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『HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス』(TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスにて鑑賞の13本目@西宮)

2016年05月22日 | 映画(は行)
『HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス』
監督:福田雄一
出演:鈴木亮平,清水富美加,柳楽優弥,ムロツヨシ,水崎綾女,皆川猿時,
   新井浩文,やべきょうすけ,片瀬那奈,池田成志,安田顕他

世間に鈴木亮平の名前を広く知らしめたのはNHK朝の連ドラ『花子とアン』なのでしょうが、
個人的にはそれよりも何よりも『HK/変態仮面』(2013)。
当時はチケット窓口でタイトルを言うのがはばかられたりしましたが、
まったく躊躇せずに「変態仮面」と言えるほど認知度が上昇してよかった。
へろへろの日曜日、TOHOシネマズ西宮で初回を鑑賞。

大学生になった色丞狂介(鈴木亮平)。
大好きな姫野愛子(清水富美加)と同じ大学に通い、平穏な日々を送っている。
問題は注文から配達まで20分を誇る“マッハPIZZA”でのアルバイト。
狂介は遅れてしまうことしょっちゅうで、店長(新井浩文)から怒られてばかり。
最後のチャンスを与えられ、意気込んで店を出発したが、
配達途中で強盗を目撃し、ついつい変態仮面に変身して犯人逮捕に貢献する。

翌朝、新聞にでかでかと載った変態仮面の活躍ぶりに、愛子は悲しい顔。
悪の源だった大金玉男(ムロツヨシ)を倒したのだから、
狂介くんはもう変態仮面に変身する必要なんてない、強盗なんて警察に任せるべき。
変態仮面に変身する必要がなければ、私のパンティだってもう要らないはず。
変態の狂介くんより変態じゃない狂介くんのほうがいい。パンティを返してと。
肌身離さず持っていた愛子のパンティをついに取り上げられてしまう。

その直後、水泳の授業中だった女子学生のパンティが残らず盗まれる事件が発生。
愛子から受講中の女子学生が全員ノーパンだと聞かされた狂介は講義に集中できない。
悶々としていたところ、女性教授の彩田椎名(水崎綾女)から呼び出され、
注意されると思いきや、彩田は「タイプだからつきあってほしい」と言うではないか。

パンティの盗難が狂介の仕業ではないかと疑う愛子は、
彩田が狂介にキスをする場面まで目撃してしまい、狂介と愛子の間の溝は深まるばかり。
そんななか、愛子に秘かに想いを寄せる真琴正(柳楽優弥)が狂介への憎悪を募らせ……。

相当アホくさいです。
町中のパンティが空を飛ぶ。楽しい発想ではあるけれど、前作のほうが面白いことは確か。
もともと福田雄一監督作品は笑えるのと笑えないのがあって、
ムロツヨシと佐藤二朗が主たる役で出ているものは若干苦手です。
本作も悪趣味な姿のムロツヨシにもうええわと辟易気味。
だけどなんでもこなす鈴木亮平は笑いのセンスもあるので、彼と絡めば少しは笑えます。
鈴木亮平ご本人は、関西人と言われることをどう感じるかわかりませんが、
やっぱり西宮出身者、堂々の関西人だと思いません?

ピザ屋の店長役で新井浩文、前作に続いて母親なのにSMの女王の片瀬那奈
パンティを吸うバキュームに皆川猿時
前作では変態仮面のライバルだった安田顕が変態仙人。
たまにはこんな役もしたかったのか、カニ星人に変身する柳楽優弥と、
みんなものすごく楽しそうなのがいいところ。

しかし何度見ても鈴木亮平の肉体は素晴らしい。
パンフレットは買うべきだったかも。

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