夜な夜なシネマ

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『ちはやふる―下の句―』(TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスにて鑑賞の1本目@梅田)

2016年05月03日 | 映画(た行)
『ちはやふる―下の句―』
監督:小泉徳宏
出演:広瀬すず,野村周平,真剣佑,上白石萌音,矢本悠馬,
   森永悠希,清水尋也,松岡茉優,松田美由紀,國村隼他

GW初日だった「昭和の日」、「TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスポート」をつくりました。
前回つくったのが昨年9月のシルバーウィーク。
フリーパスは鑑賞当日に有人窓口でチケットを発券してもらわねばならないため、
こんな連休のさなかにフリーパスをつくると劇場が混んでいて大変。
しかし、ダンナの長期出張もなさそうだし、平日の仕事帰りに映画三昧するのは無理。
ならば1日2本ずつでも観られそうな連休にフリーパスをつくるよりほかないでしょう。
フリーパスを初めてつくったときのように33本とか観るのは不可能だけど、
1,000マイルではコーラ1杯としか交換してもらえないのですから、
たとえ数本しか観られなくとも6,000マイルはフリーパスに交換しなくては。

超楽しかった『ちはやふる―上の句―』
フリーパス1本目に観るのはその続編『下の句』で決まり。
TOHOシネマズ梅田にて。

都立瑞沢高校に入学して競技かるた部を発足させた綾瀬千早(広瀬すず)。
かるた仲間だった幼なじみの真島太一(野村周平)とは高校で再会。
小学生の頃にライバルだった西田優征(矢本悠馬)も入部。
人数合わせのために強引にかるた部へ入部させられた、
かるたは素人の大江奏(上白石萌音)と駒野勉(森永悠希)も努力して腕を上げる。
須藤暁人(清水尋也)率いる強豪の北央学園に勝利し、
東京都大会優勝を成し遂げた瑞沢高校かるた部は、全国大会への切符を手にする。

……というところまでが『上の句』のお話。

都大会優勝のあと、千早と太一はもうひとりの幼なじみ綿谷新(真剣佑)に会いに行く。
3人離ればなれになっても、かるたを続けてさえいればまた会えると信じていた千早。
なのに新がかるたを辞めると言ってきたのだ。
新は自分にかるたの楽しさを教えてくれた最愛の祖父を亡くし、
何のためにかるたを続ければいいのかわからなくなっていた。
そうとは知らない千早と太一に新は「帰ってくれ」と言う。

新の母親(つみきみほ)から事情を聞いた千早は、なんとか新を勇気づけたいと思う。
そのために自分はどうすればいいのか。
千早が出した答えは、全国大会の個人戦にエントリーして勝つこと。
個人戦の王者は、千早と同い年でありながら絶対的な強さを誇る若宮詩暢(松岡茉優)。
打倒詩暢を目標に掲げ、練習を開始する千早。

ところがそのせいで千早の団体戦の練習がおろそかに。
個人戦に勝とうと好き勝手な行動に出る千早を太一が叱る。
しかし周りが見えなくなっている千早は言うことを聞こうとせず……。

『上の句』のほうがテンポの良さを感じましたが、
この『下の句』も無理やりつくった感はなく、
競技かるたの面白さに引き込まれます。

かるたの先生を演じる國村隼は今回もオイシイ役どころ。
個人戦こそが本当は団体戦であるという彼の言葉。
ひとりじゃない。仲間とつながっている。そらもう泣くでしょ(笑)。

大ヒットに気を良くして続編が製作されることが発表されたとか。
しょうもない続編にならないことを期待します。
フリーパス期間中に余力があればもう一度、上下併せて観に行きます。

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