文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
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ほっかむりして逃げた人 (思いでシリーズ19)

2012-04-18 06:00:00 | 思い出シリーズ


 久しぶりに思いでシリーズだ。今日も、学生アパートの愉快な仲間を紹介しよう。今日は、D大学に通っていたT君のことである。

 ある晩、彼は酔っ払って学生アパートに帰ろうとしていた。そうとう酔っ払っていた。本当に酔っていたのだ。

 私は、彼が酔っ払って、自動販売機をドンドンと叩いていたのを目撃した。酔っ払いのことなので、ほっといておいた。しばらくして、同じところを通ると、なんと、その自動販売機が倒れていたのである。

 倒れた瞬間を、見ていないので、何があったかはよく分からないが、あの重い販売機がどうして倒れたのかは謎である。販売機って、そんなに簡単に倒れるものなのだろうか? 基礎にアンカーでしっかりとめてある訳じゃないんだね。地震なんかの時は怖いね。

 その後、件のT君は、しっかり自動販売機の修理代を請求された。金額は忘れたけど、結構な金額だった覚えがある。酔っていたので、記憶もおぼろげだったようである。

 どうして、彼の仕業と分かったかというと、どうも、近所の人が現場を目撃していたようだ。てぬぐいでほっかむりをして、私たちの住んでいる学生アパートに逃げこむのを見られたというのだ。彼には悪いが、その光景を想像して、思わず笑ってしまった。

 そのT君は、今では某県警で、立派な警察官として活躍している。


※ 本記事は、2006年06月13日付で「時空の流離人」に掲載したものに加筆修正を加えたものです。


○関連過去記事
酒はねーかー (思いでシリーズ18)


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