蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

ガラスの靴、どこに置き忘れた?

2011-06-07 | 脳内パリ

わたしの悪いところは・・・脳内で楽しい事をどんどん膨らませて、

突然、はっと現実にかえって、がっかりすること。

シンデレラの馬車が、カボチャになってしまうこと。

脳内が、楽しければ楽しいほど、現実は、色褪せる。

いい歳した人間が、ばかみたいではあります。

 

「自分で勝手に描いた理想とのギャップに、自虐的になる必要はないんじゃない?」

と、ある方にコメントいただきました。

その通り。

パリ一人旅も、自分の力量も顧みず、勝手に夢がどんどん一人歩きし、

インターネットでの情報も次から次へと入手した。

 

で、今更、なにを言ってる???と、とても、おかしなことだが・・・

一般の人々から寄せられた質問に、一般の人々が答えるサイトがあって(似たようなサイト、たくさんあります)、

「はじめてのパリ女一人旅です。スケジュールは、これこれ立てていますが、アドバイスください」

という、ある質問に、

いろんな体験豊富な方々が、もっともらしいアドバイスをされていた。

その中に、わたしの心臓をひと突きする答えがあった。

 

パリ一人旅に必要なものは、英語力と、フランス語、あとは・・・・・云々かんぬん・・・

あ、そうだ、わたし、英語もフランス語も出来ないんだった。

大きな大きな、大事なことを忘れていた。

 

じゃあ、日本から団体ツアーで行けばいいじゃない?

パリがフランスにあることも知らなくても、ヨーロッパはどこにあるのか、知らなくても、

地球がどっち向きに回ろうが、どっち向きに傾こうが、どこに海や大陸があろうが、

べつにどうってことなく、連れて行ってくれて、連れて帰ってくれる。

それがイヤなくせに、そして、実力もないくせに、個人旅行に憧れるなんて、

ほんと、お恥ずかしい。

 

でも、でもですね、・・・まだ、わたしは、あきらめていません。

ヘレン・ケラーは、目も見えない、口もきけない、耳も聞こえない、でも、あんなに偉大だった。

わたしは、ヘレン・ケラーほどの根性や知力や行動力、高い志はないが、

目、耳、口は、どうにかまだ、作動している。

でも、語学が出来ないので、口と耳は、アウト。

あと、残りは、目。

ど乱視で、老眼もプラスしているものの、一応、メガネをかけたり、外したりすると、どうにか見える。

ま、それだけだけど。

今のところ、目が見える、という、たったひとつの武器で、闘うことになる。

足も、ふらつくし、方向音痴でもあるし、強靭な体力も、人を動かす能力、ノウハウも、機転もない。

ま、とりあえず、目だけで、どこまでやれるか、それを考えているだけで、あっと言う間に時間が過ぎる。

楽しいような、あほみたいなような。

 

「大好きな、憧れの俳優に、ぜひ会いたい」

そういうノリに似ているのだろうか。

手を引っ張ってもらって、ある場所では、車いすに乗せてもらって、憧れのスターにひと目、会う!!

そのスターは、わたしだけのために、1分間だけ、時間をとってくれる。

 

ま、そんなかんじだろうか。

憧れのパリ。

俳優には命に限りがあるが、パリ自体は、死んじゃったり、病気にはならないだろう。

わたしが、死んじゃったり、病気になることはあっても。

でも、フランスは原子炉は廃止しない方針のようなので、

はやく行かないと、パリの地を踏めなくなることだってありえる。

 

シンデレラの魔法は、12時になると、元に戻ってしまう。

12時までに急げ、急げ。

でも、脱げて忘れてきたガラスの靴、王子様に発見されてないんじゃあ?

それより、王子様に、出会ってないんじゃあ?

いじわる継母と姉たちに虐められた後、ふて寝している間に見た夢なのでは?

楽しい夢から醒めると、ガラスの靴はないけれど、

次に見る夢の中では、ぜひ、舞踏会に参加しよう。

いや、夢の中ではなく、ほんとうに、アクションを起こす、あの手、この手を具体的に考えてみよう。

ひとつ、夢に向けて、ステップアップ。

無理なら無理で、ガラスの靴だけ、そっと胸にしまっておこう。

 

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と、あれこれ、考えるのは楽しいですね。

あほらしくって、すみません。