曇り、27度、83%
私たちが口にする多くのものには、香料、フレーバーが用いられていると聞いたことがあります。お菓子を作る時のバニラエッセンス、ココナッツ、アーモンドと、そういえば、我が家の台所にもいくつか常備されています。
香港ここ3,4年、菓子作りがブームになっています。地元の女性たちの間でということです。香港の女の人は、外で仕事をしている人も多く、家のことは手伝いのフィリッピン人やインドネシア人に任せ、目玉焼きも作れない人がいると聞きます。そのうえ一歩外に出ると、パンだってお菓子だって、安く買えますから、家でベーキングする必要なんてありません。このブームのおかげで、菓子作りパン作りの材料や器具を扱う専門の店ができました。私にとっても大助かり。今までなら、輸入物を扱う高級食料品店でしか買えなかった、マジパンなどが地元の人向けなので、安く手に入れられます。
先日、その店で見つけたのが、 ミルクのフレーバー。ミルクにも香り付けされていると聞いていたのですが、業務用の話だと思っていました。このミルクフレーバー、タイ産です。日本で売っているフレーバーと同じくらいの大きさの瓶です。実はこのメーカーのフレーバーを10年ほど前に買ったことがあります。ドリアンとライチーでした。結局使わないまま始末してしまいました。このラベル、タイ語も書かれて、可愛いですね。
タイのお菓子は、色も鮮やかこうしたフレーバーも使うのでしょうか?我が家のお手伝いさんタイ人なので聞いてみましたが、全く知りません。タイの強力粉にしても美味しいし、お米の国との認識は、再考の必要がありそうです。
香港、自家製のものがない代わり、こうして世界中からものが入ってきます。こんな小さな瓶から、色んなことを考えさせられます。さて、このミルクフレーバー、何に使いましょうか。