チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

ココアとチョコレート

2017年11月20日 | おやつ

曇、10度、51%

 気温がぐっと下がってきました。すると、決まり事のようにココアが飲みたくなります。コーヒーより紅茶より長く飲んできたココアです。子供の頃、初めてガスレンジの前で作ったのもココアです。

 ココアもいろいろなメーカーから出ていますが、ずっとバンホーテンです。バンホーテンも日本のものはまろやかで、香港で売られているオランダのバンホーテンは苦みが強く感じます。子供の頃に比べればダマが出来難くなりました。ミルクだけで溶かします。熱々のココアでなくてはいけません。ココアかミルクティー専用の小鍋から目を離してはいけません。絶えずスプーンでかき回します。私のココアはドロってしています。チョコレートを溶かして飲んだほうが早いくらいの濃さです。いつの頃からかお砂糖を入れなくなりました。その代わりチョコレートや甘いものを一緒にいただきます。

 特にチョコレートはいい相性です。小粒なチョコレートを口に含み、ココアを一口。昨日のチョコレートは「あぶり2016」と名前を持つホワイトチョコレートとお濃茶のトリュフです。お濃茶の苦味とココアの苦味が響きあいます。面白い味の和音です。このチョコレートは京都の「加加阿365」というお店のものです。時折このお店のチョコレートを頂戴します。いつもその組み合わせにニンマリしてしまうチョコレートを作っています。「あぶり2016」は「きょうの宙」シリーズの一つです。「京の町をめぐるように、今日の気分でお楽しみください。」とキャッチフレーズ。トリフの上には紋があしらわれ、先日いただいた「毘沙門堂」にはこんな紋がついていました。

 一粒のチョコレートと熱いココア、芯からぬくもります。冬の間の楽しみな時間です。

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白菜の漬物、青首の大根のたくあん

2017年11月19日 | 日々のこと

曇、12度、43%

 友人から大きな白菜をいただきました。2キロもあります。大きな青首の大根を2本もいただきました。どれもご自分で作ったものです。白菜も大根も冬になると美味しさを増します。とても一人では食べきれる量ではありません。そこで漬物にすることにしました。

 白菜の大根も4つ割りにして丸一日天日に干しました。白菜は香港でもつけていましたがたくあん作りは初めてです。干した白菜、大根を塩につけます。塩は少なめです。この友人に習った通りに「呼び水」を入れます。こうすると早く水が上がります。大根はチャックの保存袋に入れて塩をしました。順調に水が出てきて大根は一回り小さくなりました。嬉しいものですから友人に「たくあんも順調にできてるよ。」と知らせます。すると、「真奈さん、青首の大根は漬物用ではないのよ。」と知らせてくれました。大根に種類があることぐらいは知っています。ちょっと気落ちします。「大丈夫、食べれるわよ。」と答えました。

 白菜は水が上がってしばらくすると食べれます。大根は一度塩を抜き、砂糖とお酢に漬け込みます。漬けて3日目、冷蔵庫からあのたくあんの香りがふっと匂います。一切れ切って、ポリポリ。おいしい。首の緑の部分は鼻に抜ける辛味があります。気になるほどではありません。美味しいなあと思います。朝もパンと一緒にポリポリ。おやつもポリポリ。ワインと一緒にポリポリ。

 漬物を作るたびに塩の使用量が多いのには驚きです。そして砂糖の使用量も多いと思います。自分で作りますから塩、砂糖の量を少なく作ります。砂糖の代わりに蜂蜜を入れました。お酢に柚子の絞り汁を足しました。柚子の香りのたくあんです。

 みなさんから美味しいものを頂戴します。大事にお腹に収めます。初めてのたくあん作り、青首大根だって、美味しいたくあんになりました。

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怪獣ココごんとレースの服

2017年11月18日 | ここ

雨、13度、80%

 寒くなって来ました。怪獣ココごんに防寒も兼ねて洋服を作ってもらいました。「レースをつけますか?」と聞いてくださいます。怪獣といえど女の子ですから、「レースをつけてください。」とお願いしました。

 グットタイミング、一昨日その洋服が届きました。襟まわりにはレースが。早速着せてみます。こちらで作ってくださる服は脱ぎ着が楽です。それでも暴れるココごん。着せて、「かわいいねえ。」と言えば喜んでポーズを作ってくれます。 夕方のお散歩もこの服を着せて出かけました。ウキウキしているのはココごんより私の方です。

 帰宅後、お風呂に入れるつもりで洋服を脱がせて椅子の上に置きました。お風呂場から「ココさん。お風呂〜。」と叫びます。大好きなお風呂ですから飛び込んで来ました。お風呂の後のタオルドライで興奮がマックスになります。タオルを持って追いかけます。「あれ!」床にレースの洋服が落ちています。椅子の上に置いておいたレースの服です。見れば、レース部分を噛みちぎっています。届いたばかりの洋服です。怪獣は素知らぬ顔で部屋を駆け回っています。

 気を取り直して、昨日はレース部分を繕いました。日本中、昨日は一番の冷え込みです。仕方なく、モモさんのシャツを出して来て着せました。モモさんのシャツはお友達の豪ちゃんのお下がりです。豪ちゃんも大きなパグ、モモさんもこのシャツをぴったり着ていました。 やっぱり怪獣ココごんは小さい。オレンジのシャツはダブダブです。暖房を入れるほどの寒さではありません。モモさんに頂戴した羊の電気あんかを入れました。 電気あんかにしがみついて寝る怪獣ココごん。大きなシャツはお尻もめくれて、首の部分がお腹まで下がっています。「寝ている間は静かでいいわ。」これは私の本音です。

 どうにか見られるように繕い終えました。特別な日以外はレース付きの洋服は着せないつもりです。うっかりがこんなことになってしまいます。寝姿をご覧いただくとお分かりになると思います。怪獣ココごん、小柄ながらまた一回り、首のお肉をつけました。首回りがフタフタとパグらしく成長中です。

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「みかんケチャップ」「みかんですよ」

2017年11月17日 | 日々のこと

晴、11度、58%

 松山の知人から面白い調味料をいただきました。「みかんケチャップ」と「みかんちゃん」、さすがみかん生産高全国二位の愛媛の産物です。

 「みかんケチャップ」はトマトケチップのみかんバージョン。トマトのようにどろりとはしていません。もっとさっぱり。お肉にかけたりサラダにどうぞと書かれています。ならばと、ハンバーグの生地に練りこんで焼いてみました。 甘みが焼き色をしっかりつけてくれました。ほんのりした甘さの奥にみかんが香ります。

 「みかんちゃん」はおかず、ご飯にのせて食べてください、と書かれています。原材料は宇和島のブラッドオレンジ、みかん、ザーサイ、ごま、中華調味料。想像のつかないお味です。そこでパンにつけて食べてみました。 みかんの香りがしっかりとところがお味はまるで中華ソースです。最後まで味を引くのが「ごま」です。みかんと書かれていればマーマレードを思い浮かべます。この「みかんちゃん」はご飯に乗せるのがいいようです。確かにおかず、みかんの香りがするご飯のお供です。

 「みかんちゃん」は香港の調味料「XO醬」を思い出させます。料理の隠し味、テーブル調味料の「XO醬」ですが、私はご飯に乗っけて食べるのが好きです。「みかんちゃん」もたっぷりオイルが入っています。日本人にはご飯が進むお味です。

 「みかんケチャップ」「みかんちゃん」ちょっと目先が変わった味のアクセントになります。ケッチャップのようでみかんの香り、ゴマのお味の奥にあるみかんの香り。

 柑橘類も「橙」「すだち」「かぼす」などと違って料理に使われることが少ないみかんです。みかんの甘みはそのままでも十分い美味しく思います。この調味料、黄色い色がポイントです。

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コンポスト

2017年11月16日 | 庭仕事

曇り、13度、44%

 庭木から一年中、落ち葉が落ちます。掃いて集めて、ゴミ袋に入れて捨てていました。香港に行く前、東京に住んでいた頃は、庭の一角に落ち葉を集めて腐葉土を作っていました。ふかふかの土、冬でもほのかな温かさがある腐葉土です。落ち葉を集めてコンポストを作ることにしました。

 あまり大きなコンポストの容器では庭の景観が壊れます。穴を掘って、コンポストを設置します。貯めて置いた落ち葉を  コンポストに入れて、分解を促進させるために米ぬかを入れました。落ち葉を入れては足で踏み固めます。あとは一月に一度、上下をかき回す作業をして自然の力に任せます。

 コンポストのことを調べていると、台所の生ゴミで作るコンポストを福岡市が促進していることを知りました。生ゴミをダンボールを使ってコンポストにするのだそうです。モニターに応募してみました。 ダンボールと木屑のような分解促進剤が送られて来ました。この木屑の中に台所から出る野菜くずや魚の骨などを埋めて行くとコンポストが出来上がるそうです。匂いや野良猫が心配です。涼しいこの時期に始めてまだ10日、日当たりのいいところに置いていますが、匂いはありません。3ヶ月ほどでダンボールいっぱいのコンポストが出来上がる予定です。その後レポートを福岡市に提出します。生ゴミコンポストのスタートはお金をかけずに始めました。

 落ち葉コンポストはどんぐりがなるカシの木の下に置きました。カシの木は先日の植木屋さんに切ってもらい忘れています。コンポストの作業をするのにカシの枝が邪魔に思います。そこで、 のこぎりで切りました。大きな袋4つ分、落ち葉コンポストはすでに満タンです。太い幹はコンポストには向かないそうです。今晩ゴミに出します。庭仕事は次から次に出てくるものです。

 オリーブの実を25個収穫しました。オリーブはあくを抜かないと食べれないというので、 ひと月かけてあく抜き中のオリーブです。クリスマスには間に合いそうです。 

 夕方にはピンセットを片手に庭に出ます。サフランの雄しべの収穫です。8個の球根に毎日新しい花がつきます。 丁寧に雄しべをとって、朝、パンを焼いた後のオーブンの余熱で乾燥させます。小さな小瓶に溜まって来ました。うまくいけば一年で我が家が使う分は採ることができるかもしれません。

 家で作ったコンポストを実際に使うのは春の庭仕事からになります。野菜も作りたいと思います。土作りが基本です。そんな私に、 友人からのプレゼント。3年綴りの野菜づくり日記です。庭で体を動かして、夜はぐっすり休みます。

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怪獣ココごん

2017年11月15日 | ここ

曇り、16度、48%

 眠っている時以外は非常に精力的に動き回るココさん、ココごんです。一瞬女の子らしい表情を見せますが、そんなのつかの間。モモさんのようにテーブルに飛び乗ったりはできませんが、家、庭、道を走ります。走らなくてもいいと思うのですが走ります。

 庭と家の区別がつきません。興奮してぬいぐるみをくわえて庭に出て行きます。もちろん、ぬいぐるみは庭に置き去り。 先日は珍しく庭を一回りしてそのままくわえて戻って来ました。ムカゴのツタが枯れて来たのでバッサリ切って庭に置いていました。表から戻ると、「ムカゴがない。」家の中で枯葉の音がします。ココごん、気持ちよさそうにくわえて走っていました。 

 好奇心旺盛です。 特に食べ物。「生のしいたけなんか食べないでよ。」庭先でスモークしていると、 煙が上がるのを見つめます。1時間後、いい匂いがして来ました。もう待てません。走り回るココごん、家に閉じ込められました。

 お散歩に出れば、背中にシワシワを作って小走りです。そして道行く人に声をかけていただくと、しっかり座って見つめます。「かわいいですね。」の言葉にめっぽう反応するココごん、今朝も早朝から寝室を走り回り絶好調です。

 痩せっぽちガリガリだったココごんは、小柄ながらしっかりした肉付きになって来ました。まだ一歳4ヶ月、怪獣ココごん真っ盛りです。

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スモーカーを使って鯖のスモーク

2017年11月14日 | 昨日のお昼ご飯

曇、16度、80%

 スモークした鶏肉や牡蠣を作るようになって30年経ちます。台所で作るスモーク、使うのは中華鍋でチップには紅茶の葉っぱを使います。保存のために香りもつけるスモーク料理です。紅茶の台所スモークは完全自己流、いつかチップを使ったスモークをしてみたいと思っていました。

 アウトドア用品のお店で小型のスモーカーを見つけました。庭がありますが備え付けのスモーカーを作るほど頻繁にスモークするわけではありません。網が2段、蓋の裏にはフックで掛けて長い魚もスモークできるようになっています。チップも買って来ました。台所スモークはガスにかけて一気にスモークする熱燻です。時間をかけてチップを固めたスモークウッドを使った温燻をやってみることにします。

 燻製はいぶす前に一手間下ごしらえをしますが、それを省くために鯖の干物を買って来ました。一度お酒に漬けて塩を抜き、半日乾燥させて燻します。冷蔵庫で乾燥させることもできます。 燻す前の状態です。ヒッコリーのスモークウッドを使いました。スモーカーの底に火をつけたウッド入れます。ゆっくりと煙が上がり始めました。 熱燻で燻すと十五分ほどでできる燻製を温燻では1時間ほど掛けて燻します。

 我が家はスモークした食べ物が好きです。スモークサーモンはもちろん、ニシンのスモーク、鯖のスモークは日常的に食べます。息子が中学の頃のお弁当にチキンのスモークを入れました。お弁当の蓋を開けた途端にスモークの匂いが教室に漂ったそうです。

 ココさんも真剣に待っています。 

 出来上がった鯖のスモークは、台所スモークとは別物のようです。時間をかけていますから皮はパリッと、身からは程よく水分が飛んでいます。

 一度塩を抜き、黒胡椒を粗く挽いて作った鯖の燻製です。ヒッコリーの香りがかすかに香ります。下味の付け方、火の通し方まだまだ試してみたいことがいっぱいです。

 このコールマンのスモーカーはステンレス製です。台所スモークの時は後始末が大変でした。台所の天井も煤けます。このスモーカーは丸洗いできます。お庭で燻しますから、匂いもこもりません。ココさんの背丈ほどのスモーカーは場所もとりません。お家で作るスモーク料理は、買ってくるものと違って暖かいところを食べることができます。暖かなスモーク料理、おうちならではの楽しみです。

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主人の一人暮らし

2017年11月13日 | 日々のこと

晴、12度、61%

 私の帰国を決めた時、香港に2、3ヶ月に一度は帰るようにと主人は言いました。私もそのつもりでした。ところがモモさんがあっという間に逝ってしまいました。モモさんとの思い出がいっぱいの香港に戻る勇気がありませんでした。知人の結婚式に招かれたのきっかけに9ヶ月ぶりの香港でした。私が帰国したあと主人は一人で生活しやすいフラットに居を移していました。主人が一人暮らしをするのは六十歳にして初めてのことです。

 引っ越しすら荷物は詰めても部屋を作るのはいつも私の仕事、しかも仕事をしながらの引っ越し、生活環境も変わります。一人で生活のリズムを作るまで大変だっただろうと想像します。日本に主人が戻ってくるたびに、「部屋の掃除はしないよ。洗濯機も一度も回したことがないよ。」と言います。食事はお客様がないときは自分で作っているようです。まあ、食べることが大事、洗濯はクリーニング屋さんに出せばやってくれます。掃除なんかしなくても死にません。

 空港まで出迎えに来てくれた主人と新しいフラットに戻りました。ドアを開けると私が置いて行った植物たちが窓辺で元気にしています。出張も多い主人が水やりを続けてくれたおかげです。夜遅い帰宅でしたから、シャワーを浴びて休みました。

 翌朝、主人は起きてくるやさっさと台所で朝ごはんの用意をしています。その様子は手馴れています。しかも私の分まで。朝の手順は仕事がある人ならなおさら、流れがないと進みません。食後もサッとお皿を洗ってカゴに。お皿だって最小限の数しか使っていないようです。主人が起き出してくるまでに一渡りフラットを回ると、やっぱり埃が積もっています。そうだろうと思って、掃除のための準備はして来ていました。

 その翌日主人は私を残して出張に行きました。しめしめとばかりに、掃除にかかりました。日本式に言えば2LDKのフラットです。バスタブがお湯を張って入る状態ではありません。なんとなく黒ずんでいます。家中が全体にうっすら埃をかぶっています。午後の三時に掃除を始めました。気がつくと外は真っ暗、夜の十時近くになっています。翌朝私は日本に帰ります。ギリギリまで洗濯掃除をしました。

 9ヶ月も放ってあったのですから仕方ありません。男性の一人暮らしでピカピカの部屋に住んでいるとかえって気味が悪いかもしれません。すっきりと片付いた部屋のドアを閉めながら、「また来ますよ。」

 3日間の短い時間、主人の部屋の写真を撮るのを忘れています。置いて行った植物は枯れてしまってもいいのよと言っておいたのに、時々こっそり苗をトランクに入れて日本にもって来てくれました。 このミントも夏には大きく育ちました。20才近いシダも苗を分けて持って帰ってくれたのがしっかり根付きました。そのシダの根っこには「琉球コスミレ」の芽も出て来ました。

 健康で無理のない生活を送ってほしいと思います。実際の生活を見てホッとしました。2、3ヶ月に一度は、掃除に香港に戻るつもりです。六十歳にして初めての一人暮らし、私の目には上出来でした。

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ツッカベッカライカヤヌマのオーストリア菓子

2017年11月12日 | おやつ

晴、12度、61%

 先日の香港の結婚式の新婦は15年以上主人のもとで働いてくれているスタッフです。私たちが座る円卓は主人の会社の香港事務所、深圳事務所のスタッフばかりでした。その中でただ一人、新婦が日本から招いた方がいました。会社同士のお付き合いのある方です。そしてこの方とは私たち夫婦も20年来の家族ぐるみでお付き合いがあります。よく香港に出張でおみえになりました。奥様と我が家にいらしてくださったこともあります。そうそう、モモさんと遊んでもらったことも。

 帰国した私がこの結婚式に出席のために香港に戻ることをご存知で、奥様からお土産が言付けられていました。こちらからいただくお土産はいつもなかなか手に入らないものなど心憎いお土産です。 外の包みを見て、「ドイツ菓子かな?」と私。白地の無駄のないこういう包装紙が好きです。この下はもう一枚和紙がかかっています。 そしてやっと缶が出て来ました。 蓋を取ると、整然と並んだクッキーです。真ん中のココナッツのクッキーをまず口に放り込みました。モグモグさせながら主人に「美味しいよ。」というと主人も早速やって来て頬ばります。あれよと3つのクッキーをパクパク。主人はコーヒー私は紅茶を入れました。バターたっぷりのフランスのサブレとも違います。口の中でほろっと崩れる、甘さがちょうどよく幾つでも食べられます。このクッキー、私が日本に帰る前にはほとんど空になりました。

 長いお店のお名前、覚えれません。「ツッカベッカライカヤヌマ」このお店は赤坂にあるオーストリア菓子のお店です。そしてなんとお菓子全てが予約なしでは買えないそうで、しかも前もっての予約、当日の取り置きでは手に入らないそうです。オーストリア菓子ですから有名なザッハトルテもあるそうです。オーストリアのお菓子って派手ではありませんが、実のある美味しさを感じます。ウェッブではクリスマスのお菓子、クリスシュトレーンの予約を受け付けていると出ています。

 袋の中には、 ココさんへのお土産も。

 きっと高価なクッキーでしょうが、お値段よりもこうして私のために選んでくださる、それをまた遠く運んでくださる、そうしたお気持ちに感謝です。

 このクッキーを食べていて私が焼くクッキーがいかにバターが多いか痛感します。ほろっと和三盆のように崩れるクッキーを作ってみたくなりました。

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イワシのバジルソース、里芋のポタージュ、フランスパンとあんこ

2017年11月11日 | 昨日のお昼ご飯

曇、17度、69%

 香港にいる頃イワシといえばポルトガルから入って来る冷凍物ばかり食べていました。たまに日系スーパーでお高い生イワシが売られていますが、高すぎます。一体イワシの旬っていつなのかしら?昨日、お魚屋さんに綺麗なイワシが並んでいました。お魚屋のお兄さん「脂が乗って美味しいよ。」と勧めてくれます。お勧めはお煮付けです。お煮付けは苦手です。オリーブオイルで焼いていると、そうそう、緑のソース、バジルと松の実とニンニクとオリーブオイルのあの「ジェノペーゼ」を作ってあるのを思い出しました。焼いているとイワシからジュルジュルと脂が出て来ます。火を止める手前で、ポトンとバジルのソースをフライパンに落とします。バジルとニンニクの香りが立ち上がって来ます。焼いたイワシにこのソースをかけるだけの簡単さ。

 香港から戻って来ると待ってましたとばかりに自家製のお野菜が届きました。お店では見られない長いお大根、2キロ近くもある白菜とセレベス、里芋です。里芋のセレベスはぬめりが少なくほっこりしています。湯こぼししなくても煮物にできます。薄味で煮しめました。朝のお味噌汁にも入れました。美味しい。お次は蒸して潰します。潰した里芋をスープとミルクで伸ばして里芋のポタージュです。 里芋の香り豊かですんなりとした喉越しです。

 イワシのバジルソースに里芋のポタージュ、朝焼いたフランスパンでお昼ご飯です。わざとフランスパンを一切れ残します。フランスパンにはクルミオイルをつけて食べるのが一番好きですが、最近凝っているのがフランスパンにあんこをのっけて食べることです。小豆のあんも先日モンブランを作った栗のあんも用意があります。栗あんは手抜きで渋皮をつけた栗を甘く煮たものを潰しました。小豆のあんに色が似ています。昨日はこの栗あんです。 たっぷりのっけて、2口でぱくぱく。食後の甘いものはお腹にちゃんと納まりました。

 「ジェノペーゼソース」、バジルソースはパスタによく使います。市販の小瓶でも残ったらまずは白身のお魚のソテーにかけてください。白と緑のコントラストが綺麗です。イワシにかけて思ったのは香りが高いこのソースはイワシの独特のにおいを消してくれました。瓶からそのままかけるより、一度火を少し入れるとその香りは一際です。

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