次女Rが孫F(3歳女児)を連れて、夏旅行のお土産を持って来てくれた。
我が家に2時間半ぐらいの滞在。
玄関のドアを開け、わたしは、しゃがみ「こんにちわ〜」と孫Fと挨拶。
Fは、笑顔ではない複雑な顔をしていた。
色々遊んだりしていたが、やがて、電車のオモチャ、広げられたプラレールの線路に電車を走らせた。
この線路を組み立てた本人、一番上孫(小6男児)に遊んでもらおうと長女宅から早めにウチに来てもらった。
4番目孫(4歳女児)も応援に駆けつけてくれ、遊んでくれた。
だが、Fは、我が家に滞在中、2回「おウチに帰りたい」と言った。
皆んなで盛り上げ協力しているのに。
Fは、次女Rの一人っ子なので、長女の4人きょうだいとは、育成環境が違う。
ではあるが、大人げないバアチャン(わたし)は、少し気を悪くした。
次女Rに、「Fがお家に帰りたいのは、なぜ?」と聞いてみると、
「気分で言ってるだけで意味はない」との答え。
でも援軍ちびっこを投入して、2回も言われると、わたしは気になった。
というか、気分を害した。
子供の言うことをまともに受けてはいけない。
つい最近、喋りははじめたばかりの幼児、言葉の意味を深く理解して言っているわけではないとは思うものの、、、。
訪問先の祖母の気持ちを推しはかる、などという忖度はあり得ないだろうし。
だがしかし、少し傷つくわたしがいた。
いつも一緒に頻繁に過ごす長女一家、その孫たちとは違い、1〜2ヶ月に1度、短時間、接するだけの関係だと、理解や愛着の面から言っても変わってくるのだろうか。
しかも、次女の夫に対して、わたしは少し苦手感がある。
長女一家は長女が親分で家庭を牛耳っているが、次女一家は夫自身も一人っ子でもあり、自由気ままで神経質な面もあり(わたしが勝手にそう感じているだけだろうけれど)、十分に親近感を抱けていない。
まだ家族になってから日が浅く、遠慮もあり、慣れ親しんでいないからとも思われる。
苦手理由の最大ポイントは、、、笑われるかも知れないが、、、このお婿さん、わたしにはカッコよすぎてどうも親しみが湧かない。
わたしは、昔からカッコイイひとは苦手なのだ。
スマホの家族写真共有アプリで、我々は家族写真をアップしているが、中でも、次女の夫はいつもカッコよく写っている。
次女はメンクイなわけでもなんでもないが、たまたま次女の夫はルックスが良かった。
当人たちに言わせると、おそらく、カッコ良くもなんともない、と否定するだろう。
が、わたしにはカッコよく見えるのだから仕方ない。
もちろん、長女の夫もスラリと長身で素敵な人なのであるが、何しろ4人も小さな子供を身を粉にして育てているのを身近に見ていると、わたしから、カッコイイという意識はどこかに飛んでしまった。
その点、次女家は、子供はたった一人なので余裕が違う。
2人の大人に1人の子供。
(子供1人につき、2人の大人)
長女家は、2人の大人に4人の子供。
(子供1人につき、0.5人の大人)
蛇足中の蛇足だが、ちなみにわたしは、子育て中は、1人の大人に3人の子供。
(子供1人につき、3分の1の大人)
子供に振り回されず、好みのライフスタイルを維持する「次女の夫」は、生活密着型、土着タイプのわたしには眩しい。
(補足説明を加えると、次女は長女とは正反対の、相手に合わせる性格)
例えば、わたしが糠味噌の漬け方を教えるには長女の夫。(とか言って、糠味噌の漬け方、わたしは知らないが)
次女の夫は、山手のおボッチャマ風で、敷居も高く近寄りがたい。(食の専門家でもあるし)
あくまでも心象風景であるが。
実際には、別に、親のわたしが卑屈になる要素は何もない。
子供たちは、自分と同じような価値観、キャリアを持つ人と結婚していると感じる。
類は友を呼ぶ。
のではあるものの、、、。
頭脳明晰のひとは、好きだ。
自分の欠けている面を補填してくれそうで頼もしい。
が、カッコイイひとが苦手なのは何故?
これまた自分の無いものを補填してくれるなら結構なことではないか。
カッコイイひとは、どこかに行ってしまいそうなので不安だからだろうか。
他の女性にも人気があるので、気が気でないから、不安定だからか。
カッコ悪くても他の女性のところに行ってしまう人もいる。
それは?
そんな人とは元々縁がない。
というか、興味の対象外だ。
地に足着かず、ふらふらする人は眼中にない。
普段着と、他所行き。
作業着と、礼服。
実用品と、装飾品。
家の中用と、外用。
服にも用途によって着用分けするように、人にも観賞用と実践用を使い分ければよいかも知れないが、
パートナーは同時に複数ではなく一人が良いとわたしは考える。
2マタではなく、1マタ。
友人やビジネスがらみなら、目的別、シーン別なんていう分け方もあるのだろうけれど。
ルックスと人柄、人間性は関係ないとは思うが、人格を形成するプロセスで、ある程度、影響はあると感じる。
が、「ルッキズム」も昨今では注目されている。
多様化容認の一環、流れか。
長い、、、、、話がなかなか着地しない、、、。