098f7f2547.jpg)
後に、祇王の恋敵である、17歳の仏御前が剃髪した尼の姿で庵を訪れ
無常を感じ、浄土を願ったという。
![24 24](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/e0/51fc1abb71af8de36e795d865478d3b5.jpg)
二人の女性は、愛憎を繰り返し、やがてはその想いを超えて
念仏三昧の日々を この庵で送ったそうです。
木々を染めた緋の想いは、やがて苔庭に音もなく重なり
庵は、散りもみじに埋もれる。
![25 25](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/91/60c343a1d0a5974b9bed975657c36fdb.jpg)
美しいもみじばかりが、私の被写体ではない。
雨の日もある、風の日もある、日照りの日もある、虫に食われることもある。
そんな困難を乗り越えてきた、ひと葉には、凛とした美しさがある。
人もまた、同じことが言えよう。
![26 26](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/31/82b09d8bf641f53f46598bf78b6d0b48.jpg)
見上げれば、山火事かと思うほどの紅葉。
平清盛を愛した二人の女性の心模様か。
今も、白拍子祇王と仏御前の念仏が 聴こえてきそうです。
白拍子祇王の話は、「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり…」で始まる
「平家物語」の巻、第一「祇王」で語られている。
![27t 27t](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/ae/b7d32294061744441142497984a3cc6a.jpg)
愛宕街道を歩いて行くと、赤い鳥居の向こうには・・・。
![28 28](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/e3/bd9bd6df0bcc2f9e88615978a30fb78c.jpg)
重厚な茅葺き屋根の茶屋が・・・。 「平野屋」さんです。
名物は、鮎料理。 400年以上の歴史を持つお店です。
この辺りは、「嵯峨野鳥居本伝統的建造物群保存地区」に指定されています。
店の前に並べられた「嵯峨菊」の典雅な姿にも、酔いしれる。
![29 29](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/5c/779afc76c89be7c398762ea3de915c1d.jpg)
祇王寺の一枚。 「緋の想いは いつか散り落ちる」
散り落ちた後、深い眠りにつく。 そして春を待つ。
秋は、もの哀しくもあり。
「紅葉2012」 つづく・・・。