晴、19度、85%
今では一年中キノコが出回っています。それでも秋となるとやはり美味しいと感じるキノコです。食べられるキノコはどれも好きです。シャキシャキしていようがもっちりとしていようが、香りもそれぞれ違います。小粒ながら滑りの多い「なめこ」はぬるりとプチんとした食感です。これまた一年中あの小袋に入って売られています。ですから私はあのズルズルした「なめこ」がそのまま栽培されていると思っていました。なめこのお味噌汁は大好きです。
昨日、大分県の産地直送のお野菜コーナーを覗きました。スーパーの一角に設けられているのですが、お値段はやや高めでもその新鮮さで人気のコーナーです。旬の野菜しか出ていません。そして生産者のお名前入りです。一つの品物の品数が少ないのですぐに無くなってしまうコーナーにキノコの袋が2つだけ残っていました。一つはブナシメジ、もう一つは「なめこ」と書かれています。普段見る「なめこ」の小袋より立派な「なめこ」が入っています。しかもヌルヌルなんてありません。かなりの量ですが「なめこ汁」にすればあっという間です。新種かな?
家に帰って早速お味噌汁に入れました。一つ一つが大きかった「なめこ」はお味噌汁の中で小さくなっています。一口汁をすすります。あれまあ、ヌルヌルです。噛み締めると「なめこ」の香り。美味しいなあとつくづく思います。
小袋の「なめこ」とは栽培方法が違うのかもしれません。香港にもいろんな食用キノコがありました。晩秋から冬にかけてはキノコ鍋もあります。でもヌルヌルの「なめこ」は日系のスーパーでしか売っていませんでした。
残っていたブナシメジも普通の棚に並ぶしめじよりずっと元気よく大きいものです。やはり秋には秋のものを食したいと思います。しばらくはこのコーナーでキノコ探しをします。