チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

ホワイトキルト

2017年09月27日 | 身の回りのもの

曇、25度、72%

 高校の頃からでしょうか、いつか自分のベットにはホワイトキルトをかけたいと思っていました。昭和50年代の初めです。高校を出て一人暮らしを始めた時にホワイトキルトを探しました。一枚の大きなベットキルトを売っているところを見つけることができません。仕方ないのでホワイトキルトのクッションカバーを2枚買いました。

 ハンドメイドのキルトでなくてもいいのです。機械でチクチクしたキルトで十分です。やっと思うようなキルトが手頃な値段で見つかったのは、20年ほど前の香港でのことです。ホワイトキルトは1枚しかなく、仕方なくもう一枚はブルーと白の格子のキルトを買いました。ホワイトキルトは主人の大きなベット、ブルーの格子は私が寝るベットにかけました。

 それから数年してモモさんが我が家にやってきました。モモさんは小さい時からかなりの跳躍力であれっと思う間にベットにだって登ります。モモさんとは一緒に休みます。寝ようとしても元気なモモさんは遊んでくれとせがみます。主人も私もお布団に潜って寝たふりを、するとお布団つまりキルトの上からモモさんは穴掘りよろしくキルトをガシガシかきました。掘っているつもりです。男の子のモモさんの前足は大きく力も強かったので、キルトはだんだん薄くなりました。モモさんが来て数年後には、とうとうホワイトキルトに穴が空きました。穴を繕って使い続けましたが、綿があちこちから出てくる始末です。そのうち青い格子の私のベットキルトも薄くなりました。ホワイトキルトは思い切って捨てました。

 モモさんも歳をとって、キルトをガシガシしなくなりました。新しいキルトを買おうか迷います。結局、日本に戻って来て、しかもモモさんが亡くなった後にベット用のホワイトキルトを2枚求めました。香港の時と違い主人と一緒の寝室です。二つのベットに同じキルトをかけました。真っ白ですが寒そうな白ではありません。やっと念願のホワイトキルトです。

 香港で買ったブルーと白の格子のキルトは、薄くなりかなりボロボロですが使い続けています。モモさんと私が一年中13年間使ったキルトです。 モモさんは亡くなる前までこのキルトの上にいました。今は私一人で使います。

 いずれココさんも飛び乗って汚す日がくると思います。ホワイトですから汚れが目立ちますが、洗えば済むことです。やっぱりホワイトキルトはいいなあと部屋を眺めました。

コメント
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