チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

「セゾンドノンノ」

2012年06月19日 | 

雨、22度、福岡

 私が、小学校5年の時、雑誌の「アンアン」が創刊されました。その創刊号、もう、残ってはいませんが、買ってもらいました。1967,8年の頃だと思います。要するに、雑誌世代の私です。こういう世代が、結婚をして家庭を持つようになると、ニューファミリーということばが出てきて、今のマガジンハウスは、雑誌「クロワッサン」を創刊しました。雑誌「ノンノ」が創刊されたのは、「アンアン」より後だったと思います。その「ノンノ」の集英社から出ていた「セゾンドノンノ」名前からも解るように、季刊、4ヶ月に一度発行されていました。私は「ノンノ」をほとんど読まなかったのですが、この「セゾンドノンノ」は、楽しみに待つようになりました。

 「セゾンドノンノ」ファッション雑誌ではありませんでした。インテリアやガーデニング、クッキングなどの記事でしたが、きっとあの当時ににしては、かなり先進的な雑誌だったのではないかしら?実は、今回の帰国の前に、香港の我が家の本や雑誌の整理をしている時に、急にこの「セゾンドノンノ」のことを思い出しました。キッシュ、を初めて知ったのは、いつの頃だったかな?何で知ったのかな?とずっと、思っていたのです。まあ、ホルトハウス房子さんか入江麻木さんの何かの本だろうぐらいに思っていました。今でこそ、デパートの地下にも当たり前のように並んでいるキッシュですが、30年以上前は、自分で作るしかありませんでしたからね。

 いつものように、福岡の実家に帰ると家の整理をはじめます。母の持ち物だけでも多いのに、我が家は香港に持って行かなかった荷物は、全て、実家に置きっ放しです。衣服、家具は、速く整理が付くのですが、本の量がかなりです。しかも、掃除をしない母です。埃まみれの本、あちらの部屋こちらの部屋と、あることあること。

 今回は、私たちの残していた本の整理です。本棚の下に、息子の本に混じって雑誌が数冊見えます。捨てるつもりで、引っ張りだして来ると、なんと「セゾンドノンノ」。いけません。ちょっと、ページをめくってしまいました。 ファッション雑誌でないので、モデルが出てこない分、30年以上前の雑誌なのにちっとも古く感じない雑誌です。

 私が持っていたのは、1979年から83年までの数冊でした。アルファルファの瓶で栽培する方法は、きっとこの雑誌で教えてもらったのではないでしょうか。時間がもったいないので、捨てるつもりのこの数冊、別のところにとってあります。料理などほとんどしなかった母です。私の料理だとかのルーツがどこにあるのか、顧みるのに、どこかにこの雑誌も一役買ってくれていると思います。パラパラッと、めくっただけですが、スコーンが目に留まりました。もう何年も作っていないスコーン。香港に帰ったら、スコーンを久しぶりに焼いてみましょう。

コメント (4)
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