老害
2023-02-21 | 人生
成田悠輔氏の発言にインスパイアされた、というか、実体験に基づく自分の感想、意見を。
留学は語学だけの習得には留まらない。
自分のそれまでの背景を取り去り、リセットして自分を見直すキッカケになる。
今まで思っていた自分が、さほど大したことがないと気づく。
なかには、留学先で出会った人と恋に落ちたり結婚したりして、新しい人生を切り拓くこともある。
友達になってネットワークが広がり、後の進路に影響があったり。
が、シンデレラストーリーのような御伽噺には短時間では進まないことは大いにある。
山あり谷あり。
環境の変化で、思い込み、勘違いが打破できる。
悪いことではないと思う。
文字通り、世界を知る。
今まで価値を置いていなかったことに、価値を再発見したり、逆に意固地にとらわれていたことが、ちっぽけなことに感じたり。
しかしながら、若いうちに留学なり遊学なり、するほうが良いと思う。
歳が行くと保守的になり、老化している自分に自信が無くなるので、見知らぬ土地では不安になると想像する。
頭と身体がカチンコチンになって、適応力、柔軟性に欠ける。
ぐっと老いたら、お任せで自分に責任がない娯楽、旅行が良いのでは。
だがしかし、それはあくまでも高齢になり心身共に思うようにはならなくなったら。
まだまだ自信たっぷり、頑張れる人はチャレンジしてください。
価値観を見直す機会となるか、あるいは、自分の老いに直面、直視する機会になるか、、、
はてさて、年齢は関係ないというものの、やはり少し関係あると思う。
成田氏は、
「老人は早くリタイアせよ。若い人に活躍の場、ポジションを譲れ」ということも言っている。
リタイア後の自由な場ならなんでもありだが、役職などは、昔の功績だけで居座り、優遇されている古株は、自主的に表舞台を去れ、と。
若い人の活躍の場を奪ってまで固執すると、ポストの後ろに控えている人々が、うんざりすることだろう。
リタイア後に羽を伸ばせばよいと思うが、しがみつくと思われてまで居座り続けるのは「老害」と言われても、致し方ないように思う。
というか、次々新たなアイデアを出して実現したり活躍もしない状態で、なぜ居座り続けるのか、わたしは理解出来ない。