チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

七五三

2017年11月10日 | 走ること

晴、13度、75%

 昨日は孫娘が七五三を祝いました。香港の旅の予定の方が先に決まっていました。帰ってすぐにココさんをまた預けるのも可愛いそうで、この祝いの席に私は出席しませんでした。息子のお嫁さんのお母様にお任せです。この日のためにお着物の準備、手筈を調えていただきました。お着物を決めるのに幾度も衣装合わせをしたそうです。

 お参りに向かったのは、氏神様の多摩川浅間神社です。百日のお宮参りでは、この孫娘を私が抱いて参りました。いいお天気に恵まれた昨日、多摩川の向こうに富士山の頭が見えていたそうです。空気が澄むお正月にはここからの富士山はくっきりと見えます。 神殿でお祓いをしていただき無事に七五三のお参りを済ませました。山吹色のお着物、髪飾りがよく似合っています。三年間大きな病気もなく無事の育ちました。息子夫婦、お嫁さんのご両親、見守ってくださった方達のおかげです。

 息子の七五三、35年ほど前になります。その時、息子が着ていたコートが手元にあります。 ツイードのコートです。5歳でしたが、背丈があったので7歳用を買いました。朝のココさんの散歩の時はずいぶん寒くなりました。このコートを私が羽織って散歩に出かけます。袖は七分ですが腰まですっぽりと小さな私は重宝しています。息子はこのコートで明治神宮にお参りに連れて行きました。実は当時、私たちは多摩川浅間神社のすぐ近くに住んでいました。昨日の孫娘の写真を見ながら、なぜ氏神様の浅間神社に参らなかったのか、私の当時の考えの浅はかさを悔やみます。浅間神社とのお付き合いも随分長いものになりました。百日、三歳と孫娘の成長を見守ってくださっています。

 孫娘の七歳のお祝いには私も一緒にお参りに行きたいと思います。そして、その頃背丈も高くなっていれば、このツイードのコートを孫娘に譲ることができればといいなと思います。それまで息子のこのコートしばらく私が預かります。

 

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サフラン

2017年11月09日 | 

晴、14度、87%

 庭仕事の種や苗、道具に至っても日本は充実しています。ホームセンターや植物を扱う店に行くとその時期で商品は入れ替わり、土までその時期の植物に合わせた土が用意されています。おかげでせっせと前庭には花の苗、裏庭には野菜やハーブの苗を求めて来ます。

 秋口になって球根が出始めました。チューリップも水仙もムスカリもクロッカスも好きなものばかりです。いい種や苗を扱っているお店で見つけたのが、サフランでした。

 赤い乾燥されたハーブです。ブイヤーベースやサフランライスに使われます。私はブリアニに使うので常備しています。ただ高いのが玉に瑕のサフランです。女性にとっては血の巡りが良くなる効果もあると聞きます。日本ではとても高いだろうと、 奮発して香港からの引っ越しの荷物に詰めました。

 そんなサフランを自分で育てることができるというので、球根を求めました。秋に咲くサフランの植え付けは8月から9月だそうです。見つけるのが遅くて私が植えたのは10月に入った頃でした。サフランの開花は11月と聞きました。遅く植えたので遅く咲くのかな?咲かないかもしれないと不安混じりでした。

 香港から戻ってまず庭の点検。オリーブもどんどん色づいて来ています。サフランに蕾がついて膨らんでいます。たった3日間の出来事、急成長です。翌朝には、紫の花が咲きました。 クロッカスに似た花です。それもそのはず、「クロッカス科」のサフランです。一つの花にある3本の雄しべがあのお高いサフランになります。取ってくださいと言わんばっかりに、3本の雄しべは長く花弁からのぞいています。

 8つの球根からどれだけの花が咲くのやら、丁寧に3本の雄しべを頂戴するつもりです。球根ですから球根が子供を増やして数が増えます。家で使う量賄えるようになるのはいつ頃でしょう。花が咲くのも嬉しい。サフランが作れるのも嬉しい。こうして、また庭仕事を作ってしまいます。

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香港での買い物

2017年11月08日 | 香港

雨、17度、94%

 香港は買い物が楽しいと皆さん仰います。30年も生活していると、香港でしか物を買わないので楽しいかどうかわからないでいました。ただ、$25,000の服を見て、外に出れば同じような服が$25で売っているようなことはしばしばあります。つまりピンとキリがあっての面白さです。

 今回、買って帰りたいなあと思っていたものがいくつかありました。少し早いけれど孫娘へのクリスマスプレゼント、私の薄手のカシミアのパーカー、もっと寒くなって着るジョギング用の機能性の上着。ここ10年近く服を買うお店は決まっています。ウィンドーショッピングなどせずに目的のお店に直行です。

 「レンクロフォード」というセレクトショップのようなところがあります。IFCにある「レンクロフォード」に向かいます。IFCには他にもブランドのお店が入っています。「レンクロフォード」の一角、毎年子供向けのクリスマスコーナーがあるところに、今年もまた同じようにクリスマスコーナーがありました。孫娘に選んだのは、「エンジェルセット」です。クリスマスにエンジェルに変身してもらいます。

 カシミアのパーカーは数年前は流行っていて、色とりどりあったのですが、今年は普通のプルオーバーばかりです。そこで、階下の「J.CREW」に行きました。毎年カシミアのセーターがたくさん出ます。顔見知りのお姉さん、「今年はパーカーはないよ。」とのこと、がっかりです。セーターの横のソックスのカゴに「あれ?パグかしら?」グレーの地に犬が編み込まれています。 手にとってよくよく眺めます。「パグよね。」しかも心の中では、まるでモモさんが笑っている時にそっくりと思います。カゴにあった2つを求めました。

 いつも行くお店は全部見ましたが、カシミアのパーカーは今年は出ていません。諦めてスポーツショップに向かいます。同じブランドのスポーツショップでも日本と香港では品揃えが違います。帰国前に揃えた手持ちの防寒着でも十分ですが、薄くて暖かなパーカーを見つけました。しかも昨シーズンのものでお値段も半分、私のサイズもあります。しめしめ。

 買い物に出る前に、珍しく主人が「買い物に使いなさい。」とお金をくれました。孫娘へのプレゼント、ソックス、ジョギング用の上着。カシミアのパーカーがないので、いつものお店で半袖のブラウスと黒のウールのスカートを買いました。買い物途中で主人から電話です。「お金足りてる?」「もう全部使っちゃったよ。」

 初めて、やっぱり香港での買い物は楽しいなあと思います。福岡の同じブランドの店にある商品とは違って豊富にあります。暖かな土地なのに、ダウンウェアーを一年中売っている店では同じ店だとは思えない品数でした。ターゲットが香港人、中国人だからかもしれません。

 荷物を増やしたくありません。やっぱり香港の買い物は楽しいと、買ったものを大事にトランクに詰めました。パグのソックスは履くことができないだろと思います。モモさんが笑っているソックスです。

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ココさん、家に戻って来ました。

2017年11月07日 | ここ

晴、14度、83%

 私が旅行中はココさんを「みつば動物病院」に預かっていただきます。今回で3回目、お泊まりの日数も1日ずつ延びて3泊しました。歩いて10分もかからない「みつば動物病院」ですが、クレートに入れて連れて行くので、いつも車に乗せて行きます。車に乗ると異常に興奮するのはココさんのいつもの習慣です。今回車に乗るや、「クーン、クーン。」と初めて聞く悲しそうな声で鳴きました。「クーン、クーン。」と鳴きながら、助手席からゲージ越しに私を見上げています。「必ずお迎えに行くからね。」なんども声をかけました。病院に着くとすぐに裏に連れて行かれます。ココさんをお預けして旅立つのに後ろ髪が引かれる思いです。

 出発の朝にトランクが出て来ます。その中にポイポイ荷物を投げ入れます。側でじっと見ていたココさん、私がどこかに出かけるということがわかったのかもしれません。ココさんも我が家に来て半年、いろんなことを学習中です。

 昨夕、気もそぞろにお迎えに行きました。なかなか出て来ません。看護婦さんたち、ココさんにハーネスをつけるのに梃子摺っているようです。お外が大好きですが、ハーネス大嫌いなココさん、ハーネスをつけずに暴れながら出て来ました。で、私の顔を見るとキョトン。おとなしくクレートに入りました。帰りの車の中では、「早く出せ。」とばかりにひっくり返って暴れています。

 おうちは一番好きなところです。猛ダッシュで家中を駆け回りました。病院の中では自由に歩き回っています。でもお散歩はありません。少し太って帰って来ました。夕方のお散歩は飛ぶように走ります。 「遊んでください。」小一時間もじゃれていました。「お疲れ様、今日はベットで一緒に寝ようね。」

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やっぱり飲茶!

2017年11月06日 | 香港

小雨、22度、69%

 美味しい中華料理を食べたいとこの数カ月思い続けていました。「美味しい=お高い」ではないところが香港のいいところです。食べ物屋さんは屋台も含めればかなりの数です。

 主人は日曜日なのに午後から大連に出張に行きます。少し早めの飲茶です。朝飲茶も日曜日なら並びます。番号札を持ってさほど待たずに席に着きました。飲茶も昔ながらのワゴンに蒸籠を乗せて来るタイプとメニューに欲しいものに印ををつけて注文するタイプの2通りあります。ワゴンタイプはめっきり少なくなりました。ワゴンタイプのお店は蒸籠から上がる湯気とその食べ物の匂い、そして人たちのざわめきの入り混じった空間です。大きな中華レストランも数が減りました。家族や知人のテーブルを見つけられないほど大きなレストラン、今のようにスマホなんてないので歩き回って探しました。注文タイプの飲茶のお店の空気は綺麗です。お客様をお連れするのはワゴンが回ってくるタイプのレストランです。蒸籠の蓋を取って、中をお見せして好きなものを取ります。昨日は注文する飲茶でした。

 主人はまだまだ会食が続きます。ほんとはお家で軽く済ませたかったでしょうに、私に付き合って又しても中華です。このお店、アレンジされた飲茶です。オーソドックスなエビ餃子も形が違います。蒸し物ばかり6品頼みました。 そしてどれもエビばかりです。披露宴の食事のエビよりも大きなエビがコロコロと入っています。満足満足。

 「腸粉」もエビ。 小籠包はスープに入って出て来ました。 このスープも大変美味しいものでした。メニューを見て興味があったので頼んだこちら、 大きな餃子がスープに入っています。この餃子の皮は湯葉です。スープは金華ハムから取ったものでしょうか、清んだお味です。中華には辟易している主人を目の前にパクパクと食べあげて行きました。

 こんな高級な飲茶ばかりではありません。買い物に疲れてお腹がぐーぐー。町の麺ばかりのお店に入ります。背もたれもない椅子、当然相席です。頼むのは「鮮蝦雲呑麺」。 プラスチックの器からどんなお店かご想像ください。エビがプリプリとした雲呑に腰の強い細い麺です。こんなお店ですら、スープまで美味しく全部食べあげました。ワンタン麺を食べながら思い出しました。昨晩の新婦はイスタント麺しか作れなかったはずです。でも、香港なら大丈夫、町中に美味しいお店があふれています。

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香港の結婚披露宴

2017年11月05日 | 香港

曇、20度、68%

 香港に戻って来たのは、知人の結婚式に出席するためでした。式はカトリック式で行われます。新郎も新婦も敬虔な信者です。教会はやや中国寄りの田舎町、お式は欠席して夜の披露宴だけに出ることにしました。新郎新婦共に50歳を過ぎての結婚です。

 披露宴の始まる時間は8時、中国式ですからそれまでの時間は麻雀をして時間を潰します。ご親戚、友人、教会の方達、200席ほどの円卓が気がつけば満席です。この披露宴は中華のレストラン、披露宴専門のお店でした。テーブルに置かれたメニューには披露宴らしい料理の名前がつけられています。 断っておきますが、一品一品はそれほど高級なものではありませんでした。

  子豚の丸焼きです。生後8ヶ月の子豚を使います。目には赤い電球を入れてこれを灯して会場を暗くして子豚の丸焼きから料理は始まります。子豚の丸焼きは皮を食べる料理です。パリパリの皮の下は美味しい脂です。

こういう宴会の料理の時は、給仕の方が切り分けてくれます。 お次はエビとホタテを緑の野菜と炒めたものです。 丸々としたカニの爪。魚のすり身で太らされたカニの爪です。糸瓜という長い瓜があります。淡白な瓜です。その瓜の真ん中にホタテを詰めて蒸しあげてのがこちら。 

 フカヒレが香港で禁止されて幾年か経ちます。披露宴のメインディッシュだったフカヒレスープは消えて無くなりました。よく似た感触のゼラチン質の筋とエビカニを合わせたスープです。 本物のフカヒレのスープは大好物で、主人がどこに行っても頼んでくれました。おかげでフカヒレが禁止される前に「フカヒレのスープはもういらない。」と言うまでになっていました。 大きなアワビでなくトコブシの煮込みです。アワビとナマコの煮込み、これはいくら食べても大好きなものの一つです。クライマックスはこちら、 クエの蒸し物。「これが食べたかったのよ。」このクエのヒレの部分のお肉は全部私のお腹に入りました。最後はチャーハン、チャーミン。私にはチャーハン。 デザートは銀木犀のゼリーと昔ながらの蓮の実が入ったあずきのしるこです。 お祝いの意味を持つ「陳年」の陳皮で香りがつけられています。 昨晩もフルコース最後までしっかりいただきました。

 新婦とは15年以上のお付き合いです。もう結婚はしないのだろうと彼女の老後のことを主人は気にかけていました。「結婚式に出てください。」と送られて来た手紙に私がエイっと腰をあげた理由がお分かりいただけたと思います。しばらくぶりに会う彼女、披露宴の壇上で私と抱擁です。華奢な彼女はウェディングドレスがよく似合っていました。「おめでとう、ノーベンさん。」

 夜半近い帰りのタクシーの中、「本当に美味しかったの?」と主人が聞きます。お料理のレベルは分かっています。嬉しい結婚式、飢えていた中華料理、美味しかったに決まってますよ。

 

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9ヶ月ぶりの香港

2017年11月04日 | 日々のこと

曇、22素、53% 香港

 ちょうど9ヶ月ぶりに香港に戻って来ました。春が立つ日にこの街をモモさんと一緒に飛び立ちました。13歳のモモさんは短頭種なのによく頑張って飛行機に乗り日本に行きました。そしてあっという間に亡くなってしまいました。モモさんの生まれたこの香港、モモさんと主人と3人で生活したこの香港、戻って来るには勇気がいりました。モモさんの思い出いっぱいの街です。小さくなったモモさんと一緒に戻ってきました。

 知人から結婚式の招待状を受け取ったのは9月も終わろうとする頃でした。こんなきっかけがないととてもこの町に戻る勇気がありません。飛行機から見えた香港の夜景、今までならモモさんの待つ家にと気が急ぎました。もうモモさんは待ってくれてはいません。そんな私をよく知る主人が30年ぶりに空港まで私を迎えに来てくれていました。啓徳空港に香港に住むために息子と二人やって来た30年前のあの日以来です。

 見慣れた景色なのに初めて大都会だと気付きます。いつも走っていた道なのにこんなに車がいっぱいだったのかと気付きます。たくさんの人、たくさんの人種、たくさんの人の家の明かりがビーズのように輝いていました。

 ほんの9ヶ月の留守でした。旅人のような気持ちで街を眺めます。懐の深いこの街はビクともせずになんでも受け入れてくれます。私のちっぽけな感傷も大きく包み込んでくれます。山からの冷たい空気で目が覚めました。歩けばすぐビクトリア湾です。数日の滞在です。「モモさん、戻って来たよ。懐かしい、モモさんが一番好きな街に。」

 

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桜の紅葉

2017年11月03日 | 日々のこと

晴、15度、83%

 家の近くに桜並木があります。朝晩今までと同じ時間に散歩に出かけていました。日の出は遅くなる、日の入りは早くなる、薄暗い道をお散歩していました。昨夕はほんの10分程ですが早くお散歩に出ました。

 桜が紅葉しています。紅色です。紅色の黄色味が強かったり、真っ赤だったり、「あら、綺麗。」桜の紅葉がこんなに綺麗だとは知りませんでした。30年も日本を離れていましたから、春のお花見の頃は「桜、桜。」と愛でますが、紅葉の美しさには気づかないままこの齢を迎えていました。

 こんな綺麗な落ち葉なら、 掃かないでこのまま落ち葉の絨毯でいてほしい。カサコソ音のする落ち葉の上をココさんと歩きます。

 日本の秋は心が落ち着きます。 夜空には一四夜の月が。

 半年前、この桜並木の桜を一緒に見たのはモモさんでした。香港はほとんど紅葉がありません。この桜の紅葉も見せてあげたかった。月を見ながらそう思います。

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木とツタの伐採

2017年11月02日 | 庭仕事

曇、15度、82%

 2回続けてやって来た台風、台風が行き過ぎるたびに私には大仕事が待っています。表の道の大木「ムクロジ」が落葉の季節です。強風にさらされて、カサカサ音を立てながら舞い散ります。裏の道には石垣に張ったツタの葉が黒ずんだ実と共に吹き溜まります。道の雨が乾き、風も収まったのを見計らって、落ち葉集めを始めます。軽く45リットルの袋3つ分です。台風が来る前から木の伐採を頼んでありました。やっと昨日おじさん4人がかりで「ムクロジ」の木とツタを伐採してもらいました。剪定ではありません、伐採です。

 木の素性をよくご存知のこの方達は「ムクロジ」がどんなに切り込んでもまた来春には大きく葉を茂らせると、バッサリと枝を落としてもらいました。真夏には下枝を切っても切っても伸びて来ました。小さな黄色の花を一杯つけ、その花が散ると下に置いている車のそこかしこに入り込みました。緑の実が膨らみ始めると、カラスも食べないこの実からロウのようなものが降って来ます。毎日車のガラスを拭きました。そして落葉です。 手のかかるこの木が疎ましく思えます。

 一方裏の道の石垣に張ったツタ、石垣と言っていますが、ここ30年ほどは石垣は人様に姿を見せていません。見えるのはツタばかり。 朝、おじさんたちが作業を始めた時の様子です。手前の一部石垣が見えているところは主人が汗ダクダクでツタを取ってくれたところです。このツタはおじさんの判断では優に40年近く経っているそうです。ツタですが根っこの部分は30センチ以上もありました。夕方、ツタが取り払われた裏の道です。 私も数十年ぶりに見た我が家の石垣です。この道沿いのご近所の方が「今どき珍しい石垣ですね。」とおっしゃいます。私より年上の石垣です。

 おじさんたちが4人も家の周りで動きます。私も家を出たり入ったり、時折電動ノコギリが唸ります。ココさんも気が気でなくて寝てもいられません。 裏庭のフェンスの隙間から様子を伺います。「見えてるのかな?」

 皆さんが帰ったあと、表の道の「ムクロジ」を見上げます。 今はすっきりとしていますが、来夏にはまた大きく茂ることでしょう。この秋、やっと朝晩の道の掃除が楽になりました。木やツタも生き物、できるだけ自然のままにと思いますが、街中の狭い土地ではそうも言ってはいられません。「ムクロジさん、新緑の頃また会いましょう。」

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ココさん

2017年11月01日 | ここ

曇、13度、77%

 ココさん、早朝よりパワーあふれる毎日です。起きて背伸びをしたと思ったら次の瞬間、もう走り回ります。そんなココさん、どこにいるかだいたい見当がつくのですが、音がしないことがあります。庭でもないしなあ?探すと、 こうして掃除機の番をしています。こちらばかりではありません。 こちらの掃除機もスタンバイして置いてあると必ず番をしています。「ダイソンくん」が仕事を始めると本体より興味はノズルです。私が「ダイソンくん」をお供にしている間、ココさんも一緒について回ります。小さい頃のように吠えることはありません。「ルンバくん」が始動始めると、これまた跡をずっと追いかけています。ゴミを残さないか見張り番です。

 そんなココさん妙な座り方をします。 まるで腰が抜けたような、両手は宙に、後ろの壁にもたれてはいません。幾度かこの座り方を見たのですが、やっとカメラに収めることができました。パンダの座り方とかミーアキャットに似ているとか、面白い座り方です。もちろん得意はパグ座りです。

 2週続けて週末は台風の雨でした。雨風強い中、お散歩に出ます。濡れるのも平気です。でも女の子ですからレインコートでも着せてやりたいと思います。そこで、「赤いレインコートを作ってください。」と友人にお願いしました。手足のカバーはいりません、フードと体が濡れないようにとお願いしてサイズを送りました。昨日届きました。

 マジックテープで止めるので、開くと一枚になります。前足を通すところ、後ろがめくれないようにゴムで後ろ足を入れるところが付いています。曳き綱が出る穴もあります。お腹のところは濡れないようにベルト通しのついたベルトもついています。このベルトを締めようとすると、いつものように暴れ始めました。で、「かわいいねえ。」と言うと、 首をかしげます。もう一度「かわいいねえ。」で反対側に首をかしげます。しばらく「かわいいねえ。」を連呼していました。レインコートを買おうと探しましたが、ゆったりとしていて着せやすいものがありません。いいものを作っていただきました。みゆきさんのお宅の夢ちゃんが試着して調整してくださったそうです。ご不幸もあったのにありがとうございました。次の雨降りが楽しみです。

 よく食べて、よく寝て、家と庭とお散歩でよく走ります。もうすぐ我が家に来て半年、モモさん亡き後の私を支えてくれています。

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