曇り、福岡
家を出る前から、雨が降り出しました。6月ですからね、香港だって、雨の季節です。天気予報では、向かう福岡も雨模様。 香港の国際空港です。
上昇中、厚い雨雲を抜けるとき、飛行機は大きく気流に揺さぶられました。でも、この雲を抜けてしまえば、といつも思います。この雲の上は、いつも青空。
香港−福岡の路線は、ここ数年、ふた月に一度は乗ります。国際線の中では中距離、4時間ほどの旅です。見慣れた景色なので、普段は通路側の座席ですが、久しぶりに窓側にしてもらいました。この路線には、映画のサービスがありません。目の前でちらちらと動くスクリーンがないのは、なんとも気持ちのいいものです。
携帯電話の呼び鈴も鳴りません。Facebookの投稿のサインもなりません。
飛行機に乗っているときは、 読み差しの本をまとめて読むことが出来ます。家にいれば、細切れで本を読むしか出来ません。主婦ですからね。家にいるとすることが、次々にあります。どなたかと一緒の旅ならば、そちらの方にも合わせなくてはならないので、これまた、本は読めません。小さな私は、エコノミーのシートでも、ちゃんと納まって、ちっとも窮屈ではありません。 窓の外は、青空です。
福岡に向けて、飛行機は降り始めました。これまた、厚い雲を抜けてです。