蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

教育は難しい

2024-09-24 | 子育て
お彼岸を挟んで、2泊3日、夫の実家に娘一家たちとステイした。
孫ちびっ子5人。
上から2番目が10歳の誕生日。
バースデープレゼントで盛り上がった。

、、、のはよいのだが、、、
上2人、塾に行かない代わりに、ドリルをする約束をしていた。
丸つけの後、間違い直しに手こずっている。
2番目男児孫はまだマシだが、1番目男児孫がなかなかハードタイム。
小6ということもあり、手厳しい。
問題集が難しいのもさることながら、なかなか間違い直しが出来ない。
だんだん、ママのボルテージが上がってくる。
ヒステリックに、目が釣り上がる。
キツイ言葉で容赦なく責め続ける。
めちゃくちゃ怖い。
あんなに怖くしたら、出来るものも出来ない。
スーパーパワハラ、モラハラ、心理的虐待だ。
1番目孫Yは完全に固まってしまっている。

なぜ、できない?
なぜ、しない?
なぜ、しようとしない?
◯◯の意味は何?
言ってみなさい。
声に出して。
なぜ、言わない?

と、どんどん追い詰めている。
一向に進まないため、小4男児孫のバースデープレゼントの関連グッズを買いに連れて行かないことにした。
「帰ってくるまでに何が何でもやっておきなさい!」と捨て台詞と共に、1番上孫だけを家に残して、皆んなで出かけた。
ジジババ(夫とわたし)は自主的に家に残り、1番上孫Yに、優しく言葉を掛けた。
「さあ、気分を切り替えて、アイスクリームを食べようか」と夫(じいちゃん)が声をかけ、食べさせようとしたが、Yは過呼吸のような、咳と涙が止まらない状態がある程度、続いて、食べることが出来なかった。

精神的な強いストレスから、明らかに身体に症状が出ている。
夫は、頭からガミガミ怒鳴らずに、根気強く粘りながら、ゆっくり、わかりやすくYに教えた。

わたしは、子供の教育にはさほど苦労したことがないので、あまりよくわからないが、ママのように、あんなにキツく追い詰めたら、絶対にやる気をなくすと思う。
わたしは劣等生だったため、自分自身の教育には少し苦労した。
が、学校の特徴でもあったが、周りの生徒が強烈に出来すぎ、ハイレベルな中に、凡人のわたしが放り込まれたため、必要以上に出来の悪さを実感した。
逆に、周りが普通の中で教育を受けた子は、へんに劣等感にも苛まれることなく、のびのびと明るく、捻じ曲がらずに成長していた。
羨ましい限りだ。
結果は大して変わらないのに、かたや劣等感の塊、かたや優越感の塊、、、どっちがいい?
あんまり、ぎゅーぎゅー締め付けずに、のびやかに勉強できる環境がいいと思う。
が、その反面、自主性に任せると全く勉強しないかも知れない。
ある程度プレッシャーを与えるのも必要だ。

1番上孫は、塾に行くか、自宅でドリルか、と親が選択肢を与えたところ、「塾に行かず自宅でドリル」を本人が選んだらしい。
が、自宅でドリルはかなり大変。
親が子供の勉強を見るのは、感情的にもなるし、うまくいかないことが多い。
(わたしは、ピアノレッスンの予習を家でやって、子供達をピアノ嫌いにしてしまった。音楽の芽を潰した。
わたしの教え方が悪かったため、胸が痛い)

塾でプロに任せるのが、親子共に、良いのではないかと思う。
介護をプロにお願いするほうが、激しい親子ケンカを回避できるのと同じように。

1番上孫も、母親も、自宅ドリルには限界を感じ、今後は塾に行く選択をするかも知れない。
それにしても、教育は難しい。

ちなみに、テレビ特集で説明していたが、教育虐待する親は、子供に自分が果たせなかった高い理想を押し付けるためらしい。
だがしかし、長女は、1番上孫に、高い理想を押し付けているわけではなく、普通に自分と同レベルを目指しているだけなのだが。
とは言え、子供が皆んな、よく勉強するかというと、そんな子はあまりいないと想像する。
まだ自主性が芽生えていない子供を勉強させるのは、かなり困難だ。
本当に教育は難しい。