晴れ、28度、81% シグナル1
ボーンシリーズ第5作目、主演にマットディモンが戻って帰って来ました。アメリカ公開と同時に公開した香港、早速観に行きました。16年前に初上映されたボーンシリーズ、アメリカCIAの特殊工作員のボーンが亡くなった記憶と現在の任務とを行きつ戻りつしながらのアクション映画です。数年前の4作目にはジェイソンボーンの役をジェレミーレナーが演じましたが、今ひとつ迫力に欠けます。おそらくボーンシリーズを楽しみにしている人にとっては見劣りのした4作目だったと思います。
主役にマットディモンが戻って来たジェイソンボーン、前評判は今ひとつでしたが、朝一番の館内観客が一杯です。根強いファンです。ストーリーは、次第に取り戻して行く記憶とその先に見えて来たものと戦う、身分がCIAでないという点が今までとは違います。
格闘シーンにカーチェイス、ギリシャ、アイスランド、ロンドン、ラスベガスとボーンが飛び回る先々のロケーション、時間が経つのも忘れるほどのテンポの良さです。第1作目のときとは違ってマットディモンの体格が更にがっちりとして来たからでしょう、格闘シーンも迫力があります。ラスベガスの町中を走るカーチェイスは、SWATの装甲車を追うジェイソン、装甲車を追うという発想も面白いのですがこれまたど迫力です。ラスベガスをご存知の方ならその町中の景色も楽しめるはずです。
アメリカの上映にあわせて[NEWYOKER]の記事も取り上げていました。 ボーンシリーズを観に行く人はジェイソンが次に何をするか知っているのに観に行ってしまう。それが魅力だと書かれています。そしてその魅力は、取りも直さずマットディモンの魅力です。007シリーズにも似通っているのですが、007のジェームスボンドとは恰好の良さが違います。イギリス流とアメリカ流の違いです。女性の私はどちらも好き、カッコ良くて強い男性なら言うことなしです。
日本公開は10月7日、まだ先の話です。2時間ほどのアクションを観るとすっぽりと自分の世界を忘れることが出来ました。いつものテーマ曲が流れてエンディング、いやはやまだ続きそうなボーンシリーズです。やっぱりジェイソンはマッドディモンじゃなくちゃ。