曇り、26度、92%
この3日間、香港は殆ど雨でした。朝起きて直に走りに行くところを、お隣に寝ているモモさんに「雨よ。」と一声かけてまた眠りに入ります。そして次にほんとに起きるまでほんの30分か40分の間に毎日夢を見ました。今回は続き物ではありませんでした。一話完結の夢なのですがなんとも緊迫感のある夢ばかりでした。
その一つが携帯をスラれる夢です。場所は日本ですが、私にとっては海外です。つまり他所の国で携帯を取られてしまったのです。あれ、ないと気付きます。場所は映画館の中、居眠してしまった私の足元のバックから携帯がなくなっています。さあどうしようと小さな頭がグルグル動き始めます。
映画館を飛び出して、とにかく、携帯のキャリアの「香港3」に電話をしたいと思います。ところがその電話がない。その上、こんなことになるとは思ってもいないので、「香港3」の電話も知らない。調べようと思っても携帯がない。近くのバーのようなところに入りました。何故バーなのか分かりません。カウンターの中のお姉さんが女優さんの誰かに似たきれいな人でした。電話を貸してくださいと頼みます。国際電話をコレクトコールでしようと思っています。ここで、またコレクトコールでいくらぐらいかかるだろうかなどと考えています。お姉さん電話は裏ですと言います。で、何処に電話をしようとしてるのか自分でも分からなくなっています。そのお姉さんの携帯が急に目の前に出て来て、それの音声センサーに向かって「香港3の電話番号」と叫んでいる自分の声で目が覚めました。
きっとガバッと起きたと思います。隣ではモモさんがスースー寝息を立てています。まだ外は雨が降っています。
ベットの上に座ったまま、ボーッと考えます。ほんとに海外で携帯をなくしたらどうしたらいいのかしら。そんな人沢山いるはずですが、いざの時のために、対処を考えなくてはと思います。携帯と一緒に財布も取られたら、これは最悪です。財布の中にはカードもあります。カードも差し押さえなくてはいけないのに、電話がありません。カード会社の連絡先は全て手帳にも記録しています。それでも電話が使えないとお手上げです。
先日、マンション中が半日停電になった時に、いかに電気のお世話になっているかと気付きました。お世話どころか、完全依存です。この夢で携帯にどれだけ依存しているか気付きます。バーのお姉さんに電話を貸してくださいといっている私の胸は緊迫感でドキドキしていました。「香港3の電話番号」とSiriに向かって叫んだのがやっとでした。カードだってそうです。カードがなくなったと想像しただけで、何にも出来ないような気持ちになります。ほんの15年前までは、携帯なくても、カードなくても物事が運んでいました。
一日雨です。携帯の紛失、カードのことを一日考えてしまった朝の夢でした。