以前深夜アニメでも放映されていた本作。舞台はアルカイト王国という異世界の国。主人公は咲森鑑という青年。謎のVR専用ゲームのアーク・アースオンラインにすっかりハマってしまう。このゲームで鑑はダンブルフという威厳ある老召喚術師として活躍していた。アルカイト王国はダンブルアの親友ソロモンが建国した国で、そのアルカイト王国は、九賢者と呼ばれる九人の術師により、他国から一目おかれていた。術師と言ってもみんな専門が違う。ダンブルグの場合は召喚術というわけだ。しかしその九賢者も、今いるのは、魔術が専門でダンブルアの親友であるルミナリアとダンブルアの二人である。他の七人もこの世界のどこかにはいるらしいのだが、居所が分からない。ダンブルアは他の七人を探すようにソロモンから依頼される。
このゲームにも、オンラインゲームで同じみの課金アイテムというものが存在する。定番は「化粧箱」という500円のアイテムだ。ちなみに500円のアイテムは他にないようだ。これはアバターの容姿を再設定できるというもの。ところがシステム上の制約のためか、課金は1000円単位でしかできない。おそらく鑑は、ダンブルフ設定の時に「化粧箱」を使ったのだろう。だから500円課金分が残っているが、このままでは失効になってしまうというメールが来た。それなら500円の化粧箱を購入し、ダンブルフが理想の男性像だったので今度は理想の女性像をつくろうと色々アバターをいじり回しているうちに寝落ちしてしまった。しかしなぜか1晩のはずがゲーム世界では30年の時が過ぎていた。30年前に一旦九賢者がゲーム世界から消えて、ルミナリアが戻ってきたのも20年前だという。
おもしろいのは老人男性からロリ少女に変わった主人公が体の構造の違いに戸惑ってるところ。特にトイレや下着。実はルミナリアも美女キャラなのだが、中身はおっさん。このゲーム世界で女性化した際に色々弄って調べたらしい。ミラも時間の問題か。それにしてもミラちゃん、見た目はロリ幼女なのに、しゃべり方が爺くさいのはなんともおかしい。しかし、理想の男性像が老人で、理想の女性像がロリコンといってもいいくらいの少女というのは、かなり複雑な性癖だ(笑)。
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