チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

ココさん、1歳のお誕生日おめでとう。

2017年07月11日 | ここ

曇、29度、74%

 ココさん、お誕生日を迎えました。満1歳。我が家にやってきて、ふた月と八日目です。痩せていて、餓鬼のようにご飯を食べて、獣医さんからは太らせてくださいと言われました。今では首回りにもふたふたが、背中にも肉がついています。相変わらず元気に走り回ります。ご飯を待つこともできるようになりました。ご飯の用意が始めるとそれだけで興奮してハイジャンプ。お椀を2つ割りました。もうそんなことはありません。

 ペットショップに長くいたにもかかわらず、トイレのシートの上では用が足せません。女の子ですしまだ子供ですから我慢もできず、部屋中に粗相をしました。今では、庭に面した戸を開けておくだけで自分で出て行って用を足します。家の中にはトイレがありません。夜も寝る前に庭に出せば朝起きるまで大丈夫。たったふた月で大きな成長です。よく頑張ったねココさん。

 ココさんお誕生日おめでとう。 焼きっぱなしのケーキ、シフォンケーキやパウンドケーキはおやつに食べますが今日はココさんのために「ぐるぐるケーキ」のイチゴ版を作りました。「ぐるぐるケーキ」別名「亀の子ケーキ」は通常ほうれん草を使って緑ですが、ココさんのためにイチゴでピンクに作りました。「何、これ?」と目がまん丸です。朝からお誕生日のケーキです。 中はイチゴのババロアとカスタードのババロアが層になって入っています。

 「お散歩」の言葉も覚えました。朝晩2回、大好きなお散歩です。車、バイクを追いかける癖があります。油断せずにリーシュを握っています。お友達の犬たちにもフレンドリー。人が横を通ればみんなが「かわいい。」と言ってくれると思ってか人にも寄って行きます。

  ケーキを切り分けるときもじっと見つめています。ふた月前ならこのままガブリと食べていたはずです。大きな一切れ、ペロリと食べました。また今日のおやつにいただきましょうね。

 ココさんより遅れてお家が決まったココさんの兄弟も今日はお祝いしてもらうのでしょうか。ココさんの両親は群馬県前橋にいます。いつかお父さんとお母さんに会いにココさんを前橋に連れていくつもりです。ココさん、元気で2歳を迎えましょう。我が家に来てくれてありがとう。

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蝉が鳴き始めました。

2017年07月10日 | 日々のこと

曇、28度、80%

 昨日も午前中は雨が降りました。雨上がり、窓を開けると若い蝉の声がします。

 この家の庭はたくさんの蝉が眠っています。庭作りで大きな石を動かすとまだ眠っている蝉の幼虫を見ることがしばしばです。そっと枯れ草の下に動かしてやります。家の改築とともに庭も大きな手を加えました。大きな木を3本以上切りました。造園屋さんから聞いた話では、クレーン車が2度も入ったそうです。木は切られ、蹲の大きな石も動かされました。庭にいる者たちはびっくりしたことと思います。だって、母は10年以上も植木屋さんすら頼んでいません。庭の木も生き物たちもみんな好き勝手、生きたいように生きていたはずです。

 十日前より、庭の地面のそこかしこにまん丸い2センチほどの穴を見つけます。 近くの草木を見ると必ずそこには蝉の抜け殻を見つけます。 アマリリスの葉裏に見つけた蝉の抜け殻です。この写真には3匹の抜け殻が写っています。大抵、蝉が殻を脱ぐのは夜半から明け方で、よほど難儀しない限りは人目につかずに脱ぎ終えます。殻を脱いだ蝉は、抜け殻のそばにしばらくじっとして羽が乾き、うねっていた羽が真っ直ぐになる頃には飛び立ちます。 手前がが殻を脱いだ直後の蝉です。夏が進むと蝉の種類も大きさも違ってきます。

 香港にいた頃は蝉の鳴き始めるのを待ちました。早い時は三月の下旬には蝉が鳴き始めます。ところが蝉の抜け殻を見ることは稀です。蝉の抜け殻は出産直後のお母さんの身体に良いと漢方では煎じ薬に入れられます。日本の蝉よりも体が大きく鳴き方が不器用な香港の蝉たちです。

 いよいよ、福岡も蝉の季節に入りました。我が家の今年の蝉たちは、庭の大幅な手入れの最中にはもうすでにこの庭で眠っていた蝉たちです。早くに殻を脱いだ蝉は長雨ですぐに死んでしまったものも数います。殻を脱ぐのに苦労しているとアリの大群に襲われることもあります。私が眠っている間にも庭は、自然は動いています。昨日の午後西に向けて車を走らせました。雨上がりです。蝉の声を聞きたくてトップを全開で走らせました。見出し写真は、洋種山牛蒡の緑の実に見つけた蝉の抜け殻です。

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ホテイソウの花

2017年07月09日 | 

小雨、28度、78%

 長く降り続いた雨が上がった昨日の朝、表に出てメダカのいる甕を見てびっくり。ちょうど真ん中にスッと伸びた茎に薄紫の花芽がついています。 前日の夕方散歩でこの甕の横を通っているのに、気付かなかったのでしょう。

 近くのお神社の子供神輿が朝から回っています。ひと月に一度の古紙の回収で近くの空き地に近所の方が次々にやってきます。私もよいしょと大きな束を出しました。日が高くなると花が開きました。 近所の方たち、「きれいな花ですね。」と声をかけてくださいます。

 ホテイソウ、「ホテイアオイ」とも言われる布袋様に似たプックリとした浮き袋を持つ水草です。五月の初め全部で6つ買いました。小さな布袋草は気温が上がると大きくなって甕いっぱいになりました。メダカ屋のお兄さんが、「増えますからねえ。」とおっしゃった通りです。まだ子供は持っていませんが、根っこの脇から子供をつけて増え続けるそうです。おかげで毎朝餌を与えてはいますが、メダカの姿すら見えません。

 この1週間、隣のおじさんの姿を見ませんでした。朝は決まった時間に買い物に出かけます。私には小さい頃からおじさんですが、お歳はおじいさんです。私が60歳ですから。久しぶりのお天気で道の掃除、前庭の草むしりをしていると、「この花、初めて見たよ。」その声に頭を上げると、隣のおじさんでした。「実は、私も初めてなんですよ。しばらく姿を見ないから心配してました。」と答えると耳が遠くなっているのでしょう、何度も聞き直します。挙句に急に「雷が怖かった。」とおっしゃいます。大きな声でのやりとり5分間、雨が嫌で外に出なかったのだとわかりました。「何かあったらお声をかけてくださいね。」お隣の裏木戸から大声を出せば我が家に声が届きます。おじさん、「ありがとうございます。」と帽子を脱いで挨拶してくれました。

 古くからこの地に住む方は皆さん私よりお歳が上です。この家に表札がついた頃には皆さんで「山下さんのお嬢さんが戻ってくるんやろう。」と噂なさったそうです。おじさん、おばさんと思っていた方に私も仲間入り。こちらが皆さんを気にかける年代に入りました。上の方にできたマンションには子供連れの方も住まっています。お名前も知りませんが、その方達には私はおばさんです。

 ホテイソウの花が咲きました。この花のおかげでいろんな方と言葉を交わしました。夕方のお散歩に出ると花は閉じていました。日が昇るとまた咲くでしょう。皆さんがおっしゃるようにきれいな花です。

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5種類のジャガイモ

2017年07月08日 | 昨日のお昼ご飯

曇、27度、86%

 北海道からジャガイモが5種類入った小包が届きました。箱を開けると、それぞれ袋に入って名前がついています。 全部で5キロはあるかと思います。それにしてもこんなにジャガイモに種類があるとは。メイクイーンと男爵はやっと区別がつきます。

 早速、そのうちの小振りな4種類を輪切りにしてさっと湯がきました。「シャドークイーン」「インカ」「ノーザンルビー」あと一つは名前がよく読めません。 上から名前が分かっている順番です。皮付きのまま輪切りにしました。ジャガイモを薄切りにするとき。包丁に吸い付く具合がそれぞれ違います。「ノーザンルビー」の色が気になりましたが、4種類一緒に茹でました。このうちの「インカ」は以前主人が紀ノ国屋で見つけて香港に持ち帰ってくれました。火を加えると濃いオレンジ色に変わります。皮を透かしてもオレンジ色に見えます。ほんのりと甘みのあるオジャガです。

 お肉の付け合わせに4種類をサラダのように合わせました。台所で茹で上がったジャガイモの味見をします。甘みも歯ざわりも見た目の色合いもそれぞれ違います。「ノーザンルビー」はややねっとりとした食感です。もちろんココさんにも「はいどうぞ。」「美味しいねえ。」そんなわけで実際テーブルにお肉と一緒に運ぶ頃にはお芋が少なくなりました。

 お肉を一口。お芋をふた口。茹でただけですが、ディジョンの粒マスタードを添えました。お肉の脂っこさもお芋のもたつきもさっぱりしてくれます。

 ひとつ大きな男爵系の「北」と書かれたお芋は和風にして煮物にも向きそうです。でもこの4種類はお味も繊細、色も美しいのであまり手を加えたくありません。今日の晩はこのホットサラダにフェタチーズを加えてみようと思います。きっとワインにぴったりです。美味しいお芋のサラダとお肉だけの昨日のお昼ご飯でした。おごちそうさま。

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七夕様

2017年07月07日 | 日々のこと

降ったり止んだり、24度、96%

 今日は七夕様。数日前、笹の小枝と短冊が贈られてきました。笹を見ても七夕様だと気付きません。短冊が入ったカゴの蓋を取ってやっと七夕様が近づいているとわかります。短冊のうち2枚には、贈り主の優しい手で「おりひめさま」「ひこぼしさま」と書かれています。

 笹にこよりを結ぶなんて一体何年振りでしょう。日本を離れる前からこの夕べに星を見上げることはあっても、お飾りはしませんでした。かれこれ30年以上。色紙が気持ちを子供の頃に向かわせます。

 短冊には「願い事」を書くのが習わしです。わたしの願い事たったひとつしかありません。決してこの世では実現できないことです。「モモさんに会いたい」なんの迷いもなく4枚の空白の短冊に書きました。まだモモさんが生きてる頃は、家から出かける時いつもモモさんに言いました。「必ず帰ってくるからね。」近くの買い物の時も十数時間飛行機に乗って旅する時も決まりごとのようにモモさんに言いました。そして、どんな時もモモさんは待っていてくれました。「モモさんに会いたい」空に向かって思います。「いつになるかわからないけど、必ず会いに行くからね。」きっと、モモさんは待っていてくれるはずです。

 もう丸2日、雨が降り続いています。今日の午後からは少し曇り空になるようです。空に星が見れるでしょうか。笹のカサカサした感触、こよりを結ぶその下にはココさんが何をしているかと興味深げです。 

 笹と短冊をいただかなかったら、七夕様を思わずにこの一日を過ごしたと思います。久しぶりに色紙を買おうと考えています。今晩はココさんと二人、夜空を見上げましょう。今では家を出るときに「必ず帰ってくるからね。」とココさんに話しかけています。

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トマト

2017年07月06日 | 庭仕事

大雨、雷、24度、92%

 5月の初めにトマトの苗を2本植えました。15センチぐらいのミニトマトです。違う種類を買いました。トマトを育てるのは初めてです。トマトだけでこんなに種類があることも知りません。初心者でも育てやすいという種類を買いました。家に帰って、ポットから出して庭に植え替えました。毎朝水を遣りました。小さな黄色い花がついて、蜂たちが舞っています。花の後には緑のトマトがつきました。

 緑の小さなトマトがつき始めた頃には、トマトは60センチほどに成長しました。軽く雨が降った後にトマトが倒れていました。これは大変と支柱を買ってきて、ピラミッド状に支柱を立てました。脇の枝にもトマトができています。大きな支柱ばかりか、小さな支柱も立てました。お天気がいい日が続きました。青いトマトはちっとも赤くなりません。赤みがさし始めたのは6月の終わりです。

 違う種類を買ったのですが、ミニトマトといっても大きさがずいぶん違います。どちらもたくさん実をつけています。赤くなってそのままにしていると破裂しています。赤くなると摘んで庭でそのまま口に放り込みます。落果しているトマトはココが食べています。大きい方がやっと赤くなりました。夕方にはとってサラダにと思っていると、あれ、赤くなったトマトが見えません。そんなことが数回続きます。

 昨日、居間に座ってボーッと庭を見ていました。カラスが何かをくわえて、庭を仕切る小塀の上で食べ始めました。 この小塀の後ろにトマトを植えています。心配になって庭に降りてみると、 支柱は倒れて大きな赤いトマトは全部ありません。トマトを盗んでいたのはカラスでした。野良猫かとも思ったのですが熟れた赤い大きなトマトばかりを狙います。

 この2日間、被害は大きくなりました。それには理由があるようです。カラスは今までは枇杷の実を毎日食べていました。枇杷の木を見上げると、実がもうありません。カラスのターゲットは枇杷からトマトになったようです。

 昨夕、雨が降り出す前に支柱を立て直しました。一番太い茎は直径が2センチほどになっています。昨晩の大雨ではビクともせずに立っています。黒い盗人、カラス対策を考えなくては。

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祖母の絣

2017年07月05日 | 日々のこと

小雨、28度、81%

 日本に引っ越してきて以来、茶箱を開けて中のものを確認できないままでした。2つの茶箱には母が残した反物で私が使えそうな物、生地、タオル類が入っているはずです。母が着ていた和服も帯もほとんど全部捨てました。反物も私の趣味でないものは捨てました。5つあった茶箱は今では2つです。

 雨降りで家にこもっていた昨日、茶箱の蓋を取りました。古い衣類独特の匂いがします。使ったものは入っていないのに、茶箱の隅にこの家の匂いが染み付いているようです。簡単に入れておいた防虫剤の小袋は全部空っぽになっています。

 数本の反物、帯地、糸を切っていない八掛の生地、その中に解かれて洗い張りされたヨレヨレの絣が一本あります。埃だらけ、散らかり放題のこの家の整理をしていた5年前、この絣を手に取った時のことを思い出します。長年着古された絣です。昔なら赤ちゃんのオシメに作り変えられたはずです。なぜ捨てるゴミの山に放り込まず残したのか、瞬時で要る要らないを決めた荷物の整理でした。

 その後、何度かこの絣を手に取りました。母が着ていた記憶はありません。誰のものかしら、ずっと心の隅に疑問がありました。まだ香港にいる時のことです。私が中学の頃母が言った言葉を思い出しました。母方の祖母が亡くなってしばらく経ってからのことです。「おばあちゃまの形見に最後に着ていた絣だけをもらって来た。」その時絣は解かれていたのかどうか覚えていません。「ああ、あの絣はおばあちゃまのものだったんだ。」間違い無いと思います。

 祖母は高知県土佐市の生まれで、土地持ちの祖父に嫁いできて、6人の子供を産みました。末っ子が私の母です。小さい頃は母に連れられて年に2度、土佐の実家に帰ります。汽車に船また汽車を乗り継いでの1日がかりの旅でした。高知からのバスが着く頃には祖母はバス停に出て待っていてくれました。祖母が40歳の時の子供が母ですから、私の記憶にある祖母はすでに70歳を越していたはずです。小さな祖母でした。深いシワの顔の肌ツヤはよく、体の割には大きな手をしていました。祖母と何を話したか全く記憶にありません。覚えているのは夏の夕方、祖母がオジギソウに水を遣っている姿です。私がオジギソウを好きなのはこの祖母譲りです。

 雨の午後、古びれた一本の絣から遠い祖母を思いました。

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薄桃色の蚊取り立て

2017年07月04日 | 身の回りのもの

小雨、28度、78%

 夏中、蚊取り線香は必需品です。網戸がついているものの、ココのトイレのために居間の戸は必ず少し開いています。庭に出れば、木の茂った奥から蚊がブーンとやってきます。

 香港にいたときはマンション住まいでしたが、蚊はエレベータ人って上の階までやってきます。年に数回そんな蚊のために蚊取り線香を焚きました。 これはキャットストリートで買った蚊取り立てです。本来は寒い時の手を温めるものだったようです。

 この家は蚊取り線香一つでは間に合いません。 庭に近いデッキには母が焼いた水漏れする鉢に蚊取り線香を立てて使います。この鉢はデッキに出るドアのストッパーにもなっています。

 なにやら無骨な蚊取り立てばかりです。昔ながらの豚の蚊取り立て、鋳物でできた洒落た蚊取り立て、いろいろ見かけます。

 先日、素敵な蚊取り立てをいただきました。柔らかの薄桃色でその形も女性的な小振の蚊取り立てです。デッキに置いておくのは勿体無い。似つかわしくありません。客間の縁側で煙をくゆらすのがお似合いです。「庭仕事の時お使いください。」なんて言葉が添えられていました。いえいえ、お客様がお見えになったときのためにとっておきます。薄桃色の線香立てから立ち上がる煙まで、なにやら品よく見えるから不思議です。

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いちじくとくるみのパウンドケーキ、ココナッツクッキー、食パンのお土産

2017年07月03日 | 日々のこと

曇、28度、73%

 いつもいただくばかりのお土産です。香港にいるときは出張でおみえの方がお土産を持ってきてくださいました。日本に戻れば、主人が香港からいろいろなものを私へのお土産に運んできてくれます。今日は私が香港に戻る主人に持たせたお土産の話です。

 主人が私の焼いたパンを食べるようになったのは、私の日本への本帰国が決まってからですから、まだ1年ほどのことです。そして、福岡から香港に戻るときには、パンを持って帰ると言い出しました。 焼いてすぐ冷凍したものを保冷剤付きで持ち帰るようになりました。朝ごはんにするのでしょう。やや厚めに切った食パンを8枚ほど荷物に入れました。

 今回主人にトルコの干しいちじくを買ってきて欲しいと頼みました。干しいちじくひとつ取ってもヨーロッパのもの、アメリカ産、トルコ産とあります。トルコ産はまるで干し柿のような形でやや固めです。そのまま食べることもあります。ワインで煮ることもあります。パンやお菓子にも入れます。いちじくが大好きです。主人が見つけてきたのは、ドイツ産でした。いちじくがそのまま小さくなった形です。他にもナッツをお土産に持ってきてくれました。そこで、「いちじくとくるみのパウンドケーキ」を作ります。パンより日持ちがします。 朝のコーヒーと一緒にどうぞ。

 クッキーを焼いておいていると時々つまみます。いくつかある定番クッキーの一つ、ココナッツフレークを入れた「ココナッツクッキー」です。缶にびっしり詰めました。 残りはココさんのご褒美クッキーとなります。

 主人が戻って来ると、こうして持って帰ってもらうものを焼くために台所に立ちます。煮物などのお惣菜もと思いますが、なにぶんにも国際線です。汁がこぼれてもいけません。飛行時間も長いのでいつも諦めます。

 誰かのために台所に立つのはなんとも幸せな気分です。さて、今朝の私の朝ごはん、「いちじくとくるみのパウンドケーキ」をいただきます。

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パンのお値段

2017年07月02日 | 日々のこと

曇、27度、78%

 街角にある小さなパン屋さん、大好きでよく入ります。匂いにつられて入ることもあります。地元福岡の小麦粉で作ったパン、天然酵母のパンなどと書かれていると興味津々です。どのお店も工夫して作っているのがよくわかります。デパートの地下にある有名なパンのお店も必ず覗きます。街角のパン屋さんとは違って、プロですよとばかりのパンの焼き色、品揃えです。フランスパンに入っているドライフルーツなどの取り合わせがとても勉強になります。そしてこの私、パン屋さんを出るときには手ぶらです。パン屋さんに足を運ぶのはただパンを見るため、パンを買うのではありません。パン屋さんを出て家に帰る道すがら、あのパンはこんなお味に違いない、噛めばこんな香りがするだろうと想像します。

 数少ないレパートリーですが、家で私が食べるパンは自分で焼きます。最近は自分で作った酵母で焼くカンパニュー、酵母をいろいろ試します。もちろんイーストのプルマンも私の基本です。まん丸い基本のパンは、組み合わせ自由にナッツやドライフルーツを入れてみます。大きいままの時もあれば、小さく分割して焼くこともあります。自分の口にするパンをその時の体調や気分で作り変えて焼きます。それだけで大満足。

 先日スーパーのレジに並んでいました。レジの横に、「本日の特売、食パン一袋、68円。お一人様2袋まで」と書かれています。えっ、68円?こんなに安いの、と驚きます。そして初めて、パン屋さんによく行くのにパンの値段を知らないことに気づきました。買うつもりではなく、見るためにパン屋さんに行くからです。

 その一袋68円のパン以来、パンの値段を見るように心がけます。デパートの地下のパンはかなりいいお値段です。個人のお店もソコソコにお安くはありません。スーパーの大手メーカーのパンは安いもの高級感のあるやや高めのものが主流です。

 2日前、久しぶりにプルマンローフを焼きました。焼きあがったパンをスライスしていて思います。このパンは一山68円では焼けません。強力粉は大手製粉メーカーのもの、日本の地粉は使いません。バターはその時で違いますが、香りの豊かなものを使います。自分でパンを焼くのは経済的にはよくないという結論です。つまり道楽、贅沢です。

 40代の頃、まだ仕事をしていました。モモさんが我が家に来る前のことです。当時、とても精神的に辛いひと時期を過ごしました。その時、パンを焼くと心が和みました。手のひらの下で柔らかく、ほんのり暖かくふくらみはじめるパンの生地、オーブンで焼きあげる時のあの香り、パンを自分のために焼くことが心を慰めてくれました。そして、モモさんが13年私のパンを喜んで食べてくれました。もちろん今ではココさんが毎朝私のパンで朝ごはんです。最近は主人も美味しいと言って食べてくれるようになりました。それだけで満足です。ちょっとお高くつく家で焼くパンです。これからも焼き続けます。

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