ある大手サイトに日記をアップしている方。
わたしより一つ歳下の男性。
リタイア人生を充実されているのだが、日記内容を読んで、なんだか、うぷっ、と胸焼けがした。
お金わんさか、時間たっぷり、行動力、実践力、行動力、バリバリ、タフ、健康優良、夫婦仲良く、海外旅行、毎日夫婦でジム通い。
わたしなら、そういう内容、書かない、書けない。
いくら趣味三昧のリタイア生活と言っても。
感想。
いろんな(お金がいっぱいかかる)趣味を満喫されるのは良いことだけど、あれした、これした、と、ざっくり箇条書き程度に書いておられるが、考察や感想がなくて、で、それがどうかしたの?と、意図が読めない、深みを感じられない。
わざと? 忘備録?
自慢と受け取られてもしょうがない内容。
だがしかし、人の思惑などまるで気にせず、自分がやりたいことをする、それのどこが悪い?
人に迷惑をかけていなければ何の問題もない。
行くこと、実行することに意義があるのだろう。
それを日記(ブログ)に、どかどかどかと、(いかにもお金がないと出来ないような、人が羨むような内容の)表面的なことだけを記録、羅列してある。
わたしのブログもこんな風なら心外だ。
自分の考えや好みを客観的な目で見る(再認識する)機会になった。
読む側(わたし)の心理としては、うんざり、自慢、嫌味に受け取るのは、自分自身の俗っぽいこころに問題があるのか。
自慢箇所を随所に敏感に感じるが、嫌なら読まなければよいわけで。
先方さん(ブロガー)は人にどう思われるかを忖度せず、自分を開示してくれているので。
共感や憧れの気持ちを抱く人もいるかも知れないし。
ところで。
映画「ミステリと言う勿れ」を観た。
舞台となる古民家や広い庭は、どこかのお寺か、今は居住せず保存され、イベント等に利用されている旧家なのではないかと思った。
蔵はホンモノではないような感じだった。
菅田将暉、very good!
彼の映画(主役)は、封切りされた直後に、8本以上観ている。
数えてみれば、その多さにびっくり。
どんな役も難なくこなす、カメレオンのような有能な超売れっ子俳優。
(彼の歌も大好き)
しかし、人工的にも見える、尖りすぎた鼻がチャームポイントでもあるが、気になる。
映画館は平日なのに、結構入っていた。
あんなに面白いのに、わたしはところどころ居眠りをしていた。
明治以後、急に大きく繁栄した〇〇家という設定だったが、時代考証的に、わたしの想像とはどうも違和感があり、なんだか疑問が残った。
とは言え、なかなかインパクトのある、緊張感のある映画だった。
(居眠りしておいて、どの口が言う、、、)
脚本に、聞き入る箇所があった。
が、ストーリーとは無関係の、独立、切り離された、作者の独り言のような気がした。
(その唐突な独り言は、女性目線で共感したが、オプションの一つかと捉えた)
話はころっと変わる。
ふとした検査で病気が見つかり、来週手術をする知人と話す機会があった。
ご自身の病気も気が滅入るが、加えて娘さんが離婚するようで暗い気持ちになっていた。
それは同情出来るが、政治や政策などに不満があり、怒りを込めて批判する。
わたしに怒っても、わたしは総理大臣でもないし、行政側の人間でもないので、「すみません」と謝る必要もない。
人が沈んだ気分の時に話すものではない。
八つ当たりされて、何の良いこともない。
感情の捌け口にされる筋合いはない。
こちらも人に話したいことは、たっぷりあるのに、自分のことは一言も話さず。話せず。
人と接する時は、状況が悪化して、落ち込んだり、気持ちがマイナスの時は避けたほうが賢明だ。
ひっそり時が過ぎるのを待つ。