広島発明会館(このときは写真を撮り忘れたので、過去撮影したものを使用)
昨日の午後は広島発明会まで、「地域別中小企業向け知的財産セミナー【広島開催】聴講」聴講に出かけた。テーマは、「~ 知財を企業経営に活かす ~ キヤノンのブランド戦略」である。
まず森特許事務所所長で弁理士の森寿夫氏から「知財を企業経営に活かす」というタイトルで、概論的な話があり、続いてキヤノンの久留靖夫知財担当部長から「キヤノンにおけるブランド戦略」として、キャノンにおける取組状況が説明された。
私も以前知財に関係する仕事に少し関わっていたことがあり、ある程度の知識は持っているのだが、時々制度が変わったりすることがあるので、常にアップデートを心がけていなければ、知識はすぐに古新聞になってしまう。
今回驚いたのは、商標の使い方が変わってきているということだ。少し前なら、製品のデザインは意匠で保護するものだというのが普通の理解だったと思う。ところが立体商標が認められるようになって、製品の形そのものを商標として登録するようになっているらしい。商標だと、意匠と異なり10年毎の更新で半永久的に権利を維持できるので、ビジネスを進めていくうえで、ものすごく強力な武器になる。
ヨーロッパでは、色彩のみからなる商標というのもあるらしい。これはさすがに少しやりすぎだと思うのだが、音だの動きだのも商標になる時代のようだからすごい世の中になったものだ。