小雨、29度、87%
インドのチーズ、パンニールは例えるならば、フレッシュなモッツァレラが一番近いように思います。モッツアレラをもう少しハードにしたような牛乳で作るチーズです。家で作ることも出来ます。インドに行くと家庭雑貨の店には、パンニールの乳清を切るための、穴あきバットのようなものが売っています。
パンニール、香港ではインドの食材屋さんで冷凍物が手に入るようになりました。 パンニールは使い方いろいろ、揚げてそのままでも。揚げたのをカレーに入れるのは、かなり高級料理だそうです。私はやっぱりほうれん草と合わせたカレーが一番好きです。ほうれん草をドロドロに糊状にします。 葉の部分だけを使いますので、たっぷりとほうれん草を用意します。スパイスを利かしたほうれん草と、パンニールを煮込むと出来上がりです。 最後のマサラは、市販のパンニール用のものを使ってみました。ほうれん草の青臭さはありません。ほうれん草をさっと固ゆでにする、私たち日本人の感覚からは想像外の美味しさです。ほうれん草とパンニールのまろやかさ、そして、時々香るクミンがこのカレーの特徴です。
付け合わせは、チャパティでもいいのでしょうが、バスマティライスを炊いて合わせました。 昨年のタイの大洪水で、タイの米の収穫量が減り、米の世界一の輸出国が、今年はタイからインドに代わると新聞に出ていました。バスマティライスの値上がりは必至です。香港でも、既に2割ほど以前より高めになっています。タイのフレグラントライスとまた違う、奥行きのある香りがするロングライスです。