「姉さん」に対応する言葉は「弟」になる。
弟って??想像もつかない。
わたしは、末っ子なので、だからといって「下に弟か妹を産んでほしい」と母に直訴しなかった。
自分が1番下なので、年下の人に対して、ニュアンスがよくわからない。
接点がある知人たちは、99%年上。
(娘婿たち世代は除く)
一人だけ、少し年下の頑張り屋女性が知人にいる。
もう30年近い、長いお付き合いなので、知人以上、友人未満か。いや、友人に昇格か。
彼女とは1年に1回、紙の年賀状のやり取りと、クリスマスなど歳時に、誰かが作った音楽付き動画をLINEで送ってきてくれるぐらい。
お互い、自宅には行き来している。(しかし、30年の間に双方2回ぐらい)
コンサートや行きたいお店などにも、ほんの数回行ったことがある。(これまた30年に2〜3回)
もはやこれは、エピソードである。
わたしは、このパターンが少なくない。
長い時間を経ているのに、実際に行動を共にするのはほんの少し。
だが、点と点はつながっていて、あの時、彼女のお腹にいた子が、次は2歳になっていて、さらに中学生になっていて、さらにもう社会人になっている。
わたしは、そんな様に長年ほとんど会わない彼女ではあるが、友人だと思っている。
わたしは変人なのだろうか。
どこに住んでいて、どんな家族で、どんな風に暮らしていて、、、それだけ(起点)がわかれば、あとは長い時間を乗せていく。
だから、ほんの、点と点の接点になっても、点と点は長い線になって繋がっていく。
普段は、わたしはいつも一人行動かというと、そうでもないのだが。
だが、スタンスははっきりしている。
女同士のどうでもいい話はしない。聞くだけ。
世間話は、世の中の、たまたま、わたしの近くにいた人々から聞く。
盗み聞きというと悪い言い方になるが、あっち(話す人)が、こっち(近くにいるみんな)に聞こえるような声で言っているからそうなる。
最近も、めちゃくちゃ興味深い話を、映画館の劇場内のわたしの隣の席で聞いた。
高齢二人連れの友人同士。
彼女の妹さんは、世間を全く気にしない人らしく、誰に何をどう思われても構わないとか。
人付き合いもしないから、誘ってあげないとのこと。
あらま、わたしみたいな妹さん。
そんな、世間体ばかり気になる姉さんに声をかけてもらわなくても結構、と、妹さんの心情になって、こころの中でわたしは呟いた。
映画なんか、誘ってもらわなくても観たければ一人で観る。
帰りにおしゃべりに花が咲くのだろうけれど。
わたしも、姉と用事で行動を共にした後は、ベラベラベラベラ長話をする。
喫茶店に入ろうとしても、混んでいて席が近い場所しか空いてないと(両隣は、一人で読書やノートパソコン作業していたりすると)、おばちゃんのペチャクチャは、絶対にうるさがられる、疎まれる、ウザがられること間違いなし。
なので、もっと余裕空間のある、空いたカフェを探す。
が、なかなか見つからないと、カフェ難民になる。
実家で喋るのが1番良い。
誰の耳もない。
コーヒー、お菓子付きだし。
ではあるが、そんな機会は滅多にない。
女性のおしゃべりは、じつに、はた迷惑。
よくよくわかっている。
実際に直接、車内に居合わせた高齢のご婦人に注意されたこともある。
と、おしゃべりする相手は、姉とだけ。
他人さんには、姉もわたしも話せないような実家事情がたくさんあるから、他人さんには知られたくないし、自己防御策である。
お喋りしなくても、わたしはブログで発散する。
ブログにしか書けないようなことを書いて鬱憤を晴らす。
そんな鬱陶しい話など、人に聞いてもらったら、それこそ気の毒だ。
読んでいただいている方々に対して、わたしはいったい何を思っているのだろう。
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