チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

ガザニアの寄せ植え

2018年05月21日 | 庭仕事

曇、18度、71%

 台所の窓から表の道を行く人の様子が見て取れます。塀が全くありません。もちろん道行く方も台所仕事をしている私が見えると思います。先日、表札が出ている小塀の前を行き過ぎたおじさんが戻って来て小塀の前でしゃがみこんだ様に見えました。数分後立ち上がって振り返りながら道を上がって行きました。「一体、何をしてたのかしら?」道を上がるおじさんの手にはスマホが握られていました。

 気になりますから、おじさんがずっと上まで行っただろうと思う頃玄関に出て見ました。小塀の前にはガザニアの寄せ植えしかありません。しかしその寄せ植えを見て、「あら、可愛い!」と作った私までが思いました。おじさんはしゃがんでこのガザニアを撮っていたに違いありません。ガザニアの寄せ植えを作ったのは二月ほど前です。4種類の色のガザニアを植え込みました。入れ替わり立ち替わり咲いてくれます。花は2日咲くと萎れます。ガザニアの花は日の当たる昼間しか咲きません。早朝に水をやる私はこの花が咲いているのを滅多に見たことがなかったのです。昼間出かける時は、車が多いので寄せ植えの鉢は見えません。昨日は、写真以外に濃いピンクのガザニアも咲いていました。

 表の道に面していくつか寄せ植えを置いています。真冬雪をかぶっても咲き続けたガーデンシクラメンは今休眠に入りました。半年以上花をつけたビオラは種をつけ始めています。月初に作ったミリオンベルの寄せ植えは毎晩ナメクジに新しい花芽を食べられて元気がありません。ただいまナメクジ退治中です。

 地植えにしていた「松葉菊」も花をつけ始めています。隣家との境に昨年植えた3本の紫陽花もつぼみです。甕には布袋草が大きくなり始めています。

 人様のためではなく自分のために植えた花たちですが、道を行く人たちの目を楽しませてくれていると思います。紫陽花が咲いたら、華やかさを増す我が家の表の庭です。。

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マイクロプレインのおろし金

2018年05月20日 | 身の回りのもの

晴、16度、51%

 台所仕事ではものを細かくするという作業が多くあります。包丁1本で片付けられるほど器用ではありません。いろいろな道具にお世話になります。日本人にとっては、大根おろしやワサビをおろす、生姜をおろすときに使うおろし金、ワサビ専用のクジラの皮を使ったおろし金すらあります。用途によっておろし金を使い分けると口当たりの違いに驚きます。植物の繊維の切れ方が違うからでしょう。しかし、おろした後の始末が結構大変です。尖った目に大根や生姜の繊維が残ります。レモンを下ろせばまず取るときにすら竹串で濾さがなくてはなりません。

 大根や生姜の時は、 有次の両面下ろしで十分です。このおろし金で大根を初めておろした時その大根おろしのまろやかな味に驚きました。けど、おろすのに力が要ります。

  こちらの四面おろしは、イタリアのもので我が家では2代目です。 

チーズをおろしたりや「大根餅」を作るときに使います。香港では「大根餅」を作るときほとんどの家庭が使うので家庭雑貨のお店には必ず売られています。初代が壊れたのは持ち手です。これも力を必要としますので、持ち手が外れてしまいました。

 竹で出来た「鬼おろし」も持っていましたが、それでおろした大根のボソボソ感がいただけず始末しました。

 力を必要とせずに洗うのも簡単なおろし金が欲しいと思って、数ヶ月前に求めたマイクロプレインのおろし金です。力を入れずにおろせます。おろしたものもポンと叩くだけでお皿に落ちてくれます。洗うのも簡単です。便利なので、専らこれ1本で済ませています。でも、大根おろしはうまく出来ません。「大根もち」を作るときのやや太めのおろしも出来ません。有次のおろし金も四面おろし金もやはり必要ととってあります。

 5センチ足らずの幅のマイクロプレインのおろし金はお生姜、レモン、チョコレートをおろすときには活躍してくれます。歳と共に力が必要な仕事は億劫になって来ました。よく出来た器具は大事な助っ人です。

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芝の張り替え、そして、アマリリスが折れました。

2018年05月19日 | 庭仕事

曇、16度、88%

 19歳になるアマリリスの球根があります。昨年の引っ越しの荷物にこっそり入れて持ち帰りました。18歳にして初めて土に下ろしました。まだ寒い二月、18歳のアマリリスとその子供たちを庭に植えました。数年花を付けなかったアマリリスが土に下ろしたことで久しぶりに立派な花を咲かせてくれました。秋口に掘り上げ、この春また土に下ろしました。球根が子別れして全部で5つになりました。五日ほど前から19歳になったアマリリスに花芽がつきました。気温は高めです。日に日に茎を伸ばし、花芽はうっすらと色づき始めました。

 戻って来た主人は咋朝から庭の芝生の張り替えを始めました。まだ青いアマリリスなどには目も行きません。私はアマリリスを指差し、「あなたがいる間に咲くといいね。」と言って部屋の戻りました。主人が庭仕事をしてくれている間は、私は庭に出ないことにしています。思いのままに動けるようにと思います。

 小雨が時折降るなか、古い芝を剥がし、土をならし、新しい芝を植え付けてくれました。午後からは抜歯と歯の根元を切開します。雨が本降りになる前に買っておいた芝は使い果たしました。「あとふた束欲しいなあ。」という主人と庭を眺めて新しい芝は綺麗だと思います。 ふと塀際に目が行きました。なんとアマリリスの花芽が首から1センチほどのところで折れて、皮一枚でぶら下がっています。私はアマリリスの前にひざまずき、「モモだと思って育てていたのに。」と声をあげて泣きました。セロテープを巻き、添え木をしてみました。こんなことで花が開くとは思っていません。それでもせっかくの綺麗な花姿をとまるで児戯です。

 主人が歯医者に出たあと、雨の庭を見やりながらぼんやりしてしまいました。19歳の球根が花を付けるということは、大変なことではないかと思います。しかも年にたった1度の花です。悲しさと悔しさで胸がいっぱいです。ただ、香港で出来た子供の球根が今年初めて親の横で花芽を付けました。葉も球根もまだまだ親ほど立派ではありません。折れてしまった花芽を水に挿したらいいか、このままにしたほうがいいか、まだ胸の内が決まりません。

 花や実を扱う時はうっかりが付き物です。まして、ココがそばでウロウロします。主人を責めているわけではありません。それでも寂しい思いをしました。

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庭の長靴

2018年05月18日 | 身の回りのもの

曇、26度、74%

 去年の三月ごろでしたか庭仕事用の長靴を買いました。以来毎日庭に下る時はその長靴を履きました。デッキの庇の下に出したままです。少し重たいのですが、重みがある分安定しています。昨年の今頃は、庭仕事というより、長年手入れを怠った庭木の枝を払ったり、ものすごい勢いで根を張っている蔦を切ったり、荒仕事をしていました。年末、プロの植木屋さんに蔦の始末と迷惑なムクロジの木を伐採してもらいました。二日がかりの仕事でした。おかげでこの春は庭仕事に専念できました。

 夏日が続いたこの数日、木の新しい枝が不恰好に伸びているのを切りました。植木屋さんの真似事です。こんな小さな私でも、今はいい道具があるおかげで、少しはマシな仕事ができます。玉柘植を切り揃えたり、梅のひこばえを払ったり、切った大枝はゴミに出せるように小さく切り分けます。もちろん長靴を履いての仕事です。荒仕事を終えて、デッキで一休み、長靴を見れば色は変色して、立ち上がり部分の中ほどはゴムの劣化で切れています。かがんでする仕事が多いせいです。まだ、履けます。水が浸みることはありません。

 1年と数ヶ月、一緒によく働いてくれました。昨日新しい長靴を買いました。古い長靴をゴミに出そうと思ったのですが、思い留まりました。もう少し一緒に頑張ってもらいます。表の道、裏の道の掃除の時だけ新しい長靴を履くつもりです。なんの気遣いもなく履いて来た長靴に急に愛着がわきました。

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幸運な主人

2018年05月17日 | 日々のこと

曇、25度、74%

 今日主人が戻って来ます。歯の治療のためです。半月前に戻って来る直前に歯が痛み出したようです。家に着くなり近くの歯医者さんに行きました。どこの歯医者がいいかわかりませんが、新しい設備があって患者さんが多そうなところがたまたま近くにありました。香港ですでに治療してもらった歯が悪くなったようです。主人も香港に行って以来、私も香港在留中30年、一度も日本の医療機関にかかったことがありません。私においては歯医者に行くぐらいで、元気でした。近所の歯医者さんから帰った主人は、この歯医者さんで抜歯して歯を入れるのだと言います。抜歯のために今日戻って来ます。

 歯医者がいい歯医者だったから主人が幸運なのではありません。昨日私は午前中に着く佐川急便の荷物を待っていました。午前9時過ぎ、クロネコヤマトの車が家の前に止まりました。台所にいると塀がない我が家は、表の道の様子がすっかり見て取れます。私が待っているのは佐川急便、お隣の家だろうと仕事を続けていると、「ピンポン。」「あれ?なんだろう?」クール便で届いた荷物は新潟を旅していた友人からでした。開けると佐渡島の燻製のハムやソーセージの詰め合わせです。燻製好きな私に送ってくださいました。

 お礼のメールを打ちながら、台所にいると今度は郵便局の赤い車が止まりました。別のお家に行くのだろうと思っていると、「ピンポン。」「えっ?私が待ってるのは佐川急便よね。」と玄関に出ました。またしても冷んやりクール便です。小さいながら重たい荷物を開けました。北海道の友人からアスパラガスです。大きく立派なアスパラガスがなんと4キロ。 こんなにアスパラガスを手にしたのは初めて、すごく贅沢な気分になりました。

 友人はお二人とも主人が帰ってくることを知りません。つまり私に贈り物です。でも、今日主人は帰って来ます。燻製も、アスパラガスも本来なら私のお腹に全部入るところを主人と半分こです。なんて幸運な主人でしょう。

 アスパラガスのスープにアスパラガスのサラダには田舎パテを合わせて、サラミなどを盛り付けた一皿、私が焼いたフランスパンにワイン。とても満足なお夕飯の献立が決まりました。

 抜歯した晩はお酒は飲めないかもしれません。主人を待つ豪勢な贈り物のことをメールで知らせました。「凄いね、いい友人に恵まれたね。」と返事が返って来ました。私が待つ佐川急便も10過ぎにはやって来ました。昨日は朝からやたらに興奮した一日でした。

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イチジクとルー

2018年05月16日 | 庭仕事

晴、21度、53%

 イチジクが好きで香港でも出窓で木を育てました。実も好きですが、葉っぱの形も可愛い。イチジクがなると鳥たちがやって来ました。目敏い鳥たちです。そこで、イチジクの実を守るために鳥に餌を与えました。イチジクは病気にかかりやすく、アブラムシが付いたりスス病に罹ったりと急に弱ります。帰国を決めた頃、お庭にイチジクがある友人に頼みました。「挿し木で分けてくださいませんか?」厚かましい話です。昨年帰国して間も無く、イチジクの苗が送られて来ました。まだ寒い2月、日当たりを考えて植えました。。  

 日本でも同じ事でした。カイガラムシや幹に食い込む虫こそつきませんが、葉っぱは無残に食われほんのわずかの新芽しかつけない状態でした。困り果てていました。この3月、苗屋さんに行くとハーブの中に「ルー」が売られています。あまりに匂いが強い「ルー」はハーブとして好かれません。癖のある匂いです。ところがこの「クー」とイチジクは相性が良く、「ルー」はイチジクを害虫から守ってくれると何かで読んだ覚えがあります。香港では苗も種すら売っていませんでした。早速小さな「ルー」の苗を2つ買いました。イチジクは裸木で冬を越します。まだ裸ん坊のイチジクの根元に「ルー」を植えました。

 暖かくなり始めるとイチジクが旺盛に新芽を出して、伸び始めます。毎朝、虫がいるか、病気はないかと点検します。そして、ルーに「しっかり守ってよ。」と声をかけます。 雨も繰り返し降ります。気温もグングン上がります。イチジクは「ルー」に守られて病気も虫もなく成長中です。 昨年の不調を取り戻す勢いで大きくなっています。

 イチジクと「ルー」もコンパニオンプランツです。コンパニオンプランツ、相性のいい植物は成長を助けたり、実の付きをよくするばかりか、こうして害虫からも守ってくれます。植え付けた時の2倍の大きさになった「ルー」、いずれ黄色い花をつけると思います。「ルー」は葉の匂いと花の匂いとそれぞれが独特の臭みがあるそうです。宿年草ですので、しばらくお仕事してもらいます。盛夏になると虫の種類も変わります。まだまだ気が許せないイチジクです。

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虫の季節

2018年05月15日 | 日々のこと

晴、18度、72%

 雨上がりの昨日、気温もグングン上がりました。裏の道の木の切り株にひこばえがたくさん生えていましたから払おうと行ってみると、新しい葉っぱは全部虫に食い尽くされています。一昨日、雨の中通った時は緑の綺麗な葉っぱがゆさゆさ付いていました。よく見ると毛虫です。小さな黄色と黒の縞模様の毛虫がたくさん動いています。この時期、たった一晩で葉っぱが全部なくなることもあるほど毛虫たちも活動が盛んになります。

 毛虫退治を終えて家に戻って、一息つきました。窓を開けて部屋で座っていると、やって来ました。「ブ〜ン〜。」懐かしい羽音。蚊の対策がこれからは必須です。昨年の残りの蚊取り線香を出して来て点けました。ほっとする香りです。

 蚊取り線香も国によって匂いが違います。薬品臭いものから無臭のものまで、でも、香港で売られていた蚊取り線香はどれも渦巻きの日本と同じ大きさのものでした。蚊取り線香を焚き始めると、アロマもお香も焚きません。この香りだけで十分気持ちまでが和みます。その名の通り、「線香」です。学生の頃、授業が始まって教科書を開けると蚊取り線香の匂いが紙と紙の間からふわっと上がりました。前の晩勉強していた時に移った蚊取り線香の匂いです。教室の中で嗅ぐ蚊取り線香の匂いは、私一人の楽しみです。そんなことをつらつら思いながら、今年の虫対策を考えます。植物に付く虫、ゴミにも虫が、人間に害を与える虫。今年もいよいよ虫の季節の到来です。

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庭のバラ

2018年05月14日 | 庭仕事

晴、16度、92%

 朝から半袖一枚でもいいような昨日の早朝、庭に降りるとバラたちが咲き始めています。バラを植えている一角は甘い香りいっぱいです。お昼前には雨が降り出すようです。花によってはこの雨で散ってしまうかもしれません。今のうちにとカメラに収めました。

  懐かしいバラの姿をした「アウグスタルイーゼ」。首を垂れるように咲く  「ポールズスカーレット」。小ぶりな花を次々に咲かせる 「ルイーズオディール」見出し写真は、一番濃厚な香りの「ロイヤルサンセット」です。

 バラを育てるのはずいぶん久しいことです。香港に渡ったばかりの30年ほど前、毎春、ミニバラの鉢を買いました。夏を待たずして虫がついて葉も花も無残な姿になりました。他の観葉植物やハーブにも虫が移ることがあります。次の年もその次の年もやはり虫がついて捨てる羽目になりました。あの当時、香港では植物用の殺虫剤など花市にも売っていなかったと記憶しています。それでも毎年ミニバラの鉢を買ったのは、花を売っていたおばあさんが好きだったからです。朝早く家の人の車に乗って、観葉植物や花の鉢を「北角」の市場の路地に下ろします。お店を持たないおばあさんです。お店で売っているものよりお安くて元気な植物でした。おばあさんは雨が降っても1日その路地にいました。売りに来るのは春先から暑い夏まででした。おばあさんが春になってもその路地に来なくなって植木のバラを買わなくなりました。

 この庭にバラをと思ったのは、友人がわざわざ新幹線で持ってきてくださった「モーツアルト」というバラの苗がきっかけです。おうちのバラを分けてくださったものです。まだ小さな蕾でその花には出会えていませんが、私のバラへの気持ちをホイとひと押ししてくれました。庭造りには時間がかかります。焦りません。一つ一つ私の手で植えました。「ルイーズオディール」はちょうど主人がいる時で穴を掘ってもらいました。一雨ごとに根付いてくれるだろうと思います。雨の上がった昨夕、バラのいくつかは花びらを散らしていました。

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料理屋さんの器 料理屋さんの盛り付け

2018年05月13日 | 日々のこと

曇、22度、67%

 お外のお食事に出かけると、料理だけでなく盛り付けや器、食材の切り方に目が行きます。食べるということはお腹を足せば済むことですが、せっかくの美味しい食べ物を頂戴するときは目の前の小さな世界を楽しみます。 

  こんな前菜、何気ないけど器とのコンタラストや大きさがいい加減です。大き目の板皿に、 ちょこっと載せられた生もの、こんな器は料理屋さんならではのもの、空間の取り方が素敵です。 こちらも手前に岩塩を振って間を取ってあります。

   漬けが小皿に一切れ。 生ものが小皿に。こちらも炙りが少々。 この三皿などは家庭でも真似できそうです。

  織部の小皿に乗った握り。写真にとって初めて気づいたのですが、この魚の背の切り目、流石プロの包丁です。深い浅い、リズムがないとこうは切れません。

  可愛い小椀が出ていました。この器なら可愛いもの好きな方が家庭使いでもいけそうですが、蓋を取ったらなんとスッポンのスープでした。

  お肉の火の入れ方もいい塩梅です。彩、添えのものの高低がお皿の中を生き生きと見せてくれます。真上からしか見ていないとわからない、横から目線です。

  器の中に動きがあります。家の帰って写真で見て初めて気付くことも多い皿の中の世界です。

 一皿一皿、目の前に折敷に出されます。大皿盛りもいいけれど、一人分の器の中の世界は箱庭のように感じます。短い時間で手際よく、慣れといっても作る方のセンスです。家庭の主婦の私は、こういうお料理の時カウンターを好みます。少しでもプロの方の手元を見せていただきたい一心です。揚げ物の盛り付け、手前に柑橘の緑が置かれていました。立体感、躍動感すら感じる盛り付けです。

 家庭ではちょっとと思われる器が出てくるところが料理屋さん。いちいち考え込まず手を動かし盛り付ける様子は覗き込んではいけないと教えてくれました。

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ポプリ

2018年05月12日 | 日々のこと

晴、17度、68%

 香港では花市に花を買いに行きました。昆明をはじめベトナム、オランダなどから輸入された花です。市場ですから花は1ダースや10本単位で売られています。大きな花の束を抱えて家に帰る気持ちは格別でした。一種類の花でも数が多いと華やかです。そのまま大きな壺に投げ入れます。各国から集まる花たち、飛行機に乗って空冷の状態で運ばれてきます。新鮮な花でした。

 日本に帰ってこの1年、考えてみるとお花を買うのはお墓参りの時だけ。近くのお花屋さんの花もスーパーの入り口のお花も元気が無く見えます。しかも数本の取り合わせの花です。大きな花束を抱えていた香港が懐かしく思えます。福岡では繁華街の有名な花屋さんのガラスの冷蔵庫に入ったバラすら元気が無く見えます。。庭に数本バラを植えました。小さな木ですが花をつけてくれています。香りの良い種類を選びました。バラの香りといっても、こんなに違うものかと思うほど濃厚な香り、紅茶のような香りまで様々です。花が開ききると翌朝には花を摘みます。花びらはポプリに。

 香港の時もバラの花びらはポプリにしていました。湿度の高い香港では自然乾燥の後にオーブンの余熱でしっかりと乾燥させました。カサカサと音を立てるポプリを飾ると必ずモモさんが匂っていました。今はこんな風に乾燥させています。 よく活躍してくれるネットです。燻製のためのお魚も干します。大根の皮や果物も干します。毎日集まるバラの花びらはお天気のいい日なら1日でカサカサと音がします。夕方にはポプリができています。かすかにいい匂いが残っていますが、日向の匂いも混じっています。玄関で皆さんをお迎えするモモさんのところへ飾ります。しばらくポプリ作りは続きそうです。庭で楽しんだバラをポプリにして家の中でも最後まで楽しみます。

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