山ガールたちの日常を描いたシリーズ2巻目。主人公は、雪村あおいという高校1年生の少女。人づきあいが苦手だったが、幼馴染の倉上ひなたと高校で再開したことから、彼女の生活が変わっていく。一つ年上のかえでさん、年下のほのかちゃんやここなちゃんなど、どんどん彼女の世界が広がっていく。
この巻で描かれるのは、あおいのボルダリング初体験やはじめての本格登山。そしてここなちゃんのあおいの部屋へのお泊り。このここなちゃん、まだ中学生だが、女子力も高く、性格もよく、将来はぜったいモテモテになることは疑いない。といっても、ここなちゃんがもてているようなシーンは出てこないのだが、彼女のファンは結構いるようだ。
何か大きな事件が起きる訳ではないが、読むと山に関する色々な知識が身につくと思う。(かなり地域が限られるかもしれない)絵柄も綺麗で、出てくる少女たちはみんな可愛らしい。
☆☆☆☆☆
※初出は、「風竜胆の書評」です。