文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

京都旅行7

2018-06-07 11:16:43 | 旅行:京都府
 最初の2日で歩き過ぎたので、3日目は足がかなり痛い。泊っているところは京都駅の傍なので、今日はなるべく近場を周ることにした。まず行ったのが「銀閣寺」である。きんきらきんになった金閣寺よりは、渋い感じの残っている銀閣寺の方が、個人的には好みである。

〇銀閣寺


 銀閣寺を見た後は、今出川通りを西に進み、母校の京都大学方面に行く。目当ては、京都大学総合博物館だ。実は、前の日に、立て看板の撤去問題で、大学当局と一部学生がもめているとテレビで放映していたこともあり、今どうなっているかをちょっと見てみたくなったのもある。私が学生のころは、立て看板など普通のことであり、完全に風景に溶け込んでいたのだが、時代が変わったということだろうか。本部の時計台にもかっては「竹本処分反対」と大きく書かれていたと思うが、今は綺麗なものだ。吉田神社の鳥居を眺め、本部の時計台を見て、博物館まで歩く。

〇吉田神社の鳥居


〇京都大学本部


〇京都大学総合博物館


 京都大学総合博物館は1997年に開館したもので、もう20年以上の歴史がある。それまで集めた資料を、自然史、文化史、技術史という観点から展示しているもので、入り口は道路に面しており、大学構内に入らなくてもよいので、観光客でも比較的入りやすいと思う。

〇関連過去記事
京都旅行6
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書評:共謀 トランプとロシアをつなぐ黒い人脈とカネ

2018-06-07 09:52:53 | 書評:その他
共謀 トランプとロシアをつなぐ黒い人脈とカネ
クリエーター情報なし
集英社

・ルーク・ハーディング、(訳)高取芳彦、米津篤八、井上大剛

 普段は、この手の本はあまり読まないのだが、たまには目先を変えるのもいいかということといただきものということもあり読んでみた。本書は、トランプ大統領のロシア疑惑を糾弾するため、徹底的な取材をもとに書かれた本である。個々の出来事については、色々と報道されていたような覚えがあるが、一連の疑惑を一冊に纏めているため、読者のその全貌を知ることができるだろう。トランプ大統領の最近の動きを見ていると、どうかと思うようなところもあるが、ビジネスの世界で生きてきただけあって、「駆け引きはうまいなあ」というように感じる。

 読んでいて、「アメリカ大丈夫か?」と思わないでもないが、この本のように国の最高権力者を弾劾する内容のものを堂々と出版できるというのは、まだある意味でアメリカという国の健全性を示しているのではないだろうか。世界には、決して権力者をま正面から批判できない国はいくらでもあるのだ。しかしトランプ氏が大統領でなくなったときに、どこかの国みたいに、その反動がいろいろ出てきそうでちょっと怖い。

 しかし、読んでいて本の厚さに圧倒される。もっとコンパクトにはならないものだろうか。いくら渾身のルポだと言ってもあまりに厚過ぎると読者は途中で疲れてしまうと思う。まあそれだけ書きたいことが沢山あったということかもしれないが。

☆☆☆

※初出は、「風竜胆の書評」です。

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