夜な夜なシネマ

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『スピード・スクワッド ひき逃げ専門捜査班』

2020年01月09日 | 映画(さ行)
『スピード・スクワッド ひき逃げ専門捜査班』(英題:Hit-and-Run Squad)
監督:ハン・ジュニ
出演:コン・ヒョジン,リュ・ジュンヨル,チョ・ジョンソク,ヨム・ジョンア,
   チョン・ヘジン,ソン・ソック,キー(SHINee),イ・ソンミン他
 
たいてい、全部アタリという幸せな年末になります。
去年の4本ハシゴも、1本目の『アイリッシュマン』当たり、
2本目の『2人のローマ教皇』も当たり、そして3本目の本作も大当たり。
めっちゃ面白かった。
 
F1レーサーで大物実業家チョン・ジェチョルが
警察署長に賄賂を贈ったらしいという疑惑があり、
それについて調べていたエリート女性警官ウン・シヨン。
しかし捜査は実らなかったばかりか、交通課に左遷されてしまう。
 
とんでもないところに飛ばされたものだと凹むシヨンだったが、
その人事は先輩警官ユン・ジヒョンの思惑あってのこと。
シヨンの異動先は未解決のひき逃げ事件を扱うひき逃げ専門捜査班で、
ジヒョンによればジェチョルを捕まえるチャンスがあるらしい。
 
ひき逃げ専門捜査班のオフィスは地下の窓もない部屋。
シヨンが出勤すると、そこにいるのは身重の妊婦課長ウ・ソニョンただ一人。
窓際に追いやられたお荷物部署としか思えなかったが、
ソニョンが「我が課のエース」と呼ぶソ・ミンジェと行動を共にしてみると、
並外れた洞察力を持っているうえに、車にもやたら詳しい様子。
 
そんななか、数カ月前に起きたひき逃げ事件の犯人について、
ジェチョルである可能性が浮上、色めき立つシヨンだったが……。
 
登場人物の個性が際立っていて、とても良いのです。
特にリュ・ジュンヨル演じるミンジェは、元暴走族のリーダー。
モサッとしている風なのに、腕をまくれば刺青だらけ、
喧嘩をすれば一網打尽、車のハンドル握ればかっ飛ばす。
そうとは見えないだけに、やるときゃやる姿がカッケー。
ミンジェが暴走族をやめて警官になった経緯がまた泣かせる。
 
チョ・ジョンソク演じるジョチェルは憎らしいことこのうえない。
お目目パッチリ、可愛いかしらんけど私の苦手なタイプで(笑)、
余計に憎たらしさを増しているという。
 
続編ありそうな感じです。
次作がこれより面白くなるとは思えないけれど、観に行っちゃうかも。
ほんと、めっちゃ面白かったんですから。

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