近年は理科という教科が軽視され、理科オンチが増えているようだ。いちいちは突っこまないが、おかしな表現が世の中にあふれ、一向に是正されるような気配がない。おそらく、理科オンチがどんどん再生産されている結果、物事を科学的に関変えられない人が増え、インチキなトンデモ商品が幅を利かすようになった。
私が高校生のころは理科は地学、生物、物理、化学の4科目だった。文系志望でも一応4科目とも勉強していたのだ。最初の2課目は1年生のときにやり、理系では物理、化学は2.3年生の配当だ。(文系の場合は確か2年だけだったと思う)
さて本書だが、私が地学を勉強した時とはかなり変わっていると思う。最近の地学の教科書は持ってないので、比べることはできないが、地球の事ばかりでなく宇宙のことも内容に含まれている。その後の科学技術の発達も踏まえて、結構高度な内容にはなっているが、数式は殆ど使っていないので、数式は苦手だが宇宙や地球科学に興味があると言う人でもそう違和感なく読めると思う。
現在秋田大学の通信教育で地球科学を勉強しているが、本書の内容と重なる部分も結構ある。もし最初に、本書を読んでおけば、学びやすくなるのではと思う。
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