文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

書評:電力の15年間

2018-05-26 18:28:33 | 書評:学術教養(科学・工学)
電力の15年間 平成29年版 (電験3種過去問マスタ)
クリエーター情報なし
電気書院


 本書の性格を一言で言えば第三種電気主任技術者試験における電力分野の過去問集である。科目は現在、理論、電力、機械、法規の4科目である。昔私が受験した頃は6科目に分かれており、すべて同じ回に合格しなければならなかったが、現在は科目合格制度が採用されているので、3年間ですべての科目に合格すればよい。

 電気主任技術者は、電気事業法に定められた国家試験で、電気設備に関する工事、維持、運用の保安の監督ができる。第一種から第三種までの3区分があり、第三種の免状があれば、電圧5万ボルト未満の事業用電気工作物(ただし出力5千キロワット以上の発電所を除く)が扱えることになる。だから世の中の需要は結構多い。なお、電気事業法の定める主任技術者には、このほかにボイラー・タービン主任技術者とダム水路主任技術者があるが、試験により取得できるのは、電気主任技術者のみである。

 一応レベルは高卒程度となっているが、大学で電気を学んだはずなのに落ちる人がいる反面、文科系の人でもがんばれば合格できるのがこの試験である。

 本書は過去出題された問題が、見開きで丁寧な解説付きの回答とともに示されている。私はこれまで100近い資格試験に合格しているが、ほとんどのものは、過去問を繰り返し解くというのが勉強法である。第三種電気主任技術者試験も、おそらくその例外ではないだろう。

☆☆☆☆

※初出は、「風竜胆の書評」です。

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放送大学面接授業(文化と心理学2日目)受講

2018-05-26 17:39:26 | 放送大学関係
 今日は、2週間ぶりに、放送大学広島学習センターにおいて、「文化と心理学」の面接授業の2日目である。
 通常は2日連続なので、くたびれ方がすごい。しかし2週間も空くと、さすがに間延びする。1週間程度の間をおいて2日間やるのが一番いいが、遠くからくる学生もいるので、交通費等を考えれば、できるだけかためてやりたいところかもしれない。

 これで、今学期の面接授業はすべて終了。あとは、放送授業の試験を受けるだけだ。
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