わたしには、結婚適齢期の未婚の子供が3人いる。
婚活は、そっと後方支援している。
というのは、きちんとハッキリもの申すと、・・・ウザい・・・と言われた・・・(息子に)
次女は、「おかあさんが、プレッシャーをかけてくる」と、長女に愚痴っていたようだ。
なので、気持ちは、強く応援、でも、行動は、見て見ぬ振り。
これに、夫や義母、実母なども、外野が加わる。
ナイーブで、デリケートな問題なのに、彼らは、わたしに圧力をかけてくる。
昔じゃないんだから、お見合いしたからって、うまくいったりしないんですよ!!
条件がよくても、性格がよくても、オッケーというわけじゃないんですよ!!
なにか、・・・なにか、背中を後押しする、なにか、その、「なにか」、が、難しいんだから。
と、逆にわたしが、まわりに対して、ブチ切れる。
さて、わたし、なにを隠そう・・・恋愛敗者。(隠す必要ないですが)
小さい頃から「夢は、お嫁さんになること」などと、かわいげのないことを言っていた。
(かわいげが、あるのかも?
時代が変わると、なにが、かわいい、で、なにが、かわいくないのか、よくわかりません)
まわりが、将来の職業として、とてつもなく難しそうな職業をあげてくるので、
そんなめんどくさそうな、そんな難易度の高そうな、そんなもんには、ならないだろう、なれないだろう、なりたくないだろう、
と、幼い(幼稚園前)頃から、すでに、サボリ虫は、わたしに巣食っていた。
そのサボリ虫は、成長とともに、どんどん大きくなり、サナギとなり、蝶、いえ、蛾(が)となり、
まあ、今日に来ちゃってるのだが・・・。
(ブログ・タイトルは、蛾である自分の、蝶への願望?)
話が、それてます。
婚活で悩む人に、「わたしは、恋愛敗者だけれど、結婚では勝者です」なんて、暗にほのめかして、
悦に入るほど、わたしは、悪趣味ではない。
それよりも、結婚が勝者かどうか、だ。
(そんなことを言っていると、前に一歩も進まない。むしろ、後退。
ここぞとばかりに、延々と、口から泡を飛ばして、わけのわからない熱弁をふるいそう)
それはそれとして・・・
とりあえず、目の前にある山?障害物?試練?を取りのぞき、クリアするためには、
なんでもトライしてみないと、内情や、傾向と対策がわからない。
まずは、敵を知ることから。
ま、当時は、サボリ虫がまかり通っていて、うまい具合に社会的にサポートしてくれる
「家事手伝い」なんていう、堂々と婚活のみに専念する、モラトリアム期間も認められていた。
お茶、お花、着付け、洋裁、和裁、料理、テニス、ダンス、ついでに、欧文タイプ、英会話なんかも、
暇にまかせて、やっていた。(まったく、身についていないことは、さておき・・・)
目をうるませて、「オヨメサンになりたいの・・・」という、そういうシチュエーションではあるが、
現実は、今、婚活で悩んでおられる方々と同じように、いざ、結婚を前にすると、
ああ、こんなのって・・・ええ~っ!!、と現実に打ちのめされた。
条件・契約付き、合法的・人身売買?
いくらで買う? いくらで、売る? いくらなら買う? いくらなら売る?
もうちょっと、まかりませんか? もうちょっと高くしてもらえませんか?
結婚って、コト、イベントではあるけれど、受験とか、仕事とはまた違って、相手イコール人間が必要。
自分ひとりだけでは、成り立たない。
(わかりきったことなんだけど、それがまた、アタマとこころが、分裂する・・・)
しかも、その相手を取り巻く人々が大勢いて、環境やら条件やら、しち面倒くさい、不幸の種が、
一見、ばら色のように、美しい色を彩り、甘い香りを放っていた。
わたしは、「オヨメサンになるの」という幼児のころからの初志貫徹のため、
就職に有利な単位も取らず、就職活動もせず、ただただ、サボっていた。
学校を卒業しても、なぜか結婚してなかった。
就職に向けてのコースをまったく用意していなかったので、次のコースがないまま、
今まで歩んできた勢いのまま、スキーのジャンプ台みたいに、飛ぶだけ飛んだが、着地場所はなかった。
あれ? わたし、何すれば、いい?
と、真空状態に。
結婚以外に道を設定してこなかった、サボリ虫のわたしは、困惑した。
予定が大きくずれた。
幼い頃から、なにもわからず考えず、ぼんやりイメージだけを抱き、信じていた結婚というものに、
いざ結婚となると、アタマが混乱した。
結婚以外にコースを考えていなかったわたしは、呆然とし、
闇の中を彷徨(さまよ)った。
わたしの王子様、いったい、どこにいる?
白馬に乗っているはずの、王子様の姿が見当たらない・・・
ありゃりゃ。
そんなの、もとから、いないんなら、いないって、だれか、教えてほしかったわん・・・