文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

街に出て思ったこと

2008-08-13 08:54:46 | オピニオン
 今夏休みを取っているが、昨日は用事があったので街に出た。バスを待っている間、なんとなく車道の方を眺めて気がついた。お盆の週のせいか、いつもより車の数が多いようだ。ところが、その車のほとんどが、運転する人一人しか乗っていないのである。何とももったいないことだ。乗用車の重量は車種によっても違うが、1トン程度とすると、車が運んでいるのは9割以上が自分自身の重さということになる。

 最近は、石油価格が高騰し、ガソリンの値上げが問題になっている。それにもかかわらず、街中の車の量はそれほど減っているようには見えないし、公共交通機関へのシフトが顕著であるとも聞かない。

 石油に関わらず、ものの価格は、需要と供給の関係で決まる。高い価格がつくのは、その価格でも買うものがたくさんいるからだ。今回の高騰は、投機筋が絡んでいるとも言われているが、仮に先行きの需要の先細りが見えていれば、投機のしようがないだろう。

 また、この問題は、我が国のエネルギーセキュリティの問題とも大きく絡んでくる。あれだけの石油の高騰に対して、今のところ、このくらいのインパクトで済んでいるというのも、過去の2度のオイルショックを潜り抜けてきた体験があるからであろう。しかし、その一方では、変な慣れが生じているのでないだろうか。

 今後石油需要は、世界的にますます増えていくだろう。価格が上がっていくのもやむを得ない。しかし、それが、できるだけ我が国の経済にインパクトを与えないように、社会の構造を変えていかなければならないと思う。


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