チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

黒田陶苑からの手紙

2012年06月08日 | 日々のこと

晴れ、27度、92%

 香港に住んで25年。食べるものに関しては、日本のものは、銘柄をとやかく言わなければ手に入れることが出来るようになりました。ウェッブでの買い物も、もう当たり前。ほんとに便利になりました。

 それでも、純然たる日本の伝統のもの、着物や家具、和紙のもの、香のもの、そして焼き物になると、あってもどうも今ひとつ。しかも、年とともに、そういう日本のものに触れていたいと、思うようになるから困ります。

 もう10年以上になります。月に一度か二度、東京の黒田陶苑から封状が届きます。中身は、その月の催し物のパンフレットです。

 焼きものを扱っているお店ですから、花器や茶碗にいたるものです。作家も、物故された人も現代の人も扱っています。北大路魯山人、浜田庄司、金重陶陽、いえ、あげればきりがありません。

  志村ふくみさんの裂の展示のパンフレットです。

 もちろんこうした作家のものは、お値段の方もお高いのですが、パンフレットの中に入っている値段表を見ながら、ん~、これなら買えるわ、などと思ってみています。

 日本のものを身近に感じる喜びもありますが、あまり興味のなかった焼き締めのことなど、本当に勉強になります。 以前のようにあれもこれも欲しいと思わなくなってきましたが、鼠志野の盛り鉢や黄瀬戸が側にあればと思うこともあります。

 近くに住んでいれば、展示の度にお店に寄せてもらい、本物を手に取ることも出来るでしょうが、こんなに離れた所で、いい写真を楽しませてもらっています。

 15年ほど前に小さなものを求めてからのお付き合いです。よくも忘れずに海外にまで、送ってくださることに感謝しています。 先日、本の整理をした折、半分ほどは始末しました。さあ、来月はどなたの展示でしょうか。

 

コメント
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