文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

書評:女騎士団ぱんつこれくしょん

2018-04-04 10:15:00 | 書評:小説(SF/ファンタジー)
女騎士団ぱんつこれくしょん (美少女文庫)
クリエーター情報なし
フランス書院

・みかど鉄狼、(絵)MtU

 舞台はとあるファンタジー世界。主人公のアッシュは、この世界にあるパリス王国の貴族の息子として、現代日本から前世の記憶を持って転生してきた。その彼が第一王女の設立したエリザベート騎士団の団長として任命されたのである。

 彼のぱんつにかける情熱は半端ではない。なにしろ、この世界に転生したきっかけが、下着泥棒を追って交通事故にあったからだ。「ぱんつは女性に穿かれてこそ意味がある」(p9)という信念の彼には、ぱんつ持ち主から引き離して単なる布切れにしてしまうという下着泥棒の行為が許せなかったのだ。そりゃまあ、あれは持ち主とセットだよな。もし着用しているのがおっさんだとしたら・・・オエー(失礼、ちょっと吐き気が)。

 この世界には、女性が穿くものとしてドロワーズはあるのだが、現代風のぱんつが存在しないのである。ぱんつ愛のアッシュはこの世界にぱんつを普及させようと試行錯誤する

 ドロワーズでは騎士としての活動をする際に実用的ではないという理屈でいろいろと作ってみるのだが、絹でつくると皆がもったいないと大事にしまいこんでしまう。普通のぱんつを作ろうにもこの世界にはまだナイロンもゴム紐もない。

 そこで彼が行ったのは、魔女に魔法で作り出してもらうというもの。《闇夜の魔女》ストリガと呼ばれるこの魔女は、一見10歳くらいの幼女に見えるのだが、実はアッシュのご先祖さまといっしょに魔王を退治したという年齢不詳のいわゆる「ロリ婆」。彼の先祖のよしみで、ナイロンをつくるという頼みを聞いてくれたもののその代わりにあんなことやこんなことも。それにしても魔法でナイロンを作り出すなんて、すごいぞ魔女。

 アッシュは、ツンデレ騎士のヘイゼル、ちょっと気の弱そうな騎士(実は王女)ルクシラ、ロリ魔女のストリガ、美人秘書のミネルヴァにそれぞれ違う種類のぱんつを穿かせてご満悦。もちろん、美少女文庫のこと。ぱんつを穿かせるだけでは飽き足らず、みんなとはそういう関係に。これはアッシュがハーレムを作るとともに、ファンタジー世界におけるぱんつ創成の物語でもある。

☆☆☆☆

※初出は、「風竜胆の書評」です。

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こじらせママ 子育てしながらココナッツオイルで年商7億円。

2018-04-02 08:41:08 | 書評:ビジネス
こじらせママ 子育てしながらココナッツオイルで年商7億円。
クリエーター情報なし
集英社

・荻野みどり

 本書は一言でいえば、著者がこれまで歩んできた道とでも行っていいだろうか。著者の荻野みどりさんは、まだ男尊女卑の文化が残る九州で生まれ育ち、地元の短大に進んだが、退学して地元の会社に就職し、もっと大きな世界が見たいと家出同然に東京に出る。そこで転職に次ぐ転職。学歴も放送大学、駒澤大学、慶応の通信といずれも退学。結婚して娘を設けるも離婚。しかし、ブラウンシュガーファーストというお菓子屋さんを創設し、ココナッツオイルの魅力に行き着く。

 私は、ココナッツミルクについてはよく知らないし、オーガニックというものにもあまり興味はないので、もっぱら仕事法という観点からレビューしてみたい。本書には、いろいろと参考になるような事項が見受けられる。

 例えば、自分の求められている役割を洗い出して、現実とのギャップを明確にして、進めるべきものとそうでないものを区分することが紹介されている。これはなかなか良いやり方だと思う。人間の能力には限りがある。あれもこれもできるわけがない。何かをやろうと思ったら何かで手を抜くことも大事なのである。

 また、本書では、自分がやる必要のない「Do not List」を作るのも一つの手だと言っている。なんでもかんでも自分でやろうとせず、人にやってもらった方が効率的なものはアウトソースを検討すべきだろう。

 このように、ココナッツオイルやオーガニックにあまり関心がなくとも、視点を少し変えて読めば、参考になることは多いのではないだろうか。

☆☆☆

※初出は、「風竜胆の書評」です。
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