わたしの悪いところは・・・脳内で楽しい事をどんどん膨らませて、
突然、はっと現実にかえって、がっかりすること。
シンデレラの馬車が、カボチャになってしまうこと。
脳内が、楽しければ楽しいほど、現実は、色褪せる。
いい歳した人間が、ばかみたいではあります。
「自分で勝手に描いた理想とのギャップに、自虐的になる必要はないんじゃない?」
と、ある方にコメントいただきました。
その通り。
パリ一人旅も、自分の力量も顧みず、勝手に夢がどんどん一人歩きし、
インターネットでの情報も次から次へと入手した。
で、今更、なにを言ってる???と、とても、おかしなことだが・・・
一般の人々から寄せられた質問に、一般の人々が答えるサイトがあって(似たようなサイト、たくさんあります)、
「はじめてのパリ女一人旅です。スケジュールは、これこれ立てていますが、アドバイスください」
という、ある質問に、
いろんな体験豊富な方々が、もっともらしいアドバイスをされていた。
その中に、わたしの心臓をひと突きする答えがあった。
パリ一人旅に必要なものは、英語力と、フランス語、あとは・・・・・云々かんぬん・・・
あ、そうだ、わたし、英語もフランス語も出来ないんだった。
大きな大きな、大事なことを忘れていた。
じゃあ、日本から団体ツアーで行けばいいじゃない?
パリがフランスにあることも知らなくても、ヨーロッパはどこにあるのか、知らなくても、
地球がどっち向きに回ろうが、どっち向きに傾こうが、どこに海や大陸があろうが、
べつにどうってことなく、連れて行ってくれて、連れて帰ってくれる。
それがイヤなくせに、そして、実力もないくせに、個人旅行に憧れるなんて、
ほんと、お恥ずかしい。
でも、でもですね、・・・まだ、わたしは、あきらめていません。
ヘレン・ケラーは、目も見えない、口もきけない、耳も聞こえない、でも、あんなに偉大だった。
わたしは、ヘレン・ケラーほどの根性や知力や行動力、高い志はないが、
目、耳、口は、どうにかまだ、作動している。
でも、語学が出来ないので、口と耳は、アウト。
あと、残りは、目。
ど乱視で、老眼もプラスしているものの、一応、メガネをかけたり、外したりすると、どうにか見える。
ま、それだけだけど。
今のところ、目が見える、という、たったひとつの武器で、闘うことになる。
足も、ふらつくし、方向音痴でもあるし、強靭な体力も、人を動かす能力、ノウハウも、機転もない。
ま、とりあえず、目だけで、どこまでやれるか、それを考えているだけで、あっと言う間に時間が過ぎる。
楽しいような、あほみたいなような。
「大好きな、憧れの俳優に、ぜひ会いたい」
そういうノリに似ているのだろうか。
手を引っ張ってもらって、ある場所では、車いすに乗せてもらって、憧れのスターにひと目、会う!!
そのスターは、わたしだけのために、1分間だけ、時間をとってくれる。
ま、そんなかんじだろうか。
憧れのパリ。
俳優には命に限りがあるが、パリ自体は、死んじゃったり、病気にはならないだろう。
わたしが、死んじゃったり、病気になることはあっても。
でも、フランスは原子炉は廃止しない方針のようなので、
はやく行かないと、パリの地を踏めなくなることだってありえる。
シンデレラの魔法は、12時になると、元に戻ってしまう。
12時までに急げ、急げ。
でも、脱げて忘れてきたガラスの靴、王子様に発見されてないんじゃあ?
それより、王子様に、出会ってないんじゃあ?
いじわる継母と姉たちに虐められた後、ふて寝している間に見た夢なのでは?
楽しい夢から醒めると、ガラスの靴はないけれど、
次に見る夢の中では、ぜひ、舞踏会に参加しよう。
いや、夢の中ではなく、ほんとうに、アクションを起こす、あの手、この手を具体的に考えてみよう。
ひとつ、夢に向けて、ステップアップ。
無理なら無理で、ガラスの靴だけ、そっと胸にしまっておこう。
と、あれこれ、考えるのは楽しいですね。
あほらしくって、すみません。