昨日の昔の覚書記事で、ふと気付いたことがあった。
インターネットがまだ蔓延していない時にSNSオフ会に集まったメンバーの職種を見て、ふと。
パソコン業界、文筆業界、広告業界。
あれれ?
わたしのライフワークと微妙に繋がっている。
やはり好きなことは、リンクするし、長く続く。
インターネットではないとしても、紙媒体での同人誌に載っているような集まりは、昔からあったわけで。
紙から電子というツールに、現代風になっただけか。
紙の歴史のほうが、はるかに古く長い。
とは言え、リアルタイム、グローバル、一個人から世界への発信。
この違いは大きい。
情報が知れ渡るのが一瞬で範囲や広がり方もすごい。情報拡散。
が、偽情報だの、情報操作だの、良い面の裏には悪い面が隠れている。
良いことばかりではないのは、何ごともそう。
目の前の世界は広がったものの、結局は日常は同じだったりする。
ではあるが、何かを調べるのには、まあなんと便利なこと。
本を読まない人が増えるのは納得する。
スマホがなんでも疑問に即座に答えてくれる。
「おばあちゃんの知恵袋」は、おばあちゃんではなくスマホ。
蓄積された、おばあちゃんの生き字引、地位、崩壊。
これでは昔の情報は常にアップデートされ、言い伝えや、姑の威厳など、あったものではない。
役に立たないなら、老害は去れ、なんて言われかねない。
だが、似たような情報ばかりを拾いに行き、自分で組み立てたり考えたりしなくなる。
結論に辿り着く前に、他人が考えた結論を先に知る。
それをやってくれているブログやサイトに飛んで行けば、途中の手間が省ける。
自分で調べたり、分類したり、考える手間が省ける分、他者に、それこそAIに安易に任せると、脳が怠惰になりそうだ。
AIに訊ねる中身が「わたしは、どうしたらよいでしょう?」ならまだ良いが、
「わたしは、何をどう感じたでしょう?」では、本人の胸の中しかわからない。
「Aさんの場合は、こうです。
Bさんの場合は、ああです。
Cさんの場合は、状況が違いますが、こうです。
統計的に見て、多くはこういう傾向にあります。
例外は、これです。
過去はこんな風、未来はあんな風に、変化します」
と、例を出して説明してくれるかも知れないが。
掃除は、まず整理から、と言われる。
掃除する前に整理整頓しないと、ゴミ仕分けしないでは掃除できない。
情報収集、シュミレーションして、答えを出すにはまず考える。
この、考えるまでの時間がやたら短くなって、楽は楽だが、大丈夫か?
頭を悩ませる作業を抜いては、深い思考が出来ない。
結論も薄いものになるのでは?
まあ、直感で出した答えが合っていることもある。
だが、直感は、ベースに基礎があってこそ。
何もわからない、知らないのに、直感だけに頼ると、今後の参考にならない。
苦労してモノにした引き出しにはならない。
・・・だらだら書いている。
めんどくさくて、誰も読んでない、、、だろう。
スクロールで結構です。
ちなみに。
関係ないが、「虎に翼」の後、今朝の「あさイチ」に菅田将暉が出ていた。
わたしは大ファン。
インタビューには、あっさりした、ウケを狙わない対応、受け答えをしていた。
マルチタレント。
才能はボーダレス。
菅田将暉の映画、ここ10年、映画館で何本観たことか。
ハイペースで、次から次から新しい映画が作られた。
いろんな主人公を、一定の役柄に縛られることなく、カメレオンのように自然に演じていた。
それぞれを演じ分け、短時間にくるくる変わった。
若いのにスゴイ俳優だと思った。
あまり力むでもなく。ふっと肩の力が抜けている。
実際、水面下では必死の努力をしているとは思うが、まるでその片鱗も見せず涼しい顔で。
わたしは、そういうカメレオン風、涼しげな天才にはとても魅了される。