夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『覚悟はいいかそこの女子。』

2018年10月22日 | 映画(か行)
『覚悟はいいかそこの女子。』
監督:井口昇
出演:中川大志,唐田えりか,伊藤健太郎,甲斐翔真,若林時英,荒川良々,小池徹平他

TOHOシネマズなんばで『劇場版 夏目友人帳 うつせみに結ぶ』を観終わったのが10:40。
なんばパークスシネマまで最短距離を小走りで突き進み、10:50からの本作を。
予告編が始まったところぐらい。かなりぜぇぜぇ言ってます(笑)。
誕生日に配信されるクーポンあり、1,000円で鑑賞しました。

なんと楽しそうなタイトル。原作は椎葉ナナの同名少女コミックなのだそうです。
『坂道のアポロン』(2017)のときの中川大志くんがお気に入り。
彼が出演していなかったら、こんな過酷なハシゴはしなかったかも。
しかし過酷な思いをしたわりには残念。っちゅうのか、話が若すぎる!(^o^;

イケメンの古谷斗和(ふるやとわ)(中川大志)は幼い頃からモテモテ。
周囲には常に女子が群がり、わぁわぁキャーキャー。
同じ学校にかよう幼なじみたちはそんな斗和を羨ましげに見ているが、
あるとき彼女ができた友人から指摘される。
いくらモテたって、斗和には彼女がいたことがないじゃないかと。
所詮斗和は鑑賞用、恋愛対象にはなっていないのだと言われ、
ムキになった斗和は、彼女をつくると宣言する。

こんなにモテるのだから、そんじょそこらの女子では駄目。
幼なじみの新見律(伊藤健太郎)、澤田惟智也(甲斐翔真)、久瀬龍生(若林時英)は、
いろんなタイプの美人女子の名前を挙げて薦めるが、斗和が頷かない。
そんな斗和の目に映ったのは、学年一のモテ女、
しかし誰にもなびかないことで有名な同級生、三輪美苑(みわみその)(唐田えりか)。
フラれる可能性などこれっぽっちも考えずに即コクりに行ったところ、
「安っぽい」と冷ややかに言われて撃沈。
女子高生が好きそうなシチュエーション設定で何度か告白するも相手にされず……。

高校生の恋愛ものはいくつになってもキュンキュンできそうで嫌いじゃないのに、
まったく魅力的に思えなくて、ため息ばかり出てしまう。

男子も女子も確かにみんな可愛いですよ。
ヒロインを演じるぐらいだから、そりゃ特に可愛いです、唐田えりかちゃん。
だけど、学年一のモテ女というわりにはいつもひとりぼっち。
クールで近づきがたくたって、同性の友だちはそれなりにいてもいいでしょ。
彼女が学校で話す相手といえば、美術教師の柾木先生(小池徹平)のみ。
宿泊学習のときも彼女に話しかける人はいなくて、寂しすぎ。

美苑は父親を早くに亡くして母親は水商売、だからいつも家にひとりという設定。
借金取り役の荒川良々がちょっぴり笑わせてはくれるけど、
コメディにしてはほとんど笑えないんですよねぇ。つまらない。

定価で観たら暴れていたかもしれません(笑)。
これも『パーフェクトワールド 君といる奇跡』同様、
もっと若い世代の、もっと素直な人たちが鑑賞するのがよさそう。

発熱して倒れて自力で歩けない状態なのに、
先生にコクったあとはなんでそんなにシャキッとしてるねん、女子高生。
と、そんなところにまでツッコミ入れたくなってしまいました。

さて、ぼやくヒマもなく次へ。なんばから梅田へ移動します。

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