曇り、26度、96%
結婚して39年、主人がおかげさまで還暦を迎えることが出来ました。還暦なんて、ずっと先のことのように思っていました。60が近付くと皆さん還暦還暦とおっしゃいます。日本を離れていることもありますが、還暦ねえ、とあまり感慨もありませんでした。昨晩、夕飯時に主人が言います。「おまえのおかげでこの歳まで来れたね。」こんなお言葉を頂戴するのは滅多にありません。途端に還暦が急に重みを増しました。
朝起きて走りながら考えます。還暦ってやっぱり凄いことかもしれません。60年を生きて来たのですから。ましてその大半をこの香港で仕事をして来た主人です。香港人、中国人との接し方、取引先はヨーロッパにまで及びます。よく働いてくれます。若い頃とは違ってストレスが身体に影響します。数年前は救急車で病院に運ばれました。主人はこの香港で4回ほど救急車のお世話になっています。その度、病院に迎えに行きます。ベットの上の主人を見ると、ホッとするのはこの時ばかりです。
振り返れば長い付き合いです。名前と顔を知ったのは中学校の頃です。まさか「下川君」のお嫁さんになるとは思ってもいませんでした。主人にしても同じ事だと思います。いろんなことがありました。嬉しいことも辛いことも悲しいことも。お互い一番嫌なところも知っています。お互い一番いいいところも知っています。主人の60年の3分の2は私と一緒です。
まだまだ、この香港で仕事が続く主人です。健康をと願います。あと半年で私も還暦、主人に「ありがとう」と言えるように元気でいなくては。
皆さんに支えられてここまで参りました。ありがとうございます。今晩はドンペリでお祝いします。