今週の日曜日に、飲みすぎて意識が一部、ぶっ飛んだ。
でも、べつに、表面上は日頃となんの変化もなく、日常生活は、ふつーに続けられていた。
本人が、部分的に、脳のヒューズが飛んだだけの話で、
特別の深刻な事態に見舞われることもなく、やれやれと胸を撫でおろしていた。
が・・・。
一昨日の夜遅く、携帯電話が鳴った。
「おかあさん、いま、どこ?」
見覚え、聞き覚えのない内容に、マチガイ電話かと思った。
よぉく聞いてみると、東京の長女Mだ。
「そっちこそ、こんな時間に? いま、どこなん? 東京?」
とわたしは、なんのパイプもつながらないまま、聞いた。
「いま、(実家の)近くの駅。
ケータイ、見た?」
と、M。
あわててケータイを見ると、Mからのメールが入っていた。
「23時ごろに駅に着きます」
そういえば、なんか、ケータイが鳴ってたけれど、そんな急ぎの用でもないだろうと、
チェックせずに、放置していた。
東京の娘が、なんで?
とりあえず、取り急ぎ、車を出して、超特急で駅まで迎えに行った。
なんで、前もって連絡してこない?
出張かなにかわからないけれど、いきなりじゃあ、準備もなにもできないじゃない!
車中、もやもやと、こころのなかで、ぶつぶつ、つぶやく、わたし。
娘を車に乗せ、「出張? えらいまた、急やね」
と口火を切った。
「わたし、ちゃんと前もって連絡してたやん。
おかあさんも、ちゃんと返事くれてたし」と、M。
「え、そんなメールもらった?」
「12日にメールして、すぐ返信があったよ」
まったく身に覚えがない。じつに、まったく。
メールを見せてもらうと確かに、その通り。
そして自分のケータイのメール受信、送信を見てみると、確かにその通り。
よくよく日時を確認してみると、あの、記憶がぶっち切れた日の、ぶっち切れ時間帯。
しかしまあ、酔っ払いからのメールは、誤字脱字だらけ、とよく聞くが
なんの、なんの、記憶にない酩酊状態の、わたしからのメールは、
まったく誤字脱字のない、実にしゃきっとした、理路整然とした冷静なメールだった。
それを覚えていないというところが、恐ろしい。
「いいモノがありますよ、と持ちかけられたら、おかあさん、どんな額でも即座に買いそうやね」
そうMに言われた。
悪徳業者にまんまと騙されても、まったく覚えがないだろう。
悪人なら、相手に一方的に責任があるが、
それより、自己責任のファンドや株をかばっと大量に買っていたりしたら、どうしようもない。
冷や汗たらり。
背筋に冷たいものが走った。
今のところ、記憶喪失は、Mのメールと、実家の母からの電話だけだったが、
もっともっと重大なことが、ずいぶん経ってから発覚、なんてこともあり得る。
翌朝、隣に見知らぬ異性が寝て、高いびきをかいている、というストーリーをテレビやマンガでよく見かけるが
よーーく思い出してみると・・・
飲んで、へべれけになったところまでは、覚えているが、そこからが・・・???
わたしの場合、記憶も飛ぶほど酔っ払っているのに、乱れもなく完璧に、いつも通りのルーチンワークをこなし、
酔った跡形、惨状もなく、整ったままでは、本人は、思い出すにも思い出せない・・・
メールの内容も、いたって正常で、事実に則った内容だったし・・・
隣にイケメンが寝ているのと、どっちが、おったまげるか?
そんな心臓に悪いサプライズに比べると、
突然の娘の帰省・・・のほうが、まだ、ずっとマシのようだ。
イケメンが隣に寝ていたら、どうする?
しかも、はっと気づくと、二人とも、いとも涼しげな格好で・・・
「いやあ、昨夜は、まいっちゃいましたよ」なんて、イケメンが言って・・・
で、わたしが、・・・あーだ、こーだ・・・と・・・
これは、オソロシイ想像なのか、ふざけた想像なのか、
はたまた願望的妄想なのか・・・???(いや、それはない・・・、たぶん・・・)
いえいえ、
お酒に対する警告です。
ここは、真摯に受け止めましょう。
飲みすぎに、注意!!