曇、22度、82%
横の長さが30センチほどの大皿が好きです。この歳ですから、いつの間にか数枚溜まっています。丸いお皿が並ぶ中、横長のお皿が一枚入るだけで食卓が引き締まったように思います。人数が多い食事の時は、いろいろなものをちょこちょこ盛ってみたり、ドンとサラダを盛ってみたり。 決まりはありません、要するに大きいので好きに使えます。
そしてこの季節、この楕円の大皿が頻繁にテーブルに上ります。しかも、一人で一枚使います。秋刀魚です。1匹食べるのではありません。最低でも一人2匹、普通3匹です。頭もお腹も付いたままの秋刀魚を軽く塩をして焼くそれだけの料理です。近くのスーパーではサンマの頭とお腹を取って売っています。美味しいお腹を焼くためには頭も付いていなくてはなりません。一番嬉しいのは氷をいっぱい張った水槽にピカピカ光る秋刀魚を浮かして、「どうぞお好きに取ってください。」と書かれたお店です。
香港では秋刀魚は獲れません。冷凍の秋刀魚ばかり食べていたように思います。この秋はやはり獲れたての秋刀魚を食べたいと思います。北海道の秋刀魚、飛行機で運ばれた大きな秋刀魚はお値段もかなりです。一人秋刀魚を3匹食べると聞くとエッと思われるでしょうが、モモさんの大好物でした。モモさん、軽く1匹は食べていたと思います。
秋刀魚1匹をのせる品の良いお皿もありますが、3匹ともなれば尻尾もはみ出さず、骨を横に取り置いても十分の横長の大皿は重宝です。この秋刀魚3匹が少なくとも1週間に一度は食卓にあがります。「今日はどのお皿にしようかな?秋刀魚の医者要らず。」などと呟きながらお皿を選びます。一人1枚、みんな違うお皿を使うわけです。
秋刀魚を3匹焼きました。お皿を選んでのせてテーブルに運ぶと、あらら、ココさんハイジャンプでお待ちかねです。モモさんの好物の秋刀魚をココさんも好きになりました。この秋、秋刀魚をあと何回食べるかな、モモさんにこの大きな秋刀魚を食べさせてあげたかった。