曇り、24度、95%
ハムとレタスを挟んだだけの何でもないバゲットのサンドイッチ。しかも買ったのは、道の脇に留めてある、サンドイッチ屋の車でした。その美味しかったこと。この話は、もちろん香港ではありません。フランスでのことです。
フランスですから、バゲットにしても、クロワッサンにしても美味しいのは当たり前。滅多に行くことが出来ないのですから、有名なポアラーヌなどのパンを食べてみたいと、思っていました。ところが、滅法時差に弱い家人のおかげで、朝は早くから起き、夜はまた早々に寝なければなりません。思うようには行かぬもの。
まだ明けやらぬ町を家人と歩いていると、パン屋はもう開いていました。焼きたてのバゲットに、これまた焼きたてのクロワッサン。小さな店構え、その町の住人たちのパン屋です。もちろんお腹が空いていますから、クロワッサンにバゲットを4分の一。バゲットを切り売りしてくれました。これが、また美味しい。
開いてているのはパン屋とカフェというより、コーヒーにタバコを売っている店ぐらいです。朝早く仕事にでる前に、コーヒーとクロワッサンを食べる人にまぎれて、またしてもバゲットのサンドイッチを頼みました。とにかく期待を裏切らない。フランスのパンでした。
私のフランスパン、形と風味がもう少し。それでも、中のクラムはしっかり気泡が入り、美味しくなってきました。 小振りに焼いています。
バゲットサンドを作ろうと、朝冷蔵庫をのぞくと、あるのはペラペラに薄いターキーハムだけ。ならばとパセリを摘んで、ヤギのバターでオムレツを作り、挟んでみました。